第35話 真プロローグ
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「―――――うっ……」
軽い頭痛と共に、わたしは目を覚ました。
ベッドの上で身を起こし、痛みを追い出すように頭を振る。
「……?」
なんだか、変な夢を見ていたような……。
………………………………。
夢……?
本当に……?
徐々に意識がはっきりしてくる。
それと同時に、記憶もまた鮮明になってきた。
ひたすら黒い世界を歩き続けたこと。
いくつもの記憶を通り過ぎたこと。
白い世界で誰かと出会ったこと。
星空の世界で『彼女』と対峙したこと。
覚えている。
はっきりと。
夢じゃ、ない。
「―――っ!!」
わたしはベッドから飛び起きると、窓際に駆け寄った。
ここはどうやら、宿屋の2階らしい。
木窓を押し上げて、外に首を出す。
そして、青い空の中央。
中天を見上げた。
「…………ああ…………」
これから、始められる。
ようやく、始められる。
ジャックを。
あの女の子から。
助け出すための―――
―――本当の、戦いを。
[浄化の太陽炸裂まで、残り約195時間]
TO BE CONTINUED TO
因果の魔王期・第2回:あなたがどれだけ汚れても




