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迷宮の王をめざして  作者: 健康な人
一章・鉄の王編
58/72

人物設定 主人公編

主人公側の人物設定です。


細かい所はあまり気にせず、こんな設定で書いたくらいの軽い気持ちで見てくれるとありがたいです。

 レクサス


 反応速度 並み

 頑丈さ  とても硬い


 能力 食う


 誰も気づいていないがレクサスの捕食は相手の生きる力を奪っている(意志のないものは単純に魔力まで分解して吸収)

 これは相手を強制的に怨霊に変えて己に取り込んでいるといのと同義。

 この能力のせいで死んだ時に自分自身を自分の骨に宿る怨霊に変えてしまっている。

 食われた相手は怨霊となりレクサスに取り込まれているため彼から離れることができなくなる。

 本編では描写されていないがレクサスに食われたものの怨霊は通常の怨霊のように生者が憎いという思いしか持たないものとは異なりある程度自由意志がありもう死にたくないという強い思いを持つ(主人公は生前と同じように自由意志がある)

 また食った相手の生きようとする思い、死にたくないといった未練といったものに反応して骨が硬くなる。

 これは食った相手が増えれば増えるほど増していくもので特に上限はないがこれだけ硬いのだからもう安心だと怨霊たちが思ったところが上限となる(怨霊の思いに反応して漏れ出た魔力がレクサスを硬くする)

 つまりピンチになればなるほど硬くなると思っていい。

 また相手の攻撃が届かないのも同じ原理でありレクサス自身が気づいていない攻撃でも怨霊が気づけばその攻撃に対して死にたくない、まだ生きたいという思いが反応しレクサスの捕食が反応している。

 またこの怨霊はレクサスが攻撃や防御する際に勝手にレクサスの有利に働くように動く。

 これもレクサスが死ねば自分たちも死ぬという思いからの行動である。

 身体能力の向上はこれぐらいあれば大丈夫という怨霊たちの気分で決まる。


 能力について・詳細

 主人公は一律して能力の事を『食う』と言っている。

 防御、攻撃に用いている怨霊は主人公に従う。

 怨霊はある程度勝手に戦う。

 能力の本質は怨霊(魔力)を溜め込む事で起こる体の硬質化、身体能力の強化。

 本来の『食う』能力は主人公の考えている通り食事(成長)の役割を持っている(本来の役割ではないが攻撃として使えば必殺)




 人物背景

 あくまでも元は一般人より少し強い程度の人物。

 そのため能力を抜かせば作中最も弱い。

 また強敵や地理などの知識がかけており特別な技術も持っていない。そのせいで周りの人物と会話がかみ合わない事が多くある。しかしそう言った事をあまり気にしない性格でもある。また力を持っている割には己の意思が無く、大きな流れに逆らおうとしない。

 己の意思がないというのは怨霊の意思に同調できると言うことである。それは時に長所であり時に短所である(怨霊の怒りに同調してしまうなど。ただし怨霊に乗っ取られるということは起こらない。怒りがどこから来るのかが理解できないだけ)

 また考えなしであるため何時まで経ってもなかなか成長しない






 アリエル


 反応速度 とても早い

 頑丈さ  とても柔らかい


 レクサスの相棒。

 実は意識が竜のままで体が小さくなっているため反応速度は異常ともいえるほどの早さがある。

 ただできることがほとんどないほどに弱体化しているため戦闘中はダンマリがほとんど。

 ほぼ使用していないが水魔法が使える。

 門という移動に役立つ魔術や契約といった高度な魔術が使える。

 さらに素の頑丈さは絶望的に低いのだがレクサスと相棒としての契約をしているためレクサスと同じ硬さを持っている(怨霊にレクサス=アリエルと認識されているため。守る対象にアリエルが入っているとも言える)

 要するに誰も気づいていないがすごく硬い。

 無頂の山に行くのを勧めたが特に行きたいというわけではない。

 長い封印生活の影響で基本的におもしろければ何でもいいという考えが根底にある。

 また竜としての誇りは失っておらず、己を下に見られることを嫌う。


 人物背景。

 レクサスという相棒を得たことで力(命)の吸収による成長が可能となる(本人は気付いていないがこの時点で水竜とは言えなくなっている)

 怨霊を吸収しているわけではないため成長速度は(レクサスと比べると)あまり早くない。それでも自然回復を待つよりは早い。また体が小さくなってしまったせいで自然回復で回復できる力の総量がかなり小さくなってしまっている(要するにレクサスと一緒でなければ弱い)

 本人の知識は豊富なのだが、その知識はあくまでも昔のものであるため役に立たない、または間違っているものも少なくない。


 水竜として

 水を自在に操る(水を使った魔術、魔法は全て使用可能)

 天候を操ることが可能。

 自分が作り出した水は目、あるいは触覚のような感覚器官として使える(それをレクサスに伝える事も可能)



 ジズド


 反応速度 並み

 頑丈さ  とても硬い


 レクサス愛用の鎧。

 基本的には知恵袋のような役割を果たしているが鎧というだけあってレクサス以上に硬い。

 また形状変化の魔法と陣魔法を使うことができるとても便利な鎧でもある。

 魔法を使う際にレクサスの魔力を使っているのだが疲れさえ見せないレクサスに内心かなり驚いている。

 ただこれはレクサスの魔力が高いのではなくレクサスが食った怨霊が魔力を分割して負担しているせい。

 100の魔力を使っても1000の怨霊がいれば怨霊一体の負担は1より少ない。そしてそれくらいの魔力の消費ならすぐに回復してしまう、これがからくり。

 また本人はうっすらと気付いているが鎧の素材が黒鉄ではなくなっている。

 凄まじい魔力のこもった高温の炎で焼かれそこに怨念と怨霊を吸ったためレクサスに近い特性を備えた。

 つまり火山竜に壊されない硬さを持つに至っている。

 実は硬さの上限がないレクサスの方が硬くなれる。

 本人は知らないが鎧はあくまでジズドという強力な怨霊の寄り代。

 なので破壊されても魔力さえあれば鎧は再生可能。

 多数の怨霊やが融合しているからなのか呪具としての役割を果たすと持ち主を殺しその持ち主の怨霊を己に取り込むという性質を持つ。


 人物背景

 様々な人格が混ざり合った存在であるため個人的な人物背景は存在しない。

 そのためこれと言った主義は無く、レクサスと言う強大な存在についていくことで本を読むような感覚で旅を楽しんでいる。

 様々な人格が混ざり合っているため様々な知識を持っているが、印象が強いものしか思い出すことができないためそこまで万能ではない。







 筆頭君


 反応速度 速い

 頑丈さ  硬い


 死者の都を統治する筆頭死霊兵。

 本人の技量もなかなかのものだが素の能力がかなり高く並みの鬼族を上回る力と地竜よりやや柔らかいくらいの頑丈さを持つ。

 また死者の都のレクサスの力を持つ迷宮核から力を受けることでばらばらにされても浄化されてもすぐに再生するという反則臭い能力を持っている。

 死霊兵の中でもっともしっかりした意志があるのだがあくまで思うだけであるため主人公組には伝わらない。死霊兵には命令という形で伝えている。

 本来能力は持っていないが、命に対する理解が深いと言う本人の能力の高さゆえにレクサスの真似事のような事もできる(巨大な鎧の中の魂を見つけそれを取り出す事が出来るなどレクサスより優れている部分も多い)

 しかし彼の行える行動はレクサスが彼に意図せず与えていた『すべての悪霊への命令権を持つ』と言う、言ってしまえば最上位の命令権を持っている所から来ている。そのためどれだけ彼が優秀でもレクサスを超える事はできない。

 四腕の魔族と戦った時に見せた技は実際には怨霊を己に纏わせている。

 レクサスと違い体に取り込んでいないため永続的な強化ではない(だからと言って一日二日で効果が切れる物でもない)

 またレクサスよりも深く命を理解しているため、一つ一つの魂から引き出す力はレクサスのそれを上回る。ただしその戦い方は魂を酷使しているとも取れる。本気を出していないが故にスタミナ切れを起こさないレクサスの戦い方とは方向性が違うため一概に優れているとは言えない。

 また、レクサスはどの程度強化するかを自分で選択できないためどうしても強化にムラがあり、自分でも制御できない力を引き出してしまう事がある(それでレクサスが自傷することは無いが戦闘を上手く運べない事がある。筆頭君にはこう言ったデメリットは存在しない)

 レクサスが力で押すタイプだとすれば筆頭君は技で戦うタイプ。

 レクサスの能力と筆頭君の人格が合わさったならば手が付けられなくなると言う、馬鹿じゃない主人公ポジション。



 レクサスとの関係と人物背景


 筆頭君にとってレクサスは己に自我を与えてくれた恩人。

 それゆえに彼に絶対の忠誠を誓っている。

 生前は優秀な騎士であった。そのため武器の扱いに長ける。

 しかし人の限界を超えることはできず火山竜との戦いで命を落とす。

 また生前の知識から強敵は首を落とすことで確実に殺す事ができると言う、『人間が持つ』強敵の確実な殺し方を忠実になぞっている。





 死者の都の死霊兵(人間型)


 反応速度 並み

 頑丈さ  並み


 鍛えていない子供~鍛えた騎士程度までと戦闘力にばらつきが激しい。

 だが死なないという特性はあるため危険な相手。

 主人公の影響を受けており接触した相手から生命力を奪う能力を得ている。

 奪った生命力は死霊兵の大本である迷宮核へと送られる。




 死霊兵(地竜)


 反応速度 早い

 頑丈さ  硬い


 能力は生前の地竜と同じだが硬い外殻の代わりに死なないという特性を備えているため危険度ははるかに高い。




 死霊兵(飛竜)


 反応速度 並み

 頑丈さ  すごく硬い


 多数の怨霊が頭、腕、体、足、尻尾、翼とさまざまな部位をばらばらに動かしているため動きがおかしなことになっている。

 そのせいで反応できても攻撃を避けられないということがほとんど。

 しかし凄まじい硬さのため傷らしいものを負うことはほとんどない。

 また大きいという単純な強みを持っているため攻撃が始まれば被害が凄まじい。

 当然死なないという特性を持っており加えて多くの悪霊が入って動かしているため再生力が飛びぬけて高い。



 死霊兵(死霊竜)


 反応速度 並み

 頑丈さ  すごく硬い+すごく硬い


 ジズドにより形を整えられた飛竜の死霊兵。

 基本的なスペックは飛竜の死霊兵と変わらない。

 しかし押し固められた土の肉は硬い鎧となっており防御性能はかなりあがっている。

 また翼を取り戻した事で空を飛ぶ事ができるようになる(実際には竜としての力が少しだけ残っており、それを使って飛んでいる)





 死霊兵(鬼族)


 反応速度 早い

 頑丈さ  硬い


 鬼族の死霊兵。

 鬼族のころに持っていた再生力が強化された形になっているため通常の鬼族より危険。




 鬼族の王種(死霊兵)


 反応速度 すごく早い

 頑丈さ  硬い


 戦闘法は四腕の魔族と同じく徒手空拳。

 鬼族は唯力を振り回すだけで最強クラスであり、きちんと技能として戦闘法を確立している四腕の魔族とはまた違った強さを持つ。

 地面を踏み抜く脚力を持ち、腕を振り回すだけで死を撒き散らす腕力を持つ暴力の化身。

 また技能として徒手空拳を完成させていないだけで、弱点を突く、攻撃を当てる、身を守ると言った動物的な狩りの嗅覚は凄まじい。そこから来る己の身を守らない、やられる前にやれと言う特攻に近い戦闘法が彼の主な戦い方。

 力押しを好み、戦いに快楽を見る生粋の戦闘狂。勝利や敗北と言う結果ではなく、そこに至るまでの戦闘を楽しむため勝敗はどちらでもいい。しかし自分なりの主義は持っている。

 逃げる者には手を出さない(逃げようとしている相手を倒してもつまらないから)しかし逃げるのが罠であると判断した場合は追撃を加える(そういう手合いが罠を用いる事は戦いだと思っているから)

 戦っている者には手を出さない(一対複数でも手を出さない。それを含めて戦いだと思っているから。横槍を嫌うとも言える)



 人物背景とレクサスとの関係


 彼がレクサスに従う理由はその方が面白そうでしかも楽である。と言うもの。

 生きていれば生きるために制約が掛かる。

 それは食であり群れであり、ひいてはそういった物を手にいいれるため、群れの一部として『己を殺す』ことである(彼にとっては生きるとはそういう事)

 もっとも強いが故の『王種』であるため上に立つ者としての自覚と言う物が欠片もない。

 死した後、生前と変わらぬ自我を保ちながら勝手気ままに過ごすことができ、彼にとって最上の快楽である戦いを持ち込んでくれるレクサスは彼にとってとても都合のいい存在。

 動物的な強さを持つ彼は筆頭君の対極の存在でもある。




 死霊兵(石化の目を持つ蛇)


 反応速度 早い

 頑丈さ  なし(目のみ柔らかい)


 黒い霧のような体を持ち額に単眼のある大蛇。

 目は額にしかない。

 本体は目であり体は見せかけのもの。

 本体というのは本来の蛇の体は目のみという意味で目を破壊したから倒せるという意味ではない。

 怨霊が蛇の形に固まったものであるため何かに触れることも触れられることもできない。

 ゆえに地を這うように移動しているように見えるがずっと空を飛んでいる。

 体が怨霊であるおかげで目を閉じていても360度すべてを見ることができる。

 ただ石化の効果があるのは額の目のみ。

 石化と言われているがこれは石のように動かなくなってしまうのであって石になるのではない。

 実はこの石化だが動かなくなるのは体の表面的な部分だけである。

 ゆえに魔法に対して抵抗をほとんど持っていない存在ならずっと見ているだけで呼吸できなくなり死ぬ。

 筆頭君と行動を共にしている。




 鏡の悪魔


 反応速度 すごく早い

 頑丈さ  なし


 能力 魔力化

    憑依

    物質化


 本体は合わせ鏡にした時に現れるなにかであり鏡は己の姿を留めるための入れ物。

 姿は見たものと同じになるため定型の姿を持たない。

 ある夜ガラスと鏡で擬似的な合わせ鏡のようになってしまったせいで外に出てしまった。

 その時迷宮核の魔力を吸い魔力でできた体を得た。

 意識がある魔力そのもののような存在であり死者の都に存在する存在の中ではメディアを超えて最も死にやすい。

 ただ悪魔らしく多くの能力を持つ。

 体を魔力に変える魔力化。

 その魔力を意志のないものに入れることで己の体のように操ることのできる憑依。

 魔力を硬くすることで正真正銘の魔力の鎧や剣といったものを作ることのできる物質化の三つの能力を自在に操る。

 自らの魔力体を維持するための魔力を迷宮核から貰っているため迷宮核と擬似契約を結んだ。

 その後は主人公と契約を結び直し正式に部下になる。

 普段は鎧に宿っており憑依という能力のからくりを何も知らなければ鎧が一人で歩いているように見える。

 死者の都の配下の中で唯一一度の敗北が直接の死につながる可能性のある存在。

 しかし悪霊や怨霊でないため配下の中ではメディアと同じく光魔法が効かない。

 また本来の入れ物である鏡の性質を持っており相手の技を完全に真似ることができる。

 ただ相手が疲労するとその分だけ動きが鈍くなるため勝つことは難しい。

 必殺戦法は眠っている相手に憑依し後ろから味方を刺して自殺すること。

 魔力を散らされるという行為が致命傷になる。

 魔力を散らす行為はその場所で何かを振りまわす、その場所の魔力を使った魔術を使う、その場所を吹き飛ばす範囲か威力を持った魔術を使うなどがある。

 飛竜や巨人が暴れたらそれだけで簡単に死ぬ。


 人物背景

 性格的にアリエルに近く、生きる魔力を与えてくれた主人公(迷宮核)に恩義を感じている。

 目的はないが封印されたままと言うのは何となく嫌であった。




 死霊兵の特性



 普通怨霊や悪霊はその場に留まり続けるだけの未練があるものと、生きているものが羨ましい妬ましいという思いから生者を殺すものかに分かれる。

 ただそういった思いに体がついてこないのが普通の悪霊。

 生者を見るととりあえずは生者憎しの思いで襲いかかるのだがどうすれば相手が死ぬのかが分からない、襲いかかるだけで防御や回避は思考の中に存在しない、と凄まじく頭が悪い。

 だがレクサスに食われたものの怨霊は通常の怨霊のように生者が憎いというものとは異なりある程度自由意志を持つゆえに防御や回避をすることができ、どうすれば相手が死ぬのかが分かる。

 共通して死なない。

 そのからくりは死にたくないという思いとその思いをとどめるレクサスの捕食により成仏できないというもの。

 体を壊しても成仏できない怨霊が残っているため怨霊に引きずられる形で骨が集まり結果的に再生する。

 悪霊はそもそもが死にたくないという思いの塊でありそれを強制的に成仏させるのが光魔法である。

 だがその攻撃を受けても成仏させられないほどレクサスの捕食は強いため光魔法で浄化できない。

 死霊兵を倒すためにはレクサスを倒すか迷宮核を破壊するのが最も手早い。

 それ以外の方法では力押しが有効。

 レクサスが近くにいるとレクサスがため込んだ怨霊を吸い力を増す。

 迷宮核の近くでも同じ効果を得ることができる。



 人物?背景

 死霊兵(人型)全体に言えることだが、元は人間。

 怨霊の中でも長い時間を『死にたくない』と言う思いで過ごしてきた生粋の『生き汚さ』を持っている集団でもある。

 基本的に死ななければ何でも良いが、自由意志を与えてくれた主人公は彼らにとって恩人のような存在。そしてそれと同時に、主人公が死ねば『この考え』自体がなくなってしまうと言う事もよく理解している。




 死者の都の迷宮核(最初の洞窟の核)


 レクサスの捕食により怨霊となったものが宿った怨霊と魔力の塊。

 死者の都に死霊兵を作るための陣魔法の効果が消えないように魔力供給源として迷宮核を設置したがそれにより正式に死者の都が迷宮化した。

 長くレクサスが所持していたせいで怨霊とレクサスの力を取りこんでいたのだが死者の都で大量に死霊兵を作ったことがきっかけで部分的にレクサスの能力を得、結果的に死者たちの核となっている。

 どうすれば相手が死ぬのかを怨霊に教えているのはこいつ。

 死者の都の悪霊がよみがえるのもこいつのせい。

 

 人物?背景

 特殊な生まれであるため『自分』と言うものについて考えている。

 それゆえにレクサスの知らない所で様々な行動を起こしている。

 死者の都の実質的な支配者。

 怨霊の塊である自分について考え続ける内に命への理解を深めていく。

 命への理解が深まるにつれ魂の損傷を回復させる事が可能になる。物理的な損傷ではなく魂(命)と言う見えないものを直すその技は、魂が本体である怨霊、悪霊であれば完全回復させることが可能。

 命を補充するとも言えるこれはこの世界における『不死』の秘術である。



 命への理解とは

 命とは生きるための力である。生きるための力とは目に見えない活力であり、それは誰しもが持っているものである。

 この話では、命=生命力=魔力はほぼイコールとする。

 またその三つ全てを備えたものを魂とする。


 命への理解が深いということは、命(生きる力)から引き出す事の出来る生命力(魔力)が強いということであり、ひいてはそれに関連深い魔力(命)を多く持っている(保持している)と言うこと。

 魔力を研究した先にあるのは死者蘇生であり、肉体を鍛える事とは魔力の強化に繋がり、命を知る事はそれらの繋がりを知ることになる(この世界の修行・知識を蓄えるなどの行動はすべてこれに行き着く)

『知る事』が重要であり、レクサスのように力だけを持っていても理解したとは言えない。




 封印について

 己より強い者を封じる時によく用いられる術。

 用いる場合は用いる相手に応じて特効性を変えるため、一概にこうだと言った形は無い。


 封印結界

 対象の魂(命)と肉体を結界の中で徐々に溶かし、封印のエネルギー源にする術式。

 性質上、封印した後は放って置くだけで対象を殺す事が可能。また漏れ出す魔力を用いる事が出来るため人柱のように使用する事が可能。

 アリエルに用いられた。


 拘束結界

 対象の肉体を自分の魔力で縛るだけ術式。

 封印術式の簡易版。







 メディア


 反応速度 遅い(早い)

 頑丈さ  柔らかい(並み)


 氷結世界の氷の女王。

 氷結世界でのみ氷結世界という【場】にある魔力を自在に操ることができる。

 また【場】では反応速度が上がり頑丈になる。

 再生速度も速く一撃で殺されなければ数分でほぼ全快する。

 魔力の精密操作が得意。

 外の世界に憧れていたが自分の世界から出ることで己が弱体化することが分かっていたため出ることができなかった。

 戦闘技術がほぼ無い。

 できる事は広域をなぎ払う範囲攻撃、擬似的な命を作り出す生命創造。そのため一定以上の強さを持つ存在と戦えば勝つ事は難しい。しかし戦闘ではあまり役に立たないが知識はある。


 人物背景

 知り合いはそれなりに居るが付き合いは殆ど無い。

 レクサスの事はよく分からない人物であると思いながらも強者であることは認めている。

 恐ろしい技(知識があればあるほどそう見える)を使うレクサスを危険な存在ではないかと疑っていたが、時間が経つにつれてその思いはなくなっていった。

 しかし考えの一貫しないレクサスを近くで見ているため、力は強いがよく分からない人物であると言う思いは持ち続けている。

 スイが来てからは彼女と仲良くなる。





 スイ


 大地の裂け目に住み着いていた最後の水精。

 片言で話すが知能は高い。

 身に宿す魔力は強いが戦闘技術は存在しない。要するにメディアと同じタイプ。

 結界術に秀でており、細かな物から大掛かりな物まで大抵の事はこなせる。また何故結界が破壊されたのかを瞬時に理解しその対策を組み立てるなど口調に反して頭の回転は速い。

 アリエルの実力を瞬時に理解し己では勝てない事を悟るなど、見識深くあまり好戦的な性格ではない。

 水妖は水精になり、力を集める事で大水精と言う自然の一部へとなることが出来る。

 水妖は水精に祝福を貰う代わりに魔力を渡し、水精は水妖に祝福与える代わりに魔力を得る。

 大水精は水その物。水精はすべてがそこを目指しており、それは言ってしまえば自然の一部へと帰ることを目的としているとも言える。



 人物背景

 古くから大地の裂け目に住む存在。言ってしまえば引きこもり。

 配下である水妖を持っていないが彼女自身持とうと思ったことも無い。

 流れる水を眺めるのが好きであり、それさえあれば本人は満足している。そのため大水精になることに頓着していない稀有な存在であった。

 己に会うことが出来ないと言う空間的な防御に秀で、それでいて上を目指さない。加えて本人自身が穏やかな性格であり動かなくとも欲求を満たす事ができる。その全てを備えているからこそ争いに巻き込まれること無く生き残る事ができた。

 レクサス(と言うよりはアリエル)を恐れていたが、メディアと話しているうちにその考えは次第になくなっていく。




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