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万華鏡

   58.万華鏡



 子どもの時分に、お婆ちゃんちの古い倉から万華鏡を見つけ出した事があった。


 覗くとそこに色鮮やかで幾何学的な模様が映し出された。僕がくるくると筒を回すのに合わせてそれは形を変えていく。


 暗い倉の中で一人、夢中になって万華鏡を回していると、その幾何学的な模様がある時思いもよらぬ形となった。




 目。


 バラバラに動いていた模様たちは、ある時一つの集合体となり、筒を覗く僕を反対から覗いているかの様な大きな瞳を映し出した。


 唖然としてそれをしばらく眺めていると、その瞳はパチリと瞬きをしたのだ。筒を回してもいないのに。


 僕はその万華鏡を投げ出して母屋のお母さんの所にまで逃げ帰った。


 以来、万華鏡が怖くて覗けなくなった。


 あの時の様に、また何者かの目に見返される事を想像してしまうからだ。

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【実話怪談を収集しています。心霊、呪い、呪物、妖怪、宇宙人、神、伝承、因習、説明の付かない不思議な体験など、お心当たりある方は「X」のDMから「渦目のらりく」までお気軽にご連絡下さい】 *採用されたお話は物語としての体裁を整えてから投稿致します。怪談師としても活動しているので、YouTubeやイベントなどでもお話させて頂く事もあるかと思います。 どうにもならない呪物なども承ります。またその際は呪物に関するエピソードをお聞かせ下さい。 尚著作権等はこちらに帰属するものとして了承出来る方のみお問い合わせよろしくお願いします。
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