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冒険に、ついてこないでお母さん! 〜 超過保護な最強ドラゴンに育てられた息子、母親同伴で冒険者になる  作者: 茨木野
11章「最終決戦編」

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167.エルフ、メデューサと対峙する【後編】



「う、うう……。こ、ここは……? わたしは、いったい……?」


 チェキータは目を覚ます。


 彼女はベッドに寝かされていた。


 ずきっ、と体が痛む。


「……ここはカルマの家」


「ルトラちゃん……」


 ベッド脇に座っていたのは、人狼ウェアウルフの少女ルトラだ。

 

 リュージの冒険者仲間であり、彼女はメデューサの実験体。


 つまりあの女の手で人造に作られた存在なのだ。


「……よかった、気づいて。けどまだケガがひどいから、動いちゃだめ」


「わたしは……どうして? あの蛇に殺されたんじゃ……?」


「……わたしが助けた。わたし、オオカミに変化できるから、潰される寸前にあなたを助けたの」


 チェキータは、間一髪のところを、この少女に救われたようだった。


「いったい……どうして?」


「……前に、助けてもらったことあるから」


 以前、ルトラはメデューサの命令で、リュージを陥れるべく彼に近づいた。


 その際に、ルトラはチェキータから救われ、そしてメデューサからの支配を解放してあげたといういきさつがある。


「ありがとう。ルトラちゃん。助かったわ」


「……気にしないで。借りを返しただけ。それで、リュージは?」


 ぎり……とチェキータが歯がみする。


「メデューサに……捕らわれたわ」


「……だって、カルマ」


 ガチャっ、とドアが開く。


 そこにいたのは、黒髪の美女、カルマアビスだ。


「カルマ……」


 カルマは無言で、チェキータに近づいてくる。


「もう少し、話を詳しく、聞かせてください」

 

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