衝突にはご用心
更新遅くなりましたが、つづきをどうぞ!
?「ふむ、この辺りならば問題なかろう。」
私はぶつかってしまった相手に連れられ人目のつかない場所へとやって来た。
「・・・・(付いて来てしまったけれど、こんな所で一体何を・・・もしかして。)」
〜〜〜〜〜〜〜
「あの、この様な場所でなにを・・・。」
?「決まっているじゃろ、慰謝料の話じゃよ。慰・謝・料。」
「慰謝料・・・ですか。」
?「先ほどは往来の手前、ああ言ったが少々痛むんじゃよ腕の辺りがの。」
「はぁ・・・。」
?「じゃからの、ほれ。さっさと出せ。」
「出すって、何を。」
?「治療費に決まっておるだろう。こっちは、主のせいで腕を痛めたんじゃからな。」
「あの、今あまりお金持ってないんですけど。」
?「そうか・・・。ならば、仕方がないのう。」
「(たっ、助かった〜。)」
?「身体で、払ってもらおうか。」
「!?」
?「何をしておる、早う付いて来ぬか。あくするんじゃよ。」
〜〜〜〜〜
「(なんて事になったりして・・・)」
?「これ、聞いておるのか?」
ぽんっ
「ひぃぃぃ!!ごめんなさい!ごめんなさい!今私お金持ってなくて、でも必ず慰謝料は払いますので身売りだけはご勘弁を〜!!」
?「これこれ、何を誤解しておる。別に儂はお主を売ったりはせぬぞ?」
「ふぇ?」
?「別に儂は金目当てで、お主を呼んだワケでは無い。お主、例の外から来た神なのじゃろう?」
「えっと、あの、はい。」
?「そんなに警戒するでない。儂の名は二ツ岩マミゾウ、只の化け狸じゃ。」
「そっ、その狸さんがこんな所に呼び出して何の用でしょうか。」
マミゾウ「博麗の巫女殿から聞いたんじゃが、お主の能力を貸して貰いたいのじゃ。」
「へ?」




