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東方天照記  作者:
80/91

出発!守矢神社!!

あ~た~らしい朝が来た~希望の朝が~♪


「ふわぁ~……良く寝た。」


神奈子「Zzz……Zzz…。」


諏訪子「…Zzz……Zzz…Zzz。」


早苗「………Zzz…Zzz。」


「……起こさないように…っと。」


…………


ガラガラガラ


「ん~!山の上だと朝は涼しいなぁ~。」


ケロッケロッ


「ん?」


ケロッ


「おはよう、蛙くん。」


ケロッ


ケロッケロッ


ケロッケロッケロッ


「たくさん出てきた。………そうだ、餌をあげよう。」


ゴトッ


「おっ、いたいた。ミミズがたくさん。」


ケロケロッ


「はい、ご飯ですよ~。」


ケロッケロッ


ケロ~ッ


「蛙もなかなか可愛いなぁ。」


………


ぐぅ~


「お腹空いた……。でも、早苗さんはまだ寝てるし……水飲んで寝よう。」


………


早苗「天照様、天照様。」


「ん~?」


早苗「お食事の準備が出来ましたよ。」


「わかった…今行くよ……。」


諏訪子「おはよう、天照。」


「うん…‥おはよう諏訪子。」


神奈子「食べる前に顔洗ってきな。すごい顔だよ、アンタ。」


「うん。」


………


ザバーッ


バシャ


「くぅ~っ。よしっ!」


………


「すっきりしたよ。」


神奈子「よしっ、それじゃ飯にしようか。」


諏訪子「頂きま~す。」


「頂きます。」


早苗「頂きます。」


…………


「ご馳走様でした。」


神奈子「ご馳走様。」


諏訪子「ご馳走様でした。」


早苗「はい、お粗末様でした。」


神奈子「天照、アンタこの後はどうするんだい?」


「そうだね。にとりの所に行ってみるよ。用事を済ませなきゃいけないから。」


諏訪子「場所とか分かる?あの辺りは結構入り組んでるから、大変だよ?」


「大丈夫、なんとかなるって。いざとなったら、誰かに聞けば良いんだし。」


早苗「聞くって誰に聞かれるんです?」


「雛とか、華扇ちゃんとか。前に行ったことあるから場所は覚えてる。」


諏訪子「ちゃんと教えてもらえる?」


「大丈夫…‥多分。」


…………


「それじゃあ、私そろそろ行くね。」


早苗「下までお見送りに。」


「別に大丈夫だよ。また近い内に来るからさ。二人と久しぶりに話せて楽しかったよ。」


神奈子「いつでも待ってるから、好きなときに来るといいさ。」


諏訪子「気をつけて行きなよ?荒っぽいなヤツも結構いるからさ、この山。」


「うん。では、諸君さらばだ!」



シュタタタ!



早苗「行ってしまわれましたね。」


神奈子「あぁ、そうだな。」


諏訪子「行ってしまったわ…円環の理に導かれて……。」


早苗「諏訪子様……。」


神奈子「……。」


諏訪子「……。」


早苗「今、そんなこと言う空気じゃないんですけど。」


諏訪子「……てへっ☆」ケロッ☆


…………


「迷った……!」





                    つづく






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