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東方天照記  作者:
79/91

なんなんだコレはぁ!?

早苗「神奈子様、諏訪子様お先にお風呂頂きました。」


「ふぅ~♪さっぱりした~♪」


神奈子「なんだ、一緒に入ったのかい。」


諏訪子「私が一緒に入りたかったのに~。」


神奈子「はいはい。それじゃあ諏訪子、先に入っちまいな。」


諏訪子「わかったよ。じゃあお先に。」


………


かぽーん!


諏訪子「ふぅ♪極楽極楽ってね~。」


………


神奈子「ダウト。」


ペラッ


「残念でした。」


神奈子「くそっ。また私がビリか。」


早苗「大丈夫ですよ、神奈子様。次は勝てますよ。」


神奈子「私の味方は早苗だけだよ。」


………


諏訪子「上がったよ~。神奈子~。」


神奈子「はいよ~。じゃあ行ってくるよ。」


早苗「はい、ごゆっくりどうぞ。」


「ごゆっくり~。」


………


諏訪子「おっ、トランプやってたの?」


「うん。ダウトだけど、諏訪子もやる?」


諏訪子「よしっ、勝負だよ。」


早苗「私、飲み物取って来ますね。」


………


かぽーん……


神奈子「………ぬるい。」


………


「ダウトッ!」


諏訪子「けろけろ♪残念~♪」


ペラッ


「ちくせう!」


早苗「お待たせしました。麦茶でよろしかったですか?」


諏訪子「ありがとう、早苗。」


「頂くね、早苗さん。」


………


「さて、次は何して遊ぶ?」


諏訪子「トランプはもう良いよ。」


早苗「それでは、双六なんてどうでしょう?」


「双六かぁ。やろうやろう。」


早苗「では持って来ますね。」


………


神奈子「……上がったよ。」


「どしたの?神奈子?」


神奈子「流石に最後だと湯がぬるくてな。」


「追い焚きすれば良かったのに。」


諏訪子「ウチの風呂にそんな機能無いよ。」


神奈子「二人だけか?早苗の姿が見えないが。」


諏訪子「早苗なら、双六を取りに行ってるよ。」


神奈子「双六?」


「うん、丁度良いから四人でやろうよ。」


早苗「有りましたよ~。」


………


諏訪子「3進むっと。ありゃ、一回休みだ。」


神奈子「私の番だな。そりゃ。」コロコロ


5


神奈子「5進む。なんだ、私も一回休みじゃないか。」


「と言うか、この双六休みのマスが多くない?」


早苗「そう言われればそうですね。私もさっきまで一回休みでしたし。」


「早苗さん、この双六どこで手に入れたの。」


早苗「先日、永遠亭に行った時に永淋先生から頂いたんですが。」


「……。」


神奈子「まっ、まぁ双六って事に変わり無いんだし続けようか。」


諏訪子「そうそう!ちょっと休みが多いだけだし、それ以外は普通だし。」


「……じゃあ続けようか。」


………2時間経過


諏訪子「ゴール……やっと終わったね。」


「後半ほとんど休みだったね。」


早苗「双六のタイトル通り輝夜さんが作ったのでしょうか?」


「だとしたら……今度とっちめてやる。」


神奈子「ん?もうこんな時間か。」


諏訪子「それじゃあそろそろ寝ようか。」


早苗「そうですね。私、布団の準備してきますね。」


「私も手伝う~。」


…………


「神奈子~諏訪子~準備できたよ~。」


神奈子「わかった。今行くよ~。」


…………


諏訪子「ねぇ、天照。」


「なに?」


諏訪子「どうして一つの部屋に布団が4つもあるのさ。」


「早苗さんが別の部屋で寝るより皆で寝た方が良いって言うから。」


早苗「お二人とも、その方が良いかと思いまして。」


神奈子「まぁ、どこでも寝れば同じさ。」


諏訪子「まぁ、それもそうか。」


「じゃあ寝ようか。」












                    つづく

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