会議!
妖夢「着きましたよ。ここが、慧音さんの御自宅です。」
「ここがあの慧音のハウスね!」
妖夢「すみませーん。慧音さーん。」
ガラッ
妖夢「おはようございます。」
慧音「おはよう、もう皆来ているぞ。おや?」
「おはよう、慧音。」
慧音「おはよう。天照も来たのか。」
「うん、そこで妖夢に会ってね。話し合いがあるって聞いて、興味があったから。迷惑かな?」
慧音「問題は無いさ。それじゃあ、入ってくれ。」
妖夢「お邪魔します。」
「おっ邪魔しまーす。」
……………
魔理沙「おっ、妖夢が来たな。」
妖夢「すみません、遅くなってしまって。」
早苗「大丈夫ですよ、時間はたくさんありますから。」
妹紅「ん?その後ろの小さいのは何だ?」
「私だよ、妹紅!」
魔理沙「天照も来たのか。」
早苗・妹紅「えぇぇぇぇ!これが天照(様)!?」
妖夢「あれ?お二人とも知らなかったんですか?」
早苗「そりゃあそうですよ!あの宴会以来、会っていませんから!」
妹紅「私もだ!と言うか、慧音!知っていたなら教えてくれてよ!」
慧音「いやぁ、なんと言うかどう説明して良いか分からなくてな(天照を独り占めしたかったから言わなかった、なんて言えないな)。」
「まぁ、この姿は一時的なモノだから元に戻るけどね。」
妹紅「そっ、そうなのか(かっ、可愛い)。」
早苗「早く戻れると良いですね(連れて帰りたい)。」
魔理沙「なんでも良いからさっさと始めようぜ。」
妖夢「そっ、そうですね。」
「それで、何の話し合いなの?」
慧音「あぁ、それはな……。」
…………
「ヒーローショー?」
慧音「秋の豊穣祭でやっているんだ。」
「豊穣祭?」
早苗「豊作と秋の神様に感謝を込めて行うお祭りなんですよ。」
妹紅「そこで、子供たちの為にって始めたら、これがけっこう好評でな。」
魔理沙「今回で3回目なんだぜ。」
妖夢「ちなみに、妹紅さんがレッド、魔理沙さんはイエロー、早苗さんはグリーン、私はホワイトです。」
慧音「私は司令官の役だ。」
「へぇ~。面白そうだね、私もやりたい。」
早苗「天照様も、ですか?」
「アクションには自信あるよ!」シュシュ!
妹紅「どうかな、慧音。」
慧音「まぁ、追加戦士枠で入れれば問題無いだろう。」
「それじゃあ、良いの!?」
慧音「断る理由も無いからな。それに人数的にもちょうど良い。」
魔理沙「これで、5人になるな。楽しみだぜ。」
「やったー!」
妖夢「それじゃあ、このことをにとりさんに伝えないと。」
「にとりに?」
早苗「はい。にとりさんは道具の担当なんです。変身アイテムとか武器とか。」
妖夢「にとりさんの得意分野ですからね。」
「ほほぅ。」
妹紅「前回の爆発はすごかったなぁ。」
「爆発!?」
慧音「演出担当も兼ねているんだよ。」
魔理沙「今回も派手にいきたいな。」
妖夢「でも、あまり大きすぎると客席の方に被害が。」
早苗「その点はご心配なく!今回から客席には結界を施すので大丈夫です。」
「なっ、なんと…………。」
慧音「それじゃあ、そろそろ本題に入るぞ。」
こうして、ヒーローショーの話し合いは滞りなく進んだ。
つづく




