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東方天照記  作者:
69/91

里へ行こう

「さてと」ガタッ


レミリア「あら、もう行くの?」


「うん、これ以上長居するのも悪いから。」


フラン「えー!もう少し遊ぼーよ!」


「ごめんね、フラン。また近いうちに来るから、その時に遊ぼう?ね?」


フラン「本当?」


「約束するよ。」


フラン「それじゃあ約束だからね!」


「うん。」


レミリア「美鈴、咲夜。」


美鈴・咲夜「はい、お嬢様。」


レミリア「お客様をお見送りしなさい。」


美鈴「分かりました。」


咲夜「では、天照様こちらへ。」


「あっ、ちょっと待って。パチュリー。」タタタッ


パチュリー「何かしら、天照。」


「これ、持ってて。」


パチュリー「これは?」


「天照スイッチさ。もし、魔理沙が本を盗みに来た時はそのスイッチを押して。すぐに飛んで行くから。」


パチュリー「そう、ありがとう。」


「それじゃあ。」


パチュリー「えぇ、また今度。」


「それじゃあレミリア、フランまたね。」


レミリア「えぇ。」


フラン「またね~。」


…………


咲夜「それでは、天照様。」


美鈴「我々はここで。」


「二人とも、ありがと。ごめんね、今日は。」


美鈴「そんな事ありませんよ。」


咲夜「こちらこそ、すみませんでした。」


「次は普通に来るから、その時はよろしくね。」


咲夜「はい、また何時でもおこしください。」


「じゃあね~!」


…………


「さてと行くかな。でも、その前に狼のモード!」


カッ!


「わぉぉーーーん!(行くぞー!)」


………………


「わふぅ(着いたぁ)。」


カッ!


「来たのは良いけど、特に用事が無いんだよねぇ。……まぁ、適当にフラフラするかな。」


……………


「ふんふふ~ん♪」


あら、アマテラスちゃん。


「あっ、こんにちは。」


アマテラスちゃん、今お腹減ってない?


「減ってるけど、どうして?」  


ちょっと店の方でコロッケを揚げ過ぎちゃってねぇ。良かったら、どう?


「良いの?食べる食べる!」


よしっ。じゃあ、ちょっと待っててね。


…………


はい、どうぞ。


「いただきます!」パクッ


どうかしら?


「おいひぃ~♪(美味しい~)」


それは良かったわ。


「あっ、他のもある?買っていくよ。」


あら、ありがと♪それじゃあオマケしちゃうわね。


「わーい!」


…………


それじゃあ、また寄って頂戴ね。ありがとうございました~。


「さてと、ご飯も買ったし……あっ!……今日寝床どうしよう……。……あれ、あれって。」


………


?「今日の分はこれくらいでどうかしら?」


えぇ、充分よ。いつも悪いわね。


?「別に構わないわ。」


幽香さーん!


幽香「あら、天照。」


ありゃ、アマちゃんいらっしゃい。


「こんにちは。珍しいね、幽香さんが里の方にいるなんて。」


幽香「花を売りに来たのよ、その方が私の花を里の人間に見てもらえるから。」


「へー。」


幽香「ところで、天照。」


「ん?」


幽香「貴女、小さくなった?」


「へ?」


幽香「前に会った時はもう少し大きかったわよね?」


「えっと……それは……。」


幽香「詳しく話を聞かせて貰おうかしら。行くわよ。」


「行くって、どこへ?」


幽香「私の家に決まってるでしょ。」


「ちょっ!いきなり過ぎぃ!」


幽香「それじゃあ花屋、また今度。」


えぇ、また頼むわよ。


幽香「分かったわ、それじゃあ。」


「ちょ!待って!引っ張らないでー!イヤーっ!」


あらあら、アマちゃん大丈夫かしらね~。







                     つづく

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