里へ行こう
「さてと」ガタッ
レミリア「あら、もう行くの?」
「うん、これ以上長居するのも悪いから。」
フラン「えー!もう少し遊ぼーよ!」
「ごめんね、フラン。また近いうちに来るから、その時に遊ぼう?ね?」
フラン「本当?」
「約束するよ。」
フラン「それじゃあ約束だからね!」
「うん。」
レミリア「美鈴、咲夜。」
美鈴・咲夜「はい、お嬢様。」
レミリア「お客様をお見送りしなさい。」
美鈴「分かりました。」
咲夜「では、天照様こちらへ。」
「あっ、ちょっと待って。パチュリー。」タタタッ
パチュリー「何かしら、天照。」
「これ、持ってて。」
パチュリー「これは?」
「天照スイッチさ。もし、魔理沙が本を盗みに来た時はそのスイッチを押して。すぐに飛んで行くから。」
パチュリー「そう、ありがとう。」
「それじゃあ。」
パチュリー「えぇ、また今度。」
「それじゃあレミリア、フランまたね。」
レミリア「えぇ。」
フラン「またね~。」
…………
咲夜「それでは、天照様。」
美鈴「我々はここで。」
「二人とも、ありがと。ごめんね、今日は。」
美鈴「そんな事ありませんよ。」
咲夜「こちらこそ、すみませんでした。」
「次は普通に来るから、その時はよろしくね。」
咲夜「はい、また何時でもおこしください。」
「じゃあね~!」
…………
「さてと行くかな。でも、その前に狼のモード!」
カッ!
「わぉぉーーーん!(行くぞー!)」
………………
「わふぅ(着いたぁ)。」
カッ!
「来たのは良いけど、特に用事が無いんだよねぇ。……まぁ、適当にフラフラするかな。」
……………
「ふんふふ~ん♪」
あら、アマテラスちゃん。
「あっ、こんにちは。」
アマテラスちゃん、今お腹減ってない?
「減ってるけど、どうして?」
ちょっと店の方でコロッケを揚げ過ぎちゃってねぇ。良かったら、どう?
「良いの?食べる食べる!」
よしっ。じゃあ、ちょっと待っててね。
…………
はい、どうぞ。
「いただきます!」パクッ
どうかしら?
「おいひぃ~♪(美味しい~)」
それは良かったわ。
「あっ、他のもある?買っていくよ。」
あら、ありがと♪それじゃあオマケしちゃうわね。
「わーい!」
…………
それじゃあ、また寄って頂戴ね。ありがとうございました~。
「さてと、ご飯も買ったし……あっ!……今日寝床どうしよう……。……あれ、あれって。」
………
?「今日の分はこれくらいでどうかしら?」
えぇ、充分よ。いつも悪いわね。
?「別に構わないわ。」
幽香さーん!
幽香「あら、天照。」
ありゃ、アマちゃんいらっしゃい。
「こんにちは。珍しいね、幽香さんが里の方にいるなんて。」
幽香「花を売りに来たのよ、その方が私の花を里の人間に見てもらえるから。」
「へー。」
幽香「ところで、天照。」
「ん?」
幽香「貴女、小さくなった?」
「へ?」
幽香「前に会った時はもう少し大きかったわよね?」
「えっと……それは……。」
幽香「詳しく話を聞かせて貰おうかしら。行くわよ。」
「行くって、どこへ?」
幽香「私の家に決まってるでしょ。」
「ちょっ!いきなり過ぎぃ!」
幽香「それじゃあ花屋、また今度。」
えぇ、また頼むわよ。
幽香「分かったわ、それじゃあ。」
「ちょ!待って!引っ張らないでー!イヤーっ!」
あらあら、アマちゃん大丈夫かしらね~。
つづく




