さぁ、食事の時間だ!
「ごめん!ごめん霊夢!」
霊夢「まったく、客を待たせておいて三人でいちゃついてるなんてどういうことよ。」
「ごめんってばぁ。」
………
アリス「天照、運ぶの手伝って。」
「え~。私つかれた~。魔理沙~おねが~い。」
魔理沙「私だって魔法使って疲れたぜ。」
アリス「さっさと手伝う!」バンッ!
「はっ、はい!」
魔理沙「了解だぜ!」
…………
「それじゃあ、どうぞ。」
アリス「召し上がれ。」
魔理沙「いただくぜ。」
霊夢「いただきます。」
………
アリス「うん、美味しい。」
魔理沙「美味いぜ!」
霊夢「イケるじゃない。」ガツガツガツ
「ふふっ…よほどお腹が空いてたのね。」
アリス「!?」
魔理沙「!?」ガタッ!
「?」
アリス「誰!?」
「ん?」
魔理沙「お前は誰だ!」
「あはは。おかしな事を聞くのね。私は天照、貴女たちの良く知る天照大神よ?」
アリス「嘘!天照は貴女みたいに背格好もそんなに高くない、それにあの子の髪は綺麗な白。そんな真っ黒では無いわ!」
「可愛いのに頭はあまり良くないのね。……良いかしらアリス……私は神よ?神の姿なんて誰にもわからないの、だから人は想像し創造するのよ神の『姿』を。もちろん、姿が変われば性格も変わる。気まぐれだったり、厳しかったり、優しかったり……。」
魔理沙「………。」
「まぁ、今の私は姿や性格は違うけれど貴女たちの知る天照大神に違いないからね。そういう事だから、これからもよろしくね♪」
「と言うことを考えたんだけど、どうかな?」
霊夢「没。」
魔理沙「没だな。」
アリス「没ね。」
「えー!良いじゃん!かっこいいじゃん!」
アリス「姿が変わるって言うのは良いけど。」
魔理沙「その後がなぁ。」
霊夢「gdgdな感じよね。」
「そうかなぁ。あっ、どうかなシチューの味の方は?」
霊夢「美味しいわね。」
魔理沙「私はもう少し具が大きい方が良いな。」
「今度作る時はもっと良い物を作るからね。」
霊夢「まぁ、楽しみにしとくわ。」
魔理沙「なんでも良いのか?」
「うん。あっ、今度は私が一人で作るからアリスも食べたいものとかあったら作るからね?」
アリス「えぇ、楽しみにしておくわ。」
…………
霊夢「ふぅ。結構食べたわね。」
魔理沙「満足だぜ。」
アリス「ご馳走さまでした。」
「美味い美味い。」パクパク
霊夢「天照、何を食べてるの?」
「キノコ。帰ってくる前に取ってきたの。」
アリス「変な色してるけど、大丈夫なの?」
「大丈夫大丈夫。」
魔理沙「天照、どんなキノコだ?」
「ん?これ。」
魔理沙「げっ!そのキノコは!」
アリス「毒キノコなの?」
魔理沙「毒とまでは言わないけど、食べたら厄介なキノコだぜ。」
霊夢「どう厄介なのよ?」
「美味い!」パクパク
魔理沙「ちょっと待っててくれ。」
…………少女捜索中
魔理沙「これたぜ。」
霊夢「なになに。」
ヨイドレダケ……毒レベル1
体にそれほど害は無いものの一度口に入ると、アルコール度数の高い酒を飲んだような感覚になる。
アリス「こんなキノコがあるのね。」
霊夢「さっきから凄い勢いで食べてるけど、本当に大丈夫?」
魔理沙「たっ、多分な。」
「美味~い!」
つづく




