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東方天照記  作者:
50/91

怪しい取り引き現場

輝夜「この奥の襖を開けば、永琳たちのいる部屋へ着くはずよ。」


「本当に大丈夫なの?こんな煙玉一個だけで?」


輝夜「輝夜ちゃん印の特製煙玉よ?信じなさい!万が一捕まった場合は知らないけど…。」


「おい!」


輝夜「ええい!さっさと行く!」ドンッ!


「のわぁ!おっとっと!」ガクッ


ズザーッ!


「いったーい!畳に顔擦った~!」


輝夜「しーっ!静かに!大声出すと辿り着く前にバレるわよ!」


「輝夜だけ、あんなに離れて…。これも兎さんの為だ、我慢しなきゃ!」


…………


「ここだ。少しくらいなら開けても大丈夫だよね。」スーッ


………


紫「それで、例のアレはできているの?」


永琳「一応、手元に2つ完成したものがあるわ。でも、実際に効くかはわからない。なにぶん、サンプルがいないものだから。」 


紫「庭にたくさんの兎がいるじゃない。」


永琳「あの兎たちは、てゐの言うことしか聞かないのよ。」


紫「ふ~ん。」


永琳「ところで、約束覚えてるわよね?」


紫「分かっているわ。その薬が私の要望通りなら、1日だけ天照を貸し出す。でしょ?」


永琳「えぇ。あの娘は興味深いわ…調べ甲斐がある。」


紫「そういう言い方、やめてくれる?あの娘は貴女の実験台じゃないわよ。」


永琳「分かっているわよ。言葉のあやよ。」


……


「なんだろう、良く聞こえないよ。」


?「………。」


「でもこれ以上開けると流石にバレるよね。」


?「ふんっ!」


ドカッ!


「ぐあっ!」


ドサッ!


「だっ、誰!?」


?「悪く思わないで。こうしなきゃ、私達は…。」


「あっ、貴女は……。」


ぱたっ。


………


?「あらあら。意外と早かったのね。さぁ、連れて行きなさい!」








                    つづく


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