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東方天照記  作者:
26/91

朝から騒がしい

チュンチュン


「んっ……もう朝かぁ。」


私はどうやら眠ってしまっていたみたいだ。おそらく、藍が布団に入れてくれたんだと思う。感謝しなければ。しかし……。


「どうして…ゆかりんが横にいるの。」


妖怪の賢者様は私の横で可愛らしい寝息をたてていらっしゃる。


「これが世に言う○○は俺の横で寝てるってやつかな。それにしても……。」


可愛いなぁちくしょう。


「夜は大変だったんだぞ、酔っぱらいめ。」ぷにっ


うわっ、柔らかいなほっぺた。


紫「んんっ……天照ぅ。」zzz


「私の夢でも見てるのかな?ふふっ。」


紫「ふふっ…そこは駄目よぉ。」zzz


「………こいつ。」


お仕置きが必要じゃないかな。


人差し指に力を込めて、紫の額にシューーッ!


「ていっ!」


ビシッ!


超エキサイティーーン!


紫「んんっ?あら、天照~。おはよー♪」


「おはよ、ゆかりん。いったい、どんな夢を見てたのかな?」にこにこ


紫「えっ?あっ……その……。」


「言いなさい。」


紫「天照に×××される夢。」


「……ていっ!」


ビシッ!


紫「痛~い!どうして叩くのよ~!」


「朝からなんて夢を見てるんだよ~!この淫乱妖怪!」


紫「夢なんだから良いじゃないの。」


「そういう問題じゃないの。まったく……やれやれだよ。よいしょっと……。」


紫「天照、どこへ行くの?」


「お風呂だよ。昨日、入らずに寝てしまったから体が気持ち悪くてね。藍が沸かしてくれてるはずだから。お風呂場、どこにあるの?」


紫「藍に聞けばすぐに分かると思うわ。


「分かったよ。じゃあ、入ってくるね?」


紫「えぇ。いってらっしゃい。」


そう言って、私は部屋を出た。しかし、私は気付かなかった。微かに紫が笑っていることに。



                    つづく



 



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