504.ひと休み中
お待たせ致しましたー
◆◇◆
満腹満腹。
「食べた〜……」
「ふゅぅ(食べたー)」
遊んだのもあるけど、たっくさん作って食べたりもしたのでちょっと疲れた。
クラウとパラソルで休んでいたら、元気な人達……主にエディオスさんとユティリウスさんとかは、まだ用意されていたスイカでバトル感覚のスイカ割りをし出した。
まあ、そのままもいいけど……スイカ食べ過ぎは利尿作用凄いのに、全然平気なんだよね? あの人達。
ご長寿だけど、若さが勝っているから全然へっちゃら? って感じ。女性陣はファルミアは無茶出来ないけど、他のお二人も疲れたから、パラソルの下で待機。
セヴィルさんやサイノスさんも、別のパラソルの下でのんびりしてます。
「相変わらず、底抜けの体力ねぇ?」
「フィーさんもいつのまにか」
神様だから疲れ知らずなのか。エディオスさんに変なアドバイスしてる感じだ。距離があるからその程度しかわかんないけど。
「んもぉ。この後イベントあるのに、疲れ過ぎてちゃダメよ?」
「イベント?」
「ちょっとしたね? 肝試しじゃないけど……この磯近くに綺麗な洞窟があるのよ」
ねぇ? とファルミアがサイノスさんに声を掛ければ、『ああ』と返事があった。
「奥に魔鉱石の採掘跡があるんだが。数十年前にまた出て来たんだ。エディの親父さんが、『ここを記念物』としようって手付かずになってんだ」
「行っても大丈夫なんです?」
「眺める程度なら大丈夫だ。神王家のプライベートビーチだからな? 関係者以外来れねぇよ」
「……おお」
それだったら、是非とも見てみたいなあ?
クラウの卵が保管してあった、洞窟とあの綺麗な石とどっちが凄いんだろう?
とりあえず、バトルスイカ割りはヒートアップしそうだったので……サイノスさんとセヴィルさんが魔術で成敗されました。
フィーさんは当然避けたけど……他のお二人は真っ黒焦げ焦げになりましたとさ。まる。
次回は日曜日〜




