表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第七章 繋がりは広がる
249/616

249.トルナコの食べ方-②

お待たせ致しましたー

 トルナコを少し分厚めにスライスして。


 薄力粉と卵。水を溶いて衣の部分を作ります。これに、スライスしたトルナコを優しく入れて、絡めたらフライヤーで衣がカリッとするまで揚げるだけ。



「味は塩のみです!!」

「サイソースじゃなくていいの??」

「余計に味がくどくなるので……ささ、お塩でどうぞ」

「うん!」



 本当はレモン塩で食べたいところだけど、リモニの乾燥したものはないから断念。お塩でも、ただの白いお塩じゃなくて、岩塩を使用するから大丈夫!!


 熱々なので、フォークで刺してからフィーさんはお塩ちょんちょんからのパクリ。



「!?」

「どーですか?」

「美味し……美味しいよ!? 生も美味しかったけど……もっとトロトロして、あとほくほくしてる?? 芋みたい」

「ふふ」



 芋ではないけど、アボカドは野菜よりフルーツの部類だからね? この世界での基準についてはわかんないんだけど。



「ん!?」

「外側がサクサク……トルナコはとろっと……フィー様がおっしゃるようにホクホクとしていますな? これは……美味だ」

「こう言う揚げ物には、リモニの絞り汁かけるとさっぱりしますよ??」

「なるほど!! 興味深いですな!?」



 さてさて、アボカドもといトルナコの消費について改めて認識してもらったとこで。僕が出来るのは、トルナコとヴィラカダのピッツァを作るとこ。


 試作用に、マヨネーズとトマトソースで一枚でハーフ&ハーフに。


 トルナコとヴィラカダの剥き身をこれでもかと載せて、あしらいにはブロッコリーを湯がいて小さくほぐしたのを載せるだけ。



「「おー!!?」」

「美しいですな?」

「食べてみてください!! 僕おすすめはオーラルソースです!!」

「「「では!!」」」



 三人が手を伸ばしてから、クラウ用にはトマトソースの方をくるくる巻いてから口に持っていってあげた。



「ふぁぁあ!」

「はい、どうぞ?」



 パクッと、ムグムグっと……そして、モキュモキュ食べて行く様子が大変可愛らしい。僕もマヨネーズの方を一枚パクッと。……予想以上にエビアボカドのマヨピッツァが出来上がっていました。まる。



「「美味し……!?」」

「ヴィラカダにマトゥラーもですが、オーラルソースもとは。これは、大変合いますな!!?」

「トルナコはサンドイッチにしても美味しいんですが、リモニ汁に軽く漬けないと色が悪くなるはずです」

「!?……なるほど。色をとめておく処置が」



 などと、マリウスさんもですがライガーさんも考え込んでしまい、お夕飯の時間が近くなるまで僕らはトルナコ料理を色々披露することになりました。

次回は木曜日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ