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夢のまにまに

人のぬくもりに安心を覚えながらも不安になる気持ち

ぼんやりと目を開ける

見慣れた古い天井


だけど


首筋のあたりで

やわらかい寝息が聞こえる


意外とひと肌が

心地よいことを知った


不思議な安心感と

かすかな不安


この腕の中で眠れるのは

いつまでだろう


何かが始まると

いつも決まって終わりを想像してしまう

悪い癖だと彼は笑って言ってくれる


永遠なんて重すぎる言葉はいらない

せめてきれいな思い出が残るくらいの

時間でいい


微睡が緩やかに穏やかに

体の奥まで届いてくる


夜が明ける音を聞きながら

もう一度眠りに落ちた

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