嘘つき

秋風に衣濡らして泣くよりも

醜くすがりついてみりゃいい

恋を終わらせるのは

結局自分なんだからさ

心に巣食う

その面影を消せないのに

恋したふりして泣いたって

無意味だってわかってる

愛しているといわれたい

愛しているといいたい

貴方に

それが叶わないと知っているから

何度も何度も恋をする

自分さえ裏切って

貴方を忘れたふりをして

何度も何度も嘘つきな恋をする

触れている体温

聞こえる鼓動

甘いささやき

貴方じゃない

誰かのもの

懲りずに今日も

嘘つきは恋をする