第52話 束の間の休息
『昨日、無事お生まれになりました。男児にございます』
ざくざくとスカートに鋏を入れていたクァドラーは、不意に蘇った声に手を止めた。
ほんの四日前に来たばかりの使者の言葉だ。
弟の妻が妊娠していたことすら知らせなかったくせに、喜べと言わんばかりにそう告げていった。
それが必然的にクァドラーの死期すら決定していることを、承知しているくせに。
『まぁ。おめでとうです』
クァドラーは、笑ってそう言祝いだ。それが、伯母からの訓示だったからだ。
『笑っていた方がいいわ。笑っても泣いても変わらないなら、笑っていた方が、ずっといい』
クァドラーの弟がもうすぐ七歳になるという時でさえ、伯母はそう言った。
毎月の使者が来て、薬を渡された時でさえ。
『……伯母さま。その紙、なぁに?』
『さぁ。何かしらね?』
小さな小瓶についていた、今思えば、あれは手紙だった。
薬を飲む時期に指定はない。だが、期限はある。次の来訪日まで――つまり一か月だ。
『伯母さま。まだ、死なないよね?』
『えぇ、勿論。あなたがいたから、私はここで生きることができたのだもの』
不安になったクァドラーの無遠慮な問いにも、伯母は笑って応えた。
『赤ん坊のあなたを見て、私、母親になりたいって思ったの』
『はは、おや?』
耳慣れない単語に、幼いクァドラーは首をこてんと傾けた。
この名もない屋敷の中では、家族に関する単語は禁句のように避けられていた。誰も両親のことを語りはしないし、弟の存在もまた、ないもののように暮らしてきた。
それもまた三十八番目の伯母のせいだと、今なら分かるけれど。
『あなたを育てられてよかった。あなたがいたから、私の汚いものが小さくなって、きれいなものが増えた。あなたのお陰で……私、人並みに生きることが出来た気がするわ』
『……わたし、伯母さまのこと、大好きよ』
本当は、クァドラーは伯母の言いたいことの半分も理解できていなかった。けれど同じだけの力で抱き締め返して、そう言った。
「死」が何かもまだ理解していないくせに、「死」という言葉にだけは、馴染みがあったから。
『おやすみなさい、伯母さま』
『おやすみ、クァド』
あと一月は、一緒にいられる。そのあとの不在と孤独を想像すらできていなかったくせに、そう思っていた。
だから、夜になってそれぞれの部屋に別れる時も、クァドラーはいつも通り手を振った。いつも通りに夜が明け、朝が訪れ、クァドラーは台所に向かった。
けれどその日、伯母はいなかった。
嫌な胸騒ぎがして、伯母の部屋に走った。
伯母は寝ていた。鉄格子が作る影をその上に伸ばして。
『……伯母さま? 朝よ?』
揺り起こす。寝起きが良いはずの伯母は、けれど少しも目を開けない。
病気かと、心配になって何度も呼びかけた。けれどやはり起きなくて、その顔を覗き込んだ。
そして気付いた。
枕元に転がる、空になった小瓶に。
そして皺深くなったその老いた眦に、薄っすらと白く残る幾筋もの涙の跡を。
『お、ば……』
小瓶の傍らには、薬とともに渡されたあの手紙もあった。読んだ形跡があって、クァドラーはカッと頭に血が上ってその手紙を握り潰していた。
この手紙のせいだ、と直感した。
この手紙を読んだせいで、伯母は死んだのだ。猶予はまだあと一月もあったのに、この手紙のせいで。
『ッ……!』
中に何が書かれてあるのか読もうと思って、けれど寸前でクァドラーは思いとどまった。伯母の私物を勝手に見てはいけないと思ったのではない。
もし酷い内容が書かれてあったら、きっとクァドラーはびりびりに破り捨ててしまうだろう。伯母の、数少ない私物なのに。
先代が死んだら、地下墓所の一番古い棺を開けて、そこに私物と共に埋葬するのが決まりだった。手順は聞いている。
副葬品は、死の神タナトスへの報せであり貢ぎ物でもある。少ないと、すぐに見つけてもらえず、輪廻が遅くなってしまうかもしれない。
クァドラーは、泣きながら手紙を入れた。中庭では観賞用の花を育てる余裕がないから、野菜の花を摘んで入れた。他には、伯母が使っていた櫛、服、肌掛け。昔にクァドラーが描いて、ずっと飾ってくれていた絵も入れた。半日ほどは、そうして伯母の遺体の傍で過ごした。
この屋敷には化粧品もない上、クァドラーには死に化粧という知識もなかったが、できる限り生前の伯母のようにしたくて、目尻の涙の痕を拭い、唇と髪には薄く香油を引き、綺麗な色の服から紐をとってきて、リボンも作った。
そうして棺を閉じると、最後に元々あったプレートを取って、小瓶とともに渡された真新しいものに入れ替える。
銘は伯母の生没年月と、三十八という数字だけ。
これで、この石棺が一番新しいものとなった。
それが終わると、今度は二番目に古い棺の清掃に取り掛かる。いずれ自分が入る、かつて誰かが入っていた棺の中身を、空にするために。
(あの手押し車を地下に持っていくのは、七年後だと思っていたのに)
弟には女児は生まれていないから、クァドラーを埋葬する者はいない。時が来れば自分で副葬品を見繕って、一緒に棺に入って、薬を飲んで、眠るように死ぬ。
決して三十七番目のように、死にたくないと足掻いて飢えに苦しんで野垂れ死に、何も知らずやってきた次代に骨を拾わせるような無様な真似はしたくはない。
そう、覚悟を決めたばかりだったのに。
こんなに早く、しかも賑やかな理由で使うことになるとは、嬉しい誤算だった。だから、少しだけ塞いでいた気持ちが軽やかになったのは本当なのだ。
レイという少女に、あんなに悲しい顔をさせるつもりではなかったのに。
こんなに笑顔で過ごすことも、そもそも他者と触れあうこと自体、もうクァドラーには望めないものだから。
「外に出る……かぁ」
考えたこともないことだった。伯母とも、そんな話は一切したことがない。そして実際、クァドラーには不可能なことだった。
けれど。
「彼女は、外に出られるのよね」
そして外に出られれば、彼女は神法が使える。神法でこの屋敷を壊してしまえば、きっと法術も無効になる。そうすれば。
「……出られる」
だが、そんなものは夢物語だ。希望も夢想も、辛いだけだ。
けれどもし、もし外に出られたのなら。
「……何を、しようかしら」
ぼうっと、思いを馳せる。手の中の鋏が、篝火の光を鈍く弾いて、何事かを囁きかけてくるようだった。
◆
翌朝、リォーの包帯を取り換えるために部屋に集まった面々は、窓の向こうに見える細く長い白煙を見上げていた。
「狼煙とはね」
「古風だな」
ヴァルとリォーが口々に呟く。
リォーは一晩寝たことで体力の回復が出来たのか、起き上がる分には問題ないようだった。寝台の上に胡坐をかいて、カーランシェとレイに包帯を取り換えてもらっている。
「だが一番早くて確実ではあるね」
「そして、この狼煙が見える範囲に、本邸があるってことだな」
毎月使者が来るということなら、クラスペダ山岳地帯でも、魔獣があまり出没しない地域ということのはずだ。加えて狼煙が確認できるということは、山中深くでもないとなる。
「帝国軍には見つかると思うか?」
「さぁね」
手当てを受けながら、リォーがヴァルに尋ねる。既にリォーの中では、相談相手はヴァルと決定しているらしい。異論はない。
「竜蜥蜴に喰われて死んだと思ってくれりゃ、後が楽なんだが」
「死体もないのに、諦めるとは思えないけどね」
丁寧に毛繕いをしながら、ヴァルが安直な楽観を否定する。レイもそう思っていたのだが、相手は職権濫用したとはいえ軍隊だ。そう簡単にはいかないだろ。
「まぁ、ネストルは根っからの軍人だから騙せても、リッテは信じないだろうな」
「法術の中にいる間は神法でも探せないだろうが、外へ出たらまたすぐに逃げるべきだろうね」
「また翼下避行の神法を使うか?」
「あんたが確実な場所に導いてくれるんなら、それもいいだろうけどね」
「確率は低いな……」
ヴァルの皮肉のこもった助言に、リォーが渋い顔で唸る。
そもそも神法には、研究自体を禁ずる禁法というものが幾つも存在する。倫理に悖るもの、災禍となるもの、人体に直接干渉するものなどがそうだ。治癒や避難のための空間転移はむしろ法科協会が認可した数少ない例外の方で、生命に関わらない場合の空間移動はやはり基本的に禁止されている。
その他にも若返りや昏睡、死者蘇生も禁止対象だし、天上の楽園を探すことや、神々自体を招聘することも禁忌にあたる。善と悪の神々や喜怒哀楽の神々に力を借りることもまた許されておらず、基礎神言集には一つも記載がない。
これらを研究するのは異端審問の対象で、発覚すれば法科協会を永久追放されることは免れず、全国的に指名手配までされるという。
結論からいえば、頑張って走って逃げる、くらいしか策はなかった。
それを踏まえた上でさらに二人は今後の作戦行動の議論を続けていたが、レイはクァドラーのことを考えて上の空だった。
クァドラーの笑顔を、何も感じないのだと考えたことさえ、侮辱的だと後悔していた。だというのに、レイは彼女に何もしてあげられない。
(使者が来たら、説得して……)
レイは、話し合えばどんなことも解決できると信じてきた。けれど現実はそう単純ではないと、帝国軍や善性種を前に嫌というほど味わった。
五百年も続けてきた酷い因習を、忽然と現れた小娘がやめてくれと言って、聞き入れてもらえるとも思えない。
(せめて何か、交渉できる材料がないと……)
相手が納得する代替案を出さなければならない。女性を屋敷に閉じ込めずとも、悪質な存在を惹き付けないと証明すること。あるいは、それが起きたとしても絶対に守れるという保証となる、何かを。
(例えば、聖砦で保護するとか……?)
だが守るべきは、強人種や魔王を魅了した女性の子孫だ。魔王が封印されているという聖砦との相性は、もしかしたら最悪かもしれない。
そもそも自分自身が厄介者なのに、更に面倒ごとを持って帰るなど、レイにできるとは思えない。
だがしなければ、クァドラーは死ぬだけだ。
(……とにかく、考えるのは後回しにして、クァドさんだけでも連れ出さなきゃ!)
それが一時凌ぎでしかないことを百も承知しながら、レイがそんな決断を下した時だった。
「王証は、一人で見付けたのかい?」
「!」
出し抜けにそんな問いが上がって、レイは思索から転げ戻った。
包帯を巻き終わって、カーランシェが古い包帯を捨てに行った隙を見てのことだった。
リォーが、真意を見極めようとするようにヴァルを見ている。
「……何故そんなことを聞く」
先程までの表面的な信頼も消して、リォーが問う。警戒するのも当然だった。
思えば、リォーは胸当ての中に王証を隠したと言っていたが、治療中も見かけなかった。また隠したのだろうか。
(ヴァルも、奪えばいいって、まだ思ってるのかな)
レイもまた、治療道具を木箱に仕舞いながら、二人のやり取りを固唾を飲んで見守る。
ヴァルはぱたり、と尻尾を振った。
「別に、大した意味はないさ」
「…………」
世間話で片付けるにはさすがに強引な話運びだった。絶対はぐらかされると思ったのだが、意外にもリォーは少しの間をおいて口を開いた。
「見付けたのは、一人だ。……師匠は、水中を探してみろとか、西に行ってみろとか、助言をくれたくらいだから」
「師匠? って皇家の関係者だったの?」
王証の存在は、プレブラント聖国でも王家の至宝として衆目の前に出すことは度々ある。だがそれは完全な姿の模造品だ。欠けていることは、極々一部の者しか知らない最重要機密だ。
それを助言とは、一体どんな存在なのかと思ったのだが。
「そんなわけない。師匠には、探し物があるとしか言ってない」
「そうなの? 占星師かなんか?」
占星師というのは、統計学や天文学を用いて様々なことを解き明かす職業だ。星を占べると、星で占べるのどちらが正しいのか分からないほどに古い、観測者の仕事である。
神法は使わないのだが、どちらも詳しくない者から見れば不思議を成すという点で、たまに一纏めにされたりもする。
「んなわけ……知らねぇ」
バツが悪そうに顔を背けられた。占星師は宮廷にもいるが、一般的には神法使いと同じくあまり大っぴらにする職業ではない。さもあらん。
一方のヴァルはというと、それで納得できたのかどうか。
「そうか」
と頷いただけだった。寄越せと言わず、レイは内心で安堵する。
「でも、なんで西とか水とか分かるの?」
「西ってのは、まだ行ってなかったからってのと、古い史跡が多いからだと思うが」
リォーが、包帯と傷の具合を確かめるように右肩を動かしながら答える。そういうば子供の頃から放浪癖があったというし、助言も何度ももらっていたのかもしれない。
「水の中にあるものは、神気でも魔気でも、ほとんど気配が消えるんだよ。水は、四元素の中でも最も密度が濃いからな」
「なーる!」
ヴァルの補足に、レイは目から鱗とばかりに納得した。
そこに、カーランシェがひょっこりと戻ってきた。
「おねえさま! クァドラー様がお洋服が出来上がったと!」
何故か随分うきうきしている。見れば後ろには、服らしきものを抱えたクァドラーもいる。
「まだ仮縫いですけど、ひとまず試着してもらおうかと」
「一晩でもう二つも出来たの?」
レイは素直に驚いた。服の話をしたのは昨夜だ。自分の裁縫技術しか知らないレイには驚異的な速度である。と思ったら、首を横に振られた。
「いえ、まだ一つだけなんですけど」
「まずはおねえさまに着ていただきたいんです!」
目を輝かせて、カーランシェが先を引き取った。レイは思わず、寝台の上のリォーと目を合わせた。
レイは、血だらけになった亜麻の上衣とチュニックを脱ぎ、既に着替えを済ませていた。ズタボロのズボンはそのままだが、寒暖の支障はない。
一方のリォーはというと。
「妹よ……。兄を見ろ」
上半身は裸の上に包帯だけ。ズボンは貴族が好む上等な絹製だが、やはり穴だらけの血だらけだ。シーツにも、乾いた血が付着している。
カーランシェが目をぱちくりと瞬いた。
「? 見ました」
「哀れに見えないか?」
「お兄様はいつだって完璧ですわ」
「誰が褒めろと言った」
変な会話だった。
無言で見つめ合うこと暫し。カーランシェがポッと頬を染めた。
「だって……おねえさまが素敵な男装をしてくださるというので、わたくし、待ちきれなくて!」
「……お前か」
「言ってない!?」
濡れ衣をまだ着たままだったらしい。じっとりと睨まれた。
しかし誰も聞いてはいなかった。
「おねえさまが着る服にはわたくしが刺繍をすると決めましたの! やはり男装するならば美しく着飾ることは必須ですもの! わたくし余り布でクラヴァットも作りますわ!」
「金糸銀糸はないと言ったのですが」
「おねえさまの瞳に合わせて緑で!」
クァドラーとカーランシェがいつの間にか意気投合していた。もしや先程包帯を捨てに行ったあの一瞬で打ち解けたのだろうか。
恐るべし、女子。
きゃっきゃと話し合う二人を見上げながら、レイは完全に放置されたリォーに善意の言葉をかけた。
「肌寒いようなら、服、借りてくるけど」
「……男物があるのか、ここに」
じっとりと睨まれた。えへ、と誤魔化し笑う。
「えっとぉ、お好きなぁ、ドレスをぉ」
「お前が着ろ! ってかお前の服を寄越せ!」
「ぎゃっ」
怒られた。そして服を引っ張られた。まだ治療して一日と経っていないのに、よくもこんな力が出るものである。
「ば、バカ! この下はっ」
「おやめくださいお兄様! おねえさまに触らないで!」
追い剥ぎに気付いたカーランシェがすかさず割って入った。重傷の兄を突き飛ばし、レイをひっしと抱き締める。
「兄への愛はどこへ行った!?」
「わたくし真実の愛に目覚めましたの!」
「こいつは女だ!」
兄と妹が必死に力説する。やはり変な会話だな、とレイは熱い抱擁を受けながら思った。
隣では、クァドラーが頬に手を当ててにこにこしている。
「微笑ましいですねぇ」
「そう?」
兄妹喧嘩に巻き込まれた方としては、とてもそこまで達観できそうにない。だというのに、クァドラーはそのまま「では」と踵を返してしまった。
「またあとで」
「えっ、クァドさんどこに行くのっ?」
「洗濯でもしようかと」
「手伝います!」
「あぁっ、おねえさま!」
レイは見捨てないでとばかりに、カーランシェの腕からするりと抜け出した。
ちなみに何を洗うのかと聞けば、レイたちの外套を洗ってくれるとの回答だった。
クァドラーを手伝って中庭の井戸から水を汲み、洗濯桶で揉み洗いを繰り返す。血の染みには、クァドラーが台所から持ってきた灰の塊を押し付けていた。
四人分の外套を洗うのは思ったよりも重労働で、クァドラーと他愛もない話をしながら干し終える頃には、あっさり昼が過ぎていた。
(景色、いいなぁ)
鉄格子から射す日差しは、汗ばむほどだ。山の夏は遅いというが、頭上の緑も宝石のような新緑色に輝いていた。透けた葉脈に沿って朝露が流れ、控えめに咲き始めた白い花弁にそっと注ぐ。
「……これ、花の匂い?」
灰石鹸の匂いに紛れて、芳しい甘い香りが風に乗る。どうやら、この屋敷の周りには花が多いらしい。
「あぁ、今の時期だと白い花が結構咲くみたいですね。確か、シャラとか、モクレンとか」
「へぇ」
「なんだか庭木みたいだね」
リォーが議論の相手にならなくなったからか、同じく部屋を出てきたヴァルが廊下からひょっこりと顔を出した。
「そうなの?」
「さてね」
言うだけ言って、さっさと姿を消す。
昨日に引き続き、屋敷内を散策するつもりなのだろう。相変わらず、気まぐれな猫である。
「もう少し暑くなると、壁の蔓にも花が咲くのですよ。濃いオレンジで、庭に落ちたのが育ったんじゃないかって、伯母様は言ってたなぁ」
「……そう」
鉄格子越しとはいえ、季節ごとに慰められる景色があるというのは良いことだ。
けれどレイはどうしても、少なからず複雑な思いが混じるのを禁じ得なかった。
その後も、レイはクァドラーを手伝って野菜を収穫したり、傷薬や痛み止めの作り方も教わった。夜には簡単ながら食事も手伝った。
その間、カーランシェは鼻歌交じりに刺繍を続け、リォーはまだ痛むくせに柔軟していた。ヴァルは姿を見せたり見せなかったりで、ハルウに至っては殆ど見かけなかった。




