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転生先は海のど真ん中!? もふ強魔獣とイケオジに育てられた幼女は、今日も無意識に無双する  作者: ありぽん


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9話 予想外の強い攻撃といろいろな訓練

 次の日から、運動にスライムの震え方の勉強も加わった。


 まずスライム枕だけど、素晴らしい枕だったよ。スライムはいろいろな用途で使われるらしくて、倒した後のあのプルンプルンとした素材が使われるんだ。スライムによって、この質感が違うから、それぞれ合っているものに加工され、いろいろな物ができるんだって。


 そしてスライム枕は、暑い日用の枕で。今はそこまで暑くなく、普通の枕を使っていたから、グレイスがしまっていたんだ。でも使わせてもらったら、これが……。


 本当に最高だったよ。こうお水の上に浮かんでいるんじゃないかってほど、気持ちの良い浮遊感があって。しかもいくら長い時間寝ていても、水の涼しい感じが、ぜんぜんなくならないんだ。だから暑い季節になると、この枕を使って寝るんだって。


 あっ、ちなみにこの世界の季節は、日本と同じように4つあるみたい。春や夏っていう名前はなかったけど、その代わりに、花がたくさん咲いて、気温もちょうど良い季節、とっても暑い季節、食べ物が美味しくて、世界が色づく季節、そしてとても寒い季節。


 国によっては季節が2つしかない場所もあるけど、大体の地域ではこの4つの季節が巡っているって。今は花がたくさん咲いて、気温がちょうど良い季節ね。


 そのスライム枕を使って、ここ2週間ほど、私はスライムの動きの勉強をしているんだ。他にも勉強しているけど、1番多く勉強しているのはスライムかな。


 ほら、スプラッシュスライムが、ケロケロの甲羅を登ってくるから。まずは身近なものから勉強しようって、ケロケロとグレイスが。


 勉強はポル君もが手伝ってくれてるよ。こう時々スライムを揺らして、その揺れが、ただ揺れているだけなのか、それとも攻撃の前兆の揺れなのか、私が見極めるの。


 勉強はをする場所は、グレイスが物理的訓練をしている隣。ケロケロは時々首を伸ばして、私の勉強を見てくれるんだ。


 そうそう、最近はケロケロとグレイスの動きが、ちょっとだけ分かるようになったの。まぁ、グレイスが私でも分かるようにって、時々訓練のレベルを下げてくれたからっていうのもあるんだけど。


 こうね、全体の動きはまだ見えないんけど。今までは全部の動きが見えなかったのに、一瞬動きを止めた時や、こう動きの角度を変えた時は、何となく分かるようになったんだ。ポル君は半分くらい分かるみたい。


 テイムの練習と、他の基本魔法を教えたら、物理的な方の動きも教えるから、今からできるだけ、慣れておきなさいって言われたよ。


 見てたところであんな動き、今の私には無理だと思うけど。でも教えてもらうんだから、しっかりと訓練しないとね。だって、弱いはずのスプラッシュスライムで、ああなんだから……。


 この前は、グレイスがササッと倒したスプラッシュスライム。その2日後にも現れて、今度は攻撃を見せてくれたんだ。そうしたら、私の予想を遥かに超える、水の攻撃だった。


 弱い弱いって言っていたし、当たってもかすり傷程度だって言っていた攻撃は、そんな優しい物じゃなく。高圧洗浄機の威力を、もっと上げた攻撃だったの。


 しかもその後に現れたスプラッシュスライムは、ちゃんと学習して。水を細くして威力を上げて、攻撃してきたっていう。


 同じ種類でも、個体によって学習能力が違うみたいで、強い攻撃をしてくるのもいるんだとか。というか、学習しないで、普通の攻撃をしてきているスプラッシュスライムの攻撃だって、かなり脅威だからね。

 

 まさかこんな強い攻撃をしてくるのに、弱い魔獣に分類されているなんて。この世界の魔獣は全体的に強い魔獣が多いのかな? ライトノベルみたいに、ただぷよぷよしていたり、まったりしている魔獣は少ない?


 その出来事から、私はもっとしっかり、ケロケロとグレイスの訓練を見るようになったんだ。


 ちなみに木の棒を使っての訓練は始めたよ。弱い? 強い? スライムだけど、体は脆くて。この前のグレイスみたいに攻撃しなくても、木の枝で十分倒せるんだ。


 だからまずは木の棒を振る訓練をして、その後は、石に向かって棒を振って。3日前に実践訓練をしたの。


 グレイスが、スプラッシュスライムも気を引いてくれている間に、私とポル君でスプラッシュスライムを攻撃。しっかりスライムを切ったら、中の石を取り出して、それを石で叩き割るの。


 石はスライムの命みたいなもので。核と言って、それを壊さないと、スライムは何度も復活し襲ってくる。だから核が出てきたら、それを壊すんだ。私が石で壊せないときは、ポル君に壊してもらうよ。


『あっ!! りあ、あいつがきた!!』


「ほんちょだ!!」


『今日のスプラッシュスライムは、少し大きいですね。どうしますか、今日は私がやりますか?』


『さいしょ、ぼくたち。できなかったらぐれいしゅ。りあ、がんばる!!』


「うん!! さいちょ、あたちたち!」


『そのいきですよ! では始めましょう』


『ポル、リア、頑張れ』


「うん!」


『けりょけりょも、ちゃんとみてて!』


『ああ、もちろんだ』


 スライムの勉強をしていたら、今日も今日とてスプラッシュスライムが現れたよ。私はグレイスが作ってくれた、綺麗に研いである木の棒を持って、ポル君とスプラッシュスライムの方へ。


「ゆれちゃ! はなれりゅ!!」


『ふんっ!!』


 ビシャシャシャシャッ!! 避けたと同時に、スプラッシュスライムが攻撃してきた。


『りあ、ちゃんとわかった! やった!! でも、よけたからすぐにこげき!!』


「たあぁぁぁ!!」


『にょお!!』


『もう1度攻撃だ!』


『しっかり狙ってください!!』


「『にょお!!』」


 今日はしっかり倒せるかな?

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