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「も、もう言わないからねっ」
「あ、ああ」
羽菜は俯いてすたすた歩き出した。立ち止まっていた柚希を早歩きで追い越していく。
俯いているのは恥ずかしいから? 顔が赤いから?
意外すぎる羽菜の可愛い一面を見てしまった柚希は、不覚にも自分まで顔を赤くしていた。顔を左右に振って熱を冷ます。
一瞬でも羽菜を可愛いと思ってしまったことは決して口が裂けても言えない、言わない。
「おい、羽菜。待てってば」
柚希は自分を置いて先を急ぐ羽菜を小走りで追った。
「も、もう言わないからねっ」
「あ、ああ」
羽菜は俯いてすたすた歩き出した。立ち止まっていた柚希を早歩きで追い越していく。
俯いているのは恥ずかしいから? 顔が赤いから?
意外すぎる羽菜の可愛い一面を見てしまった柚希は、不覚にも自分まで顔を赤くしていた。顔を左右に振って熱を冷ます。
一瞬でも羽菜を可愛いと思ってしまったことは決して口が裂けても言えない、言わない。
「おい、羽菜。待てってば」
柚希は自分を置いて先を急ぐ羽菜を小走りで追った。
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