人体改造 中篇
かつてイベントでやったような人体改造をしてほしい、そう非合法クランの休人たちから依頼を受けた……当時はイベント補正を考慮した魔獣との融合だけだった。
なので今回、集められた被験者たちに対して俺は説明を行う。
……死んだら元の状態に戻るので、何なら最終的な改造も自由に決められるしな。
「融合、機械、追加……他にも要望があれば大抵は何とかなりますよ」
「な、なら……プロセスの設定とかもできんのかよ」
「過程ですね。普段は元の状態で、特定の条件で切り替えられるようにしたい、ということでしょうか?」
「ああ……俺、特撮の怪人に憧れてたんだ。でも合法クランは正義の連中ばっかり、悪役のところも手緩いし……でもここなら、俺は俺のやりたいことができる!」
「その辺の信条は……まあ、ご自由に。質問の回答はYES。戻せない方が性能に全振りできるので強くなるのですが、そういう可逆性を追加することも可能ですよ。さて、他にも質問はございますか?」
そう切り出せば、この場のほとんどの者が俺に迫り尋ねてくる。
すべてを同時に聞き取ることはできない、が全部[ログ]に記載されたので問題ない。
一つひとつ、誰の質問かはともかくとして全員に話していく。
なお、だいたいこんな感じ──
・デメリットは?
→コースによるが追加要素に存在する弱点が、反映される場合がある。
・あとから変更や元に戻るのは?
→無理、死ね。ただし、可逆を性質に入れておけば、改造前の姿にはなれる。
・改造した部分も能力値が反映される?
→生体部位は適合度合い、そうじゃない部分は基本据え置き。そちらはパーツの交換などで対応する必要有り。
・回復の効きは?
→これも生体部位は適合度次第、追加部位の場合はくっつけてからなら治る、無機物は回復の代わりに修理や修復で対応。
──とまあ、いろいろと。
他にも創作物の再現をしたい、という一人目の休人みたいな質問もあった……まあ、その辺はGM辺りに尋ねてもらいたい。
「質問もそろそろ終わりましたね。それでは皆さん、ご要望のコースごとに分かれてください。ワンオペですので、一度に全員はできません。コースごとに日程を決めて行っていきますので、お待ちください」
「誰が先とかは?」
「皆さんで決めてください。速いから遅いからで改造の出来が変わることはありません。現実での予定などと相談の上、ここに来ていただければ改造を行っていきますよ」
それから俺は、数日掛けて休人たちに改造手術を施していった。
……俺も俺で、そっち系の職業のレベリングができて満足です。
※続・人体改造
だいたい本編に書かれた通り
メリットもデメリットもある……が、死ねばリセットされるのが休人が人体改造を行う際の最大のメリット
一度切り、一方通行という選択もお試し感覚でできるのだからそういうものだろう
p.s. 無字×1225
さて、今週も1.3倍を用意しなければ……
うーん、難しそう……
短編が続くからこそ、その辺で詰まりそうです




