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虚弱生産士は今日も死ぬ -遊戯の世界で満喫中-  作者: 山田 武
継承の刻、天を放し窺うは機

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死天の試練後 その07

持ってくれよ、作者の体──

1.4倍ぇだー!


──というしょうもないネタとは裏腹に、3000話以上きてようやくの情報開示回



 俺は狙われているらしい……ただし、目的はルリに対する人質。

 邪神派閥にせよ混沌勢にせよ、それをするだけの相手と認識しているからだろう。


(ルリの運も決して万能じゃないもんな。その辺に気づいているかはともかく、俺を狙うというのも割と手っ取り早い方法か)


 たとえば理詰め、運の介在する余地が無くなるほどに徹底された嵌め技。

 1を100にすることはできても、0からの創造はできないのだ。


 ……逆に言えば、1以下だろうと可能性があればあり得てしまうのだが。

 偶然にもピンポイントで空からボールが、というのは俺も見たことがあるな。


 たとえば脅迫、要は彼女が望む選択肢を取れないようにすればいい。

 一つ目の理詰めと組み合わせ、回避不可の状況に持ち込めば理論上は可能だ。


 ただしそれをやった者がどうなったか……俺の口からは言えない。

 ただまあ、俺が実行者たちと会うことは決して無い、とだけ言っておこう。



 閑話休題(ナイショだよ!)



 現実において、これらは本当にあった出来事……ルリの運を狙う者は多いのだ。

 それらをすべて退け、今に至るまでにはイベントが多々あったが……それは省く。


(ショウとマイを狙っていたなら、問題なく解決してたんだろうけど…………俺だしな)


《…………》


(自分のことは自分で解決する、そう決めたからこその今だ……もっとも、こっちでも向こうでも『SEBAS』の世話になりっぱなしなのも、理由の一つかもしれないけど)


《それは……》


 うちの子たちもまた、部分的にルリの運を引き継いでいる。

 俺では無い子供たちが狙われたとしても、何だかんだ対処できると思う。


 俺にはそれが無い。

 間接的に家族が受けている恩恵にあやかれることはあっても、俺自身をその恩恵が守ってはくれない……むしろ牙を剥く。


(…………あっ、それのせいか)


《情報を一部修正して計算します…………おそらくですが、ホテルへの干渉が可能になった要因かと》


(運営製の理って、マザーAI監修のはずだもんな。情報通りなら、今の邪神派閥とか混沌勢でここを突破できるはず無かったのか)


 俺たちが死に戻りしたり、基本的にどんな状態でも使うことができる[メニュー]。

 そこから派生するスキルの習得など、自由民には無かったソレらこそ、運営の理。


 その一つに組み込まれている、プライベートエリアの概念。

 誰も入れない……魔法があるような世界でもそれが可能なのは、理が働くからだ。


 俺が信仰する失名神話の神々同様、邪神派閥や混沌勢も弱体化している。

 彼らもいろんな形で力を取り戻そうとしているが、現状ではここに潜り込めないはず。


 それがここまでのパニックを引き起こす、そこには絡繰りがあったわけだ。

 ──ルリの運とは、彼女を見守るある存在による最上級の祝福のようなもの。


 ルリが、ある存在が溺愛する彼女が望むからこそ、万象は彼女に味方する。

 そして俺は、そんな彼女と結婚した憎き仇のような存在。


(EHOを始めてからは、そんなに問題になることは無かったんだが…………今回、ついに動いたわけだ)


《そのように思えます……旦那様、このことは奥様に?》


(言わないさ。この程度何とかなる、そうルリも思ってくれている。だからこそだ)


 理不尽な、それこそルリの望まない出来事はその存在が望んでも起きない。

 俺が何とかできる、ルリがそう信じてくれているからこそ成立した騒動なのだ。



※瑠璃と──……あと做について

気紛れに選ばれた存在、これまでも彼女同様に選ばれた存在は居た

そして巡り巡って、──が彼女を見出し……溺愛するに至った

彼女を護り、更なる幸福を……──によってそれらは成されてきた


想定外の存在、彼女のためにと(苦渋の決断で)選んだ男たちを乗り越え、彼女の愛を手にした男

──は彼女を祝福し、彼女の子供たちにも加護を授ける

だが、お前は許さん……誰がお義父さんだ!


なお、瑠璃の家庭はごくごく普通の一般家庭

アレやコレやいろいろあって、不可侵地帯という扱いでそのままとなっている


p.s. 無字×2004

お仕事に遠い目をしてしまう作者です

こう、新年最初の仕事で偉い人がいろいろ言ってたんですよね

ただまあ、前年に何があったかなぁと振り返ると……うん、難しそう


上がこうしたい、と主張してもその恩恵が末端まで届くのか、という話

……むしろ負担が増える気しかしない、悩んでいた投資実行を決意させた一年の始まりでした

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