死天の試練後 その03
試練を終え、現実と向き合う時が来た。
外部の状況を『SEBAS』に見せてもらい、目にしたものは──大騒動、魔物たちが闘技島に溢れ返っている。
「ルリの所に居る、あの人は……」
《──【傾界魔王】で間違いないかと》
「何やってるんだ、あの人……」
星敵たちを収容する監獄、『星層監極』に居るはずの【傾界魔王】。
たしか、取引次第では一時的な出所は可能だったはずだけれど……それが今なのか?
「あとは上空のアレ……眷属か」
《その通りかと。非所属の邪神派閥、そして混沌勢。彼らもまた、この騒動に関わっているようです。そして、それらを制するべく正規の神話たちも動いている模様》
魔物たちとは別に、悪魔やら名状しがたい異形やらも蔓延っている現在の闘技島。
それに対抗するように、天使や戦乙女たちも戦っている……うーん、カオス。
「…………これさあ、俺が原因なのかな?」
《すべてが旦那様を引き金としている、とは思えませんが……何割かはそうかと》
「正直に言ってもらえて何よりだ。なんだろう、物凄く気が重い」
俺が居ない状態で大騒動なのだ、もしここで俺が戻ったらどうなるのか?
……いやまあ、戦力的には何も変わらないだろうが、悪化することだけは間違いない。
「休人連中はイベントだって盛り上がれるだろうから良いとして、ルリもまあ危なくは無いだろう。ショウとマイはどこだ?」
《初心者たちを安全な場所に誘導しつつ戦っております。お二人とも、何かが起こること自体は理解しておりましたので、周囲と協力し、動いているようです》
「…………本当ごめんな、今度好きな所に連れて行ってやるから」
EHO内はもちろん、現実世界でもな。
なんて現実逃避もさせてもらえず、状況が突如として動いた。
《……気づかれました。すぐにこちらへ来るよう訴えております》
「『騎士王』……うん、アイツならやりかねないからツッコまんぞ」
光学迷彩やら透明化の術式やら、全部無視してドローンに気づいたな。
まあ、彼女にも子供たち同様に、今回の騒動について予告はしていたので仕方ないか。
「退出後はホテルのはずだったが……やっぱりバレるよな?」
《本来はそうならない仕様のはずですが……やはり可能だと思わせる者たちが、あの場には集まっておりますので》
「ふぅ……だよな。よし、それでもできる限り隠蔽処置をしてくれ。それができ次第、ここから出よう!」
《畏まりました》
……ただその前に:DIY:を起動っと、使えそうな物を取り揃えておこう。
そんなこんなで、いろいろと荒れています
アニメだったら佳境な感じ……燃え盛る都市、ありがちかな?
p.s. 無字×1200
再計算……増えてました
キリは良かったですけど、笑えないですね
さて、毎月恒例のXの日……じゃなくて、二作品更新日です
最近はリワードのアレもありますので、更新に意味が持てます
なお、作者の予想より上だったので少し驚きました
……あんまり期待していなかったのですが、これでもし無字もちゃんと更新してたらなぁと黄昏たり
…………だからこそ、ナンバリング版だけでもと思っていたりします




