死天の真試練 その04
初手、撃ちこんだのは『騎士王』にもある程度危険視された兵器。
それをあっさり無力化されたと思えば、認識できない速度で阿鼻叫喚の地獄が顕現。
それに対応できたのは『SEBAS』。
術式の発動を代行し、強制的に俺の座標をズラすことで回避してくれた……やはり一筋縄ではいかない。
《解析完了──複数の『死天』生成アイテムの波長を検知。どうやら一つとなったことで性能を高めているようですね》
「しかもほぼノータイムで連発可能っと。そりゃあこうなるわけだ」
それぞれ一発攻撃を放って以降、俺側はとにかく防戦一方というか回避特化。
攻撃が来たら“乱雑転移”、それを繰り返しながら距離を取っている。
移動先はランダムなのだが、飛ぶその瞬間には座標が確定しているわけで。
人知を超越した『SEBAS』がそれを読み切り、転移先を調整してくれている。
いわゆる乱数調整、というヤツだろう。
籠める魔力量や発動するタイミング、また周囲の環境がどうこうとあるらしいが……一般の休人には関わりの無い事象だな。
「かといって、反撃しようにも例のオーラがだいたい無効化するし…………創作物の定番なら、オーラは攻防一体であっても同時には使えない、なんてパターンなんだが?」
《すでに試していただいた通り、あくまでも比率の問題のようです。攻撃に集中させ、防御の割く余裕が無くなる……そういった場合でなければ突破は難しいかと》
「これまでの敵性ユニットならともかく、アイツが相手だとな……絶対知性高いもん」
こちらの転移のタイミングを読み取ろうとしているのか、攻撃にだんだんフェイントを織り込んできている敵性ユニット。
俺自身が発動していないため、任意なのか条件付きの自動なのかを推測し切れていないのだろう……そんなことを読もうとする相手が、果たして攻撃一辺倒になるのだろうか?
「[虚膨]、星剣解放──“虚心膨虐”」
高速[インベントリ]操作、通称『抜刀』でアイテムを取り出す。
その手に現れた小さな短剣に魔力を注ぎ込めば、宙に何十何百も現れていく。
大して操ることもできないそれらに、特定の方向から敵性ユニットを刺すよう命じた。
俺の意に従ってグルグルと周りを囲い、自らの刃を突き立てようとする。
「……おっ?」
それを観た敵性ユニットは、ここで迎撃の準備に入る。
オーラの色が全体的に鈍色掛かったと思えば、それらを広範囲に広げていく。
するとオーラが形を成し、短剣を模る。
ただしすべてが同一のモノというわけではなく、元となったオーラの色に合わせて毒々しかったり雷を迸らせたりと多種多様だ。
そして、俺が向けた短剣に対して発射。
短剣同士がぶつかり合い、その場で消滅していった。
「総量はともかく、オーラは掛け合わせることができると。もともとの性質と使いたい用途の二種類は確定か……というか、鈍色のヤツはなんだ?」
《いくつか刀剣の類いで生成されたアイテムもございましたので、それらの内どれかを再現したのではないかと》
死亡数が多いだけに、それらの特定も非常に困難だな。
まだまだ続くこの試練…………準備のためにも、しばらくはまた逃げ続けなければ。
※能力名(適当)“生献死挿”
『死天』によって生み出されたアイテム、その性質を“死着織滓”に反映させる
ただし、本来のアイテムが死亡状態に応じた性能になるところ、この能力によって再現される事象は特殊な計算式によってスペックが底上げされる
……要するに、些細な死に方(?)で生成されたアイテムも、初代『死天』が精製したような激ヤバな性能発揮する
p.s. 無字×1178
…………まだクリスマスネタを書いていない作者です
最近、ドラクエで大富豪をやってます
別に好きというわけではありませんが……まあ、景品は速めに貰った方が良さそうですし
…………やる相手、居なかったなぁ(遠い目)
昔はババ抜きをよくやっていた記憶もありますが、それは遥か遠い過去のもの
まあ、それはさておき大富豪
全然勝てないですね……大富豪(1位)になっても次で都落ち(1位じゃなきゃ強制ビリ)、シンプルに負けたりします
カードを出すタイミングとか、毎日変化する特殊ルールやら…………うん、疲れる
まあ、いつかは必要なポイントも溜まるし……地道にやってきますか




