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45話――viva non rock①

「いっい湯だな」


「あははん」


「いっい湯〜だな」


「あははん」


「いや何を歌っていますの貴女」


 カポーン……。

 というわけで、大浴場。私はカーリー、シアンと共に大きなお風呂に浸かっていた。

 我が家のお風呂も結構広いけど、カナリバー家のお風呂はそれ以上ねぇ。スーパー銭湯のくらいお風呂の種類もあるし。


「シアン、アンタもこういうの結構金を使って作りそうなモンなのにね」


「わたくしは服飾系にお金を使っておりましたから。化粧とか」


「それで借金のカタに、何回も夜中にボクが売りに行ったり……」


「アンタ、十歳児に何やらせてんの……」


 私がドン引きした声を出すと、シアンはちょっと恥ずかしそうにブクブクとお湯に沈んで行った。

 反省してるっぽいし、これ以上は言わないけど。

 私達がこうしてほっこりしていると……いきなり、ドアの向こうからドタバタという音が聞こえてきた。

 何事かしら――と思って三人で扉のほうを見ると、バンと勢いよく女の子が飛び込んで来た。


「イザベル様ぁー!」


「あら、ジーナじゃありませんの。――っとと」


 シアンが反応して、自分が今ベラの姿であることを思い出したかすぐにシレッとそっぽを向く。

 ジーナは茶髪縦ロールの女の子……なんだけど、お風呂場だから髪を下ろしている。溌剌とした笑顔で手を振りながらきっちへ走ってくるジーナは、体も洗わずお風呂に飛び込んできた。

 ザブーンと水飛沫が飛び散り、ザバザバと湯船に波が広がる。

 水をかぶった私はプルプルと頭を振って、ちょっとだけ首を傾げる。


(この子、私と同い年よねぇ)


 それも令嬢。私が言うのもなんだけど、ちょっとはしたないんじゃないかしら。いやホント、私が言うのもあればんだけど。

 ジーナはザバッとお湯の中から飛び出ると、私の手を取った。


「お久しぶりですわ、イザベル様!」


「ええ、久しぶりねジーナ。元気だった?」


「……はい、もちろん!」


 一瞬だけ顔を曇らせたジーナだけど、すぐに笑顔で私に抱きついてくる。

 ふにゅん、とハリのいい胸が押し付けられた。役得役得と思ってると、ジトーっとカーリーとシアンに睨まれる。

 仕方ないので、私は彼女を押しのけてから目の前に座らせる。


「こら、ジーナ。はしたないですわよ?」


「でも久しぶりにイザベル様とお会いできて嬉しくて嬉しくて!」


「そう、私も嬉しいわ。でも体くらい流してから入りなさいな、貴女の家だけども他の方も使うんでしょう?」


 ジーナはまるでキラキラとした目で私を見つけてくる。

 うん、なんというかやっぱゲームとぜんぜん違う性格してるわねぇ。

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