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41話――暗夜街のメデューサ⑤

「悪役……悪役……何を言って……?」


 混乱して、何度も同じことを言うシャオソー。こいつは思ったよりも情報を持ってそうだから、連れ帰って拷問にかけましょうかしらね。

 私はそう思いながら、取り敢えずコイツの意識を飛ばそうとしたところで……レイラちゃんが彼に話しかけた。


「あのー、ちょっと話が聞こえて来たんですけど、なんか転生がどうとか言ってませんでした?」


「なんか転生の石っていう名前の『賢者の石』があって、それを使えば転生出来るってことらしいわよ。魂を他人に憑依させるって感じみたいだけど」


「あー、あり得ないですねー」


 そう言って、シャオソーに近づくレイラちゃん。そして懐から魔法石を取り出して、シャオソーの額に当てた。


「な、なにを……?」


 怯えながらレイラちゃんを見るシャオソー。しかし彼の反応を一切気にせず、レイラちゃんはジッと魔法石を見つめた。

 そして待つこと数秒、レイラちゃんはにっこりと笑うとシャオソーの肩に手を置いた。


「安心してください、やっぱり転生なんて起きてません。貴方は本物のシャオソーの表層人格を、別人の物にする魔法を受けているだけです」


「…………………………………………は?」


 意味が分からない――という顔になるシャオソー。しかしレイラちゃんはいつも通りの表情、いつも通りのトーン、いつも通りの雰囲気で淡々と口を開いた。


「魂って、錬金術では定義されてないんですよ。そして定義されていないものは再現できない、再現性の無い物は錬金術では扱えない。自分で言うのもなんですけど、たぶんわたしって歴代で最も優秀な錬金術師なんです」


「本当に自分で言うことじゃないわね」


「観測における事実なので」


 キッパリ言い切るレイラちゃん。自信とも少し違うこのセリフ、彼女らしいといえばとても彼女らしい。


「その私が、魂が定義された――なんてことがあったら、知らないはず無いんです。だから調べた結果、貴方は『自分が乗り移る前の人と同じ人格を持ってると思い込んでる、シャオソー本人』でした」


「そ、そんなわけがない! わ、わたしは確かに目の前で自分の肉体が息絶えるところを見たんだ! 私がこの体に転生しているんだ!」


「そう思い込むのは勝手ですけど、それが事実です。貴方たぶん、転生前のことって覚えてないんじゃないですか?」


「は? そんなわけ、そんなわけ……」

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