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21話――増殖! 真の危機!?⑩

 全方位、360度から襲い来るフレディ。さっき吹っ飛ばしたガーワンが来たらもっと面倒なことになるし、出来る限り増やさないようにしないと。


「あら、ナイフ?」


「丸腰では厳しいようですからね!」


 逆手に持ったナイフで突き刺そうとしてくるフレディ。正確に頚動脈を狙って来るそれを膝蹴りでへし折り、そのままの勢いを利用して回し蹴りでフレディの首から上を吹き飛ばす。

 遺体が光り、ポップコーンのように大量に増えるフレディ。ああ、またやっちゃった。


「姐さん、もう増やさないでくださいッス!」


「ごめんちょっと無理そう! なんのかんの言って、こいつ結構強いのよ!」


 あと私が武道も何もやってないから、加減が難しい。掴んで投げるくらいしか出来なさそうだし。

 マリンは上手くいなして躱しているけど、彼のスペックでは武器ありのフレディとやるには少々心もとない。死なない程度に立ち回ってもらうしかないわね。

 カーリーは空に転移させながら数を減らしてくれてるけど、大量に来られると捌きづらそう。


「あああああ多いいいいい!! ボク、集合体恐怖症なんですよ!」


「ガーワンを姐さんがふっ飛ばしてくれて無かったら、もっとヤバかったッスね! でも今もしんどい!」


「えい。ありゃ、私の魔法でも増えちゃいますね。面倒ですね」


 のんびり言うレイラちゃん。私はフレディを掴んで真上に放り投げながら、ユウちゃんに声をかける。


「まだ!?」


「もう少しだ女神! ――ガーワンまで来てる、どうする!?」


 彼女に言われて顔をあげると、確かに遠くからガーワンがこちらへ走って来ていた。また遠くへ飛ばしたいけれど、だいぶ大きくなってるわね……見た感じ、二十メートルくらいかしら。

 ローキックで足をへし折って、転ばしてって感じかしらね。


「貴様……! よくも私の指を! もう良い、加減してやった私が馬鹿だった! もう私は貴様を敵と見なす……!」


「まだ敵認定してなかったの? その判断こそ馬鹿でしょ! ってか指の一本や二本でぐちぐち言うんじゃないわよ!」


 麦わら帽子を託したアイツなんか、片腕もっていかれてるっていうのに……指一本折られたくらいで騒いじゃってみっともない。

 私はその辺のフレディを捕まえて振りかぶり、跳躍してきたガーワンの膝にフルスイングでぶつける。


「ぎゃぴぃいいいいいい!!」


 凄まじい轟音とともに砕け散る、ガーワンの足……と、私が武器にしたフレディ。すると私がもっていたフレディ(だったもの)とガーワンが光り、再び増えたり大きくなったりする。

 ただガーワンは足をやられて身動きを取りづらくなったのか、その場でバランスを崩す。

 その隙にカーリーがちょっと遠くに転移させてくれたので、私はユウちゃんの方を見た。

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