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悪役令息はママがちゅき  作者: 埴輪庭
第1章「ママが好き」

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知将ハイン様

 ◆


 胸の傷は完治した。


 母上などは大騒ぎをしていたが、外面を浅く裂いただけなので実際問題はなく、表面的にも完治した。


 まあ母上から心配されるのは嬉しかったが──流石にずっと寝っぱなしというのも退屈だった。


 癒術師からは「治療はもう必要ありません」と告げられ、俺はようやく窮屈な寝台から解放された。


 まあそんな事はどうでもいいのだ。


 母上の様子が、ここ数日ずっとどこか沈んでいる。


 普段なら俺の怪我が治った事をもっと素直に喜んでくれるはずなのに、浮かない顔で手紙を眺めてばかりだ。


 別にもっと喜んで欲しいとかそういう子供っぽい考えは少ししかない。


 俺はそれが気になって気になって仕方がない。


 で、結局声をかけてしまった。


「母上、どうかなさいましたか? ここ最近、なにやら思い悩んでいるご様子ですが」


 すると母上は、俺の方に向き直る前にわずかに顔を伏せた。


 その仕草だけで、言いづらい何かがあるのだと分かってしまう。


「何でもないわ。……ハイン、あなたの方は胸の傷は本当にもう痛くないの?」


「ええ、まったく問題ありません。明日から学園に登校しようとおもいます……それより、母上こそ何かご心配事があるなら仰ってください」


 俺がそう言うと、母上は困ったように微笑した。


 けれど、その笑みはどこかぎこちなく見える。


「……ほんの些細なことよ。あなたには関係のないことだわ」


「母上が困っているのに、関係がないはずありません。……親子ではありませんか」


 少し狡い言い方だろうか? 


 けれど俺としては、本気でそう思っているのだ。


 すると母上は首を振って、一通の書簡を取り出す。


「ほら……エルデンブルーム伯爵家からの手紙がね。最近の亜人種に対する帝国の政策がどうにもきな臭いらしくて、中央の様子を窺う内容なの。……それだけよ」


 人種序列法か。


 エルデンブルーム伯爵家は、母上の生家でもある。


 エルフェンの血を色濃く受け継ぐ名門で、帝国でもその教養と魔術研鑽によって長らく名声を保ってきた一族だ。


 だが、もし人種序列法の改定が行われ、亜人排斥の方向へ進むのなら……。


 それこそ伯爵家は肩身が狭くなるどころか、下手をすれば存亡の危機に立たされる可能性だってある。


 しかし。


「しかし人種序列法はそもそも貴族家には適用されないのではありませんか?」


 だから俺もどうでもいいと思っていた。


 俺がそう言うと、母上はまた少し目を伏せた。


「法改正の動きがあるのです……いえ、少し話し過ぎたわね、ごめんなさい。ハイン、大丈夫よ。確かに私はエルデンブルーム伯爵家の出ですが、公爵家の名に瑕をつける事はしないと──」


「何を仰いますか!」


 母上は俺を心配させまいとしているのだろう。


 けれど俺としては、そう言われるとますます黙っていられなくなる。


「なるほど、話はわかりました。帝国宰相ジギタリスについては聞き及んでおります。ド〇能の皇帝になりかわって、ガイネス帝国から亜人を排斥してしまおうという肚ですね」


 なぜ宰相が亜人を嫌うかは諸説あるが、ともかくジギタリスが亜人全般を嫌っているというのは有名な話だ。


 個人を種族で差別するなどあってはならない話だと俺は思う。


 差別などという前時代的な感性を持つ者が帝国の舵取りなど、おこがましいにも程がある。


 やはり劣等の屑のド〇能さときたら、毎回毎回俺の想像をこえてくるな。


 よし、母上が帝国を掌握したら劣等牧場をつくって、帝国中の劣等をそこに押し込め、これ以上人類種の劣等度が高まらないのように管理しなければ。


「ハイン?」


 まあ他の亜人系貴族などはどうでもいいが、母上の生家がこうも舐められるとは。


 これは俺の責任もあるだろう。


 これまでの帝都に対する襲撃などは、基本的にサリオン公爵家に任せてきた。


 まあ一部例外はあるが、アステール公爵家として堂々と派手に動いた事はなかった。


 劣等から賛美されても不快なだけだし、一々母上におべんちゃらをぬかしてくる劣等下級貴族を見るとぶち殺してしまいたくなるからだ。


 ダミアンが死んだ時、母上ではアステール公爵家の舵取りなどできないとほざいてきた周囲の劣等貴族──俺は連中の名前を全て覚えているぞ。


「ハイン、聞いているかしら?」


 なるほど、かくなるうえは帝国の上層部でも手だしできないような功績を立てれば良いということだな。


 帝国のために "仕事" してやるわけではない。


 いまは母上がこの国を、ひいては世界を牛耳り、恒久的な平和を齎すための土台作りの時期なのだ。


 それを邪魔されたくないからやるだけだ。


 そうして俺は周辺諸国で、反帝国的な国々を思い浮かべた。


 それらの国のどれでもいいから叩き潰してやって、帝国に隷属させてやればいい。


 ジギタリスの如き劣等女狐も国一つを土産に渡せば黙るだろう──うっ!? 


「こら、ハイン!」


 両の頬にやや冷たい掌の感触。


 母上が俺の頬に手を当てて、ぐりぐりと揉みしだいている。


「は、母上、おやめくだひゃい……」


「いいえ、やめません。物騒な顔をして。変な事を考えていたわね? 私の為になにか大変な事をしようとしている顔だわ」


「そ、そんな事は……」


「私はあなたの母です。あなたの事なら分かるのです」


「大変な事などと……ええと、まあ確かに大変な事を考えていたかもしれないですが、あー……そう、良いことなのです、何と言いますか……対策? ……対策ですね……」


 良い対策ってなんだ? 


 何に対する対策なんだ? 


 自分で言っておいてなんだが、全く分からない。


「対策? ……対策ですか……良い対策? ……旧魔王軍の襲撃に対しての、とかかしら……」


 流石母上だ。


 まさにその通り! 


「そうです! 昨今、旧魔王軍陣営で魔王復活の兆しが見られます……確か……グラマンがそう言っていました」


「まあ、グラマンが……」


 グラマンは母上からやたらと信用されている。


 劣等ジジイ……じゃないな、クソ……。


 奴はジジイだが、劣等ではないので信頼されているのだ。


 まあグラマンはそんな事は全く言っていないのだが、言っている事にする。


「魔王復活の兆しがあるにもかかわらず、まだ今代の勇者の選定がされておりません。 "帝国の槍" 、アステール公爵家の時期当主としてのんべんだらりと構えているわけにはいかないのです。だから、ええと、策を……」


「確かにそうね……本来なら私が考えるべきことなのに……あなたに負担をかけてしまっているわね……」


 母上の元気がなくなりかけているので、俺は必死で取りなしてなんとかその場をしのいだ。


 ・

 ・

 ・


 その日の夜。


「お呼びでしょうか、坊ちゃま」


「グラマン、怪我はどうだ」


「は、頂いた霊薬のおかげか、もうすっかりと……」


 そうか、と俺は頷き、グラマンに地図を見せる。


「これは……?」


「グラマン、この前お前が落とし前をつけにいったというのは、このマリステル大陸の旧魔王軍の陣営の一つだな?」


「は、仰る通りです。竜種を中心に構成された魔軍──悪名名高い旧魔王軍西方方面軍の本陣に間違いありません」


「よし、ではお前が見た限りの陣容、注意すべき敵手などがいればそれを全て話せ。理由は聞くなよ」


 母上との会話の流れで何となく思いついたのだが、魔族ならOKなのでは? 


 母上はお優しい方なので、いくら反帝国主義を掲げているとはいえ、人間種の虐殺に関してはもしかしたらよい顔をしないかもしれない。


 だが、人間種の敵である魔族なら別にいくらぶち殺した所で問題はないのでは? 


 とはいえ、万が一にも不覚を取る事に内容に事前の情報はなるべく集めておく。


 情報を整理したら、俺が自らマリステル大陸にカチ込みにいってやる。


 そして魔族の将なりの首を帝城に届けてやるのだ。


 その功を以て、最低でもエルデンブルーム伯爵家に対しては格別の配慮を、という条件を引き出す。


 条件が呑めなければ "ならば次は貴様らがこうなるのだ" と魔族の首だかなんだかを放り投げてやればいい。


 我ながら空恐ろしくなるほどの智謀だ──完璧な策といわざるを得ないだろう。

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作品紹介

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※ 20260119時点、第一章完まで毎日午前六時に投稿予約しています。
【ジャンル】(長編)ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「追放された王太子と公爵令嬢が冒険者になる話」
総合ポイント 1,068pt


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六十年間、何をやっても失敗し続けてきた男がいる。
幼稒園では振り付けを覚えられず、学校では成績も運動も最下位。
恋は告げられず、仕事ではミスを重ね、やがてリストラ。
期待されないことだけが彼の救いだった。
期待されなければ、失望されることもないからだ。
両親を看取り、五十五を過ぎた頃、彼は三十年ぶりに小説を書き始める。
題材は自分自身。
何の取り柄もない、救いようのない半生。
書き上げた原稿を、返事など期待せずに出版社へ送った。
──しかし。
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「闇、搔き毟りて」
総合ポイント 0pt


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この記録集は、二〇二五年八月から九月にかけて起きた「灯之村発熱事件」に関する資料をまとめたものである。
事件の中心人物である花村園子(動画共有サイト「ViShare」チャンネル「SONOKO's Journey」運営者)は、二〇二五年九月十四日に交通事故を起こし重傷を負った。
退院後、彼女はすべてのSNSアカウントの更新を停止し、現在も消息不明となっている。

本記録集には以下の資料が含まれる。
・花村園子が撮影した映像の書き起こし
・関係者へのインタビュー記録
・ViShare動画およびコメント欄のアーカイブ
・SNS(Z、Picstagram等)の投稿記録
・インターネット掲示板の過去ログ
・メール・ダイレクトメッセージの記録
・行政文書(保健所報告書、村議会議事録等)
・新聞・週刊誌記事
・医学論文・学会報告
・郷土史料・古文書
・その他の関連資料

なお、プライバシー保護のため、一部の人名・地名は仮名としている。
また、資料の配列は時系列に沿っているが、一部編集を加えている箇所がある。

※ 本作は作者が去年のいつだったかにかいた「ヒツギノムラ」という因習村系ホラーをモキュメンタリー形式に仕立て直したものです。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「灯之村発熱事件 記録集」
総合ポイント 22pt


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魔力が絶対の価値を持つウェザリオ王国で「無能」と断じられた王子シャールと公爵令嬢セフィラ。
しかし彼らには万物を操る未知の力があった。
元王子と聡明な元令嬢は国を捨て、追手を退け、辺境の街で冒険者として再起する。


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「貴女を愛する事は、私にはできない」
──近衛騎士団長ガリューは、セレスティアにそういった。
そして彼女は人を辞めた。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「血と鉄と愛」
総合ポイント 114pt


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ここ最近、ランベール王国ではしょうもない理由での婚約破棄が流行している。
麗しき公爵令嬢ライラ・オーネストはそれを苦々しく思っていた。
だがそんな彼女もある日、婚約者であるエルリック王太子から婚約破棄を告げられてしまう。
しかしその理由は真実の愛を見つけたからでも、ライラに愛想がないからでもなかった。

※ 本作は 『なんか説得力のある婚約破棄 』 『なんか説得力のある元鞘』 の二編をコンテスト応募用にまとめたものです。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「つかず、離れず」
総合ポイント 122pt


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承認欲求の末路。
とあるウェブ小説作家の生きざまとくたばりざまを書いた恥小説。
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「馬鹿面(ばかづら)」
総合ポイント 116pt


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「なんか説得力のある婚約破棄」(※ランキングタグにリンクあり)の後日談。
どうしようもない政治情勢で婚約を破棄せざるを得なかった王太子エルリックと公爵令嬢ライラ。
二人は優秀であり、優秀であるがゆえに道理を通せば国が滅びると理解し、愛を諦めたのだ。
しかし──
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「なんか説得力のある元鞘」
総合ポイント 2,432pt


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よくある聖女召喚。
でももしも召喚した聖女がやべー聖女だったら?

「可愛らしいですわね、小さな子犬が吠えているようで」

召喚された聖女は、王に向かってそう微笑んだ。
瘴気に覆われ滅亡の危機に瀕した王国。
起死回生を賭けた聖女召喚の儀式は成功し、銀髪に紫の瞳を持つ絶世の美女が現れる。
だが彼女は王の懇願をあっさりと断り、牢に繋がれても怯える様子すらない。
プルーウィアと名乗るその女は、周囲を見回してただ一言、「原始的ですわね」と呟いた。
そんな彼女を従わせようと脅す国王を、彼女は終始穏やかな笑みで見つめている。
まるで、人間が蟻の巣を眺めるような目で。
この「聖女」は一体何者なのか。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「よくある聖女召喚」
総合ポイント 4,852pt


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アイドルはうんちをしない。
これは比喩でも誇張でもなく、文字通りの事実である。
彼女たちの体内に入ったあらゆる物質はどのような毒性を帯びていようと完璧に無効化され、吸収されてしまう。
そんなアイドルが、アイドルたちが世界を救い、そして破滅させる話。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「アイドルはうんちをしない」
総合ポイント 202pt


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ここ最近、ランベール王国ではしょうもない理由での婚約破棄が流行している。
麗しき公爵令嬢ライラ・オーネストはそれを苦々しく思っていた。
だがそんな彼女もある日、婚約者であるエルリック王太子から婚約破棄を告げられてしまう。
しかしその理由は真実の愛を見つけたからでも、ライラに愛想がないからでもなかった。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「なんか説得力のある婚約破棄」
総合ポイント 6,264pt


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「品」──それが僕と亜里沙の決定的な違いだった。
亜里沙は二年付き合った恋人だ。
でも彼女は何をやるにも雑だった。
料理も、紅茶の淹れ方も、そして僕らが共有する「ある趣味」においても。
過程を楽しむことを知らず、すぐに結果だけを求める。
僕は彼女との日々に疲れていた。
だがそんなある日、見知らぬ男から届いたとあるメッセージ。
そこには、彼女のあられもない姿が映っていた。
そう、NTRという奴である。
怒るべき場面で僕が感じたのは、ただ一つの確信だった──やはり、彼女とは性格が合わない。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「性格の不一致」
総合ポイント 684pt


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信長公記、ほぼ史実。
【ジャンル】歴史〔文芸〕
「森蘭ギャル」
総合ポイント 720pt


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殺すことだけを教え込まれた軍人アシェルと、人の本心を見抜く力ゆえに孤立してきた王女キュルケ。
幼い頃から奇妙な絆で結ばれていた二人だが。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「後の月」
総合ポイント 224pt


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呪いの動画を見てしまった。
私は一週間後に死ぬらしい。

でも大丈夫(?)。

地球が三日後に滅びるそうだから、怖くない。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「メテオリック・エクソシズム」
総合ポイント 296pt


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勇者が魔王を倒そうとしなかったらどうなる?
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「勇者に放置された魔王の末路」
総合ポイント 1,334pt


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男の生きざま、恋情。
ハーメルン、カクヨムから転載
【ジャンル】現実世界〔恋愛〕
「ウィdンドウショオポイング」
総合ポイント 154pt


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帝都ティランの会員制サロン「銀枝亭」に集った五人の貴族たち。
話題は庶民の間で流行する「婚約破棄譚」への痛烈な批判だった。
設定の杜撰さ、人物造形の稚拙さ、読者の被害者意識……舌鋒鋭い文芸誌編集主幹カタリナを中心に、知識人たちは存分に嘲笑を重ねていく。
だが談話の果てに浮かび上がったのは──
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「阿呆鳥の連環」
総合ポイント 588pt


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職場のパワハラに苦しむ会社員・彩乃は、高校時代にいじめた相手・美月から勧められ、ストレス発散のため呪いグッズをフリマアプリで販売し始める。
しかし購入者たちが語る「被害者の声」は、かつて自分が加害者だった過去を否応なく突きつけてくる。
美月は許してくれた。
でも、許されていいのだろうか?
罪悪感に蝕まれ、眠れない夜を重ねる彩乃。
やがて購入者たちの呪いの対象に「報い」が訪れ始めたとき、彼女はある決断を下す。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ノロイ、ノロワレ」
総合ポイント 48pt


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ハルシオン王国──二百年前、この国は極度の男尊女卑社会であった。
女には相続権がなく、教育を受ける権利もなく、結婚相手を選ぶ自由さえ与えられていなかった。
女は道具であり、家畜であり、男の所有物に過ぎなかったのだ。
だが今は違う。
一部の男が──そして多数の女が国のあり方を変えた。
だが今度は逆の方向へ振り切ってしまっている。
ちょっとした事で「罪を償うために」と次々自裁していく男たちを前に、女王リディアをはじめ、女たちは社会の在り方を変えようとする。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「レミングス」
総合ポイント 126pt


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剣士カイトは勇者アルヴィンから追放を告げられた。
そして──!!!!!!
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「意識高い系勇者パーティから追放された俺の末路」
総合ポイント 19,366pt


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「私たち四人は対等なの」
──女の提案で始まったのは、三人の男が一人の女を共有する異常な日々だった。
弁護士の真司は漁師の啓二、バーテンダーの了と共に、愛する妻・莉子と暮らしている。
かつては嫉妬に狂い、互いに殺意すら抱いた男たち。
しかし奔放な妻に振り回され、同じ苦しみを共有するうちに、敵同士だったはずの三人の間には奇妙な連帯感が芽生え始める。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「オープンマリッジ」
総合ポイント 128pt


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ジャズの良さがさっぱりわからん
【ジャンル】エッセイ〔その他〕
「ジャズとかよくわからん」
総合ポイント 0pt


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時は大霊能時代!
悪霊、死霊が跋扈するようになり、治安は悪化し、世界中、不穏な事ばかりのサイテーな時代である。
日本でも霊務省が死刑囚を呪いの物件に送り込み、悪霊に始末させることでコストを削減するという悪趣味な制度が採用されている。
そんな中、ベテラン執行官・大佐貫はいつものように凶悪犯の処理に向かうのだが──
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ポイズン・エクソシズム」
総合ポイント 112pt


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ちょっとトッぱずれた世界観の短編を集めました。
目次──各話の簡単な概要は第一話の前書きに。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「トンチキな作品を集めた短編集」
総合ポイント 110pt


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夕暮れの駅のホーム、今にも線路へ吸い込まれそうな女性に男は全力で体当たりを食らわせた。
男の名前は藤巻俊一。
いわゆる、「ぶつかりおじさん」である。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「感電」
総合ポイント 318pt


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夜ごとに星が降る美しい国で、欲しいものは何でも手に入るワガママ王子。
ある日、メイドの大切な形見を無慈悲に捨てた彼は王の怒りに触れ、身一つで城を追い出されてしまいます。
孤独な旅の果てに王子が見つけたものとは
【ジャンル】童話〔その他〕
「星のきらきら」
総合ポイント 96pt


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電柱が自らの意思で根を張り、街を闊歩するようになった日本。
かつての大反乱を経て、人類は彼らとの奇妙な共存関係を築いていた。
人間とコンクリートの間に立ち、摩擦を仲裁するのが「電柱保安調整官」である佐山の仕事だ。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「電柱街」
総合ポイント 10pt


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不同意性交は死刑!!
そんな社会で男と女が恋をする。
【ジャンル】現実世界〔恋愛〕
「君と僕の同意性交」
総合ポイント 84pt


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冒険者パーティ『碧空の翼』の荷物持ちバジルは醜く無能な中年男だ。
そんなある日、彼は仲間に囮として森に捨てられた。
絶望の淵で彼が手にしたのは、若き美女へと変貌する奇跡の力であった。
復讐を誓ったバジルは美貌の魔術師「ジル」となり、かつて自分を見下した男たちの前に現れる。
何も知らない男たちは、かつて蔑んだ男とも知らず、彼女の愛を求めて争い、堕ちていく。

※ 本作は捜索用の為に執筆しました。
こんな感じの作品を読んだことありませんか?
どうしてもオリジナルが読みたくて、しかしタイトルを思い出せないので、仕方ないので書きました。
おおむねこんな感じの設定だったとおもいます。
もしあったら教えてください!DMでも感想でも構いません!
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「無能な中年男、男をたぶらかす魔女となり、自分を捨てたパーティメンバーに地獄を見せる」
総合ポイント 216pt


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鬼塚剛志は現場監督として赴任した京都で、正体不明の敵に精神を削られていた。
それは「京都弁」という名の、本音と建前が入り混じる魔宮であった。
職人の笑顔の裏にある真意が読めず、挨拶すらも攻撃に聞こえる日々。
蓄積されたストレスと疑心暗鬼が限界を超えた時、男の拳が禁断の解決策を選び取る。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「京都殺拳地獄(きょうとごろしこぶしのじごく)」
総合ポイント 46pt


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産後豹変した妻・絵里奈の苛烈な叱責に追い詰められる夫、洋平。
家庭に居場所を失った彼は怒りを糧に「完璧な仕事と育児」をこなして自らを死へ追いやるという狂気的な復讐にも似た自滅の道を歩み始める。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「夢の轍」
総合ポイント 136pt


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太平洋戦争架空戦記。
【ジャンル】歴史〔文芸〕
「白い悪魔」
総合ポイント 368pt


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甘い嘘よりも、冷徹な罵倒を。
裏切りの果てに少女が抱いた歪で抗いがたい執着の物語。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「花弁」
総合ポイント 114pt
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― 新着の感想 ―
この智将、脳筋すぎる 魔族の血しか流れてないでしょ
完璧かな?そうかな。そうかも……
間違いなくやることなす事邪悪なのに絶妙に愛すべきポンコツになっているのが可愛らしすぎる…
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