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悪役令息はママがちゅき  作者: 埴輪庭
第1章「ママが好き」

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48/142

贈り物

 ◆


『坊ちゃま! お土産ですぞ!』


 などと言ってグラマンからでかい竜の目玉を渡されたのだが、正直扱いに困る。


 なにせ一抱えほどもあるのだ。


 無価値というわけではなく、魔術の触媒として有用──とされている。


 だがそもそも触媒なんていうものは、劣等が背伸びをして自身の魔力で魔術を贖えない際に必要なのであって、俺には不要だ。


 では俺はどんな魔術も好き放題行使できるだけの無限大の魔力があるのかと言えば、それは少し違う。


 ことわりを解せば、最小限の魔力で魔術が扱えるというだけである。


 ・

 ・

 ・


「コトワリ……ですか」


 俺を腕枕して添い寝しているフェリがそんな事を言った。


「そうだ。全てに因果がある。劣等共が大きな魔術を扱おうとする時、馬鹿みたいな魔力を食ってしまうのは原因と結果に対して無理解だからだ。例えばただ走るにせよ、正しい姿勢というものがあるだろう? 走るという結果は同じであっても、正しい姿勢、正しい呼吸で走れば、速く長く走れるはずだ。では正しい姿勢、正しい呼吸とは何か──その様にして理解の深度を深めていく。魔術の行使も同じ要領だ。無理解だと余計な力が必要となる」


「素敵です、若様」


 そう言ってフェリは俺を抱く腕に力を込めた。


 こいつは俺の話を本当に聞いているのだろうか。


「……まあいい、とにかくグラマンが持ってきた例の代物をどうするか。フェリ、何か良い案はないか」


 俺が尋ねると、フェリはやや思案してから──


「贈り物として他家に贈呈するのはどうでしょうか」


「何?」


 贈り物? 


 そんな媚びを売るような真似を俺がしなければならないと? 


「はい、若様の目的は大奥様による帝国、いえ、ひいては世界の掌握でございます。そのためにはアステール公爵家のみならず、理解と力のある家々をお味方にしなければなりません」


「そんなものは力で従わせれば良いではないか」


 俺が言うとフェリは首を振った。


 振るたびに胸がぶるんぶるんと揺れて俺の鼻先をかすめるので鬱陶しい。


「面従腹背という言葉が御座います。力で従えても、それでは胸に二心を抱く者が出てきます。そうなれば大奥様も心が休まらないでしょう」


 道理ではあった。


 俺としてはそんな連中は適当に洗脳なりなんなりしてしまえば良いとおもうのだが、母上がどう思うか──


「……それで、贈り物をしろと?」


「はい。竜眼は若様以外の者たちにとっては非常に価値があるモノですから。しかし、贈る相手は選ぶべきでしょう」


「そんなに価値があるものなら母上に……」


「グラマン殿が持ってきた竜眼は氷竜のものです。大奥様の魔力とは非常に相性が悪いかと……」


 フェリの言う通りだった。


 母上の生家であるエルデンブルーム伯爵家の始祖であるサルバトリ伯爵はエルフェン種(チョロテール公爵家嫡男参照)であり、となれば凍てつく風を宿す氷竜眼は確かに相性が悪いだろう。


「ではどこの家に送れというのだ」


 俺が尋ねると、フェリは数秒思案した後──


「サリオン公爵家が宜しいかと」


 と言った。


 ◆◆◆


 父上から静養を命じられて数日。


 目を閉じると、あの剣術大会の光景がありありと甦ってきて、胸の奥が苦しくなる。


 原因は明らかだった。


 ハイン・セラ・アステール。


 つい先日の剣術大会で、わたしは彼に完膚なきまで打ちのめされた。


 それだけならまだいい。


 勝てない勝負だと最初から分かっていたから、結果はどうということもないはずだった。


 ただ、その後に私は事もあろうに……


 痛みよりも、あとになって込み上げてくる恥辱と戸惑い、そして奇妙な……感情。


 気づくと、窓の外を眺めながら彼の姿を思い浮かべてしまう。


 ──ハイン様は多分、その気になれば私の事なんて一方的に斬り捨てる事が出来たはず


 そうしなかったのはなぜだろう。


 最後に私が無理やり口づけをした時、面白そうに笑っていたのは何故だろう。


 父上からはあの事で酷く叱られてしまった。


 おじい様からは褒められたけれど。


「お嬢様、よろしいでしょうか」


 部屋の扉の外から家令の控えめな声が響いてきた。


 わたしは表情を整えながら「はい、どうぞ」と促す。


 扉を少しだけ開けて、家令が顔をのぞかせる。


「お加減が落ち着いているようでしたら、少々お耳に入れたいことがございまして」


 家令はわたしがうなずくのを待って、奥まで進んできた。


「実は、アステール公爵家の嫡男であらせられる──ハイン・セラ・アステール様から、贈り物が届いております」


 一瞬、頭の中が白くなる。


「……アステール公爵家から?」


 思わず聞き返すと、家令は小さく頷いた。


「はい。お手紙によると、今回の剣術大会でエスメラルダ様に怪我を負わせてしまったことへのお詫び、と記されておりますが……」


 意図がよく分からない。


 あのハイン様がお詫び? 


「そう、ですか……それで、一体何を届けてくださったのでしょう?」


「どうお伝えするべきか迷いましたが、贈品は……竜眼のようです。もちろん"生"ではなく、加工処理がされておりますが、それでも人間の頭部よりもはるかに大きな、青い水晶玉のような代物で……おそらく氷竜種のものかと」


「竜眼、ですって……?」


 心臓が一気に高鳴って、思わず息を呑む。


 竜眼といえば、古くから最高級の魔術触媒として重宝される代物だ。


 その大きさによっては、まるで国ひとつを買えるほどの価値があるとさえ言われている。


 まともに市場に出回ることはまずなく、闇商人が扱うような物もあまりに高額すぎて、限られた大貴族や王族ぐらいしか手が届かない。


「なぜ、そこまで……」


 あのハイン様が、こんなとんでもない品を「お詫び」などと言って寄越すとは。


 何か裏があるのか……。


 混乱するわたしを横目に、家令はさらに言葉を続けた。


「さきほど公爵様にもご報告申し上げましたが……」


 家令が言葉を濁したが、その先はわたしも充分に想像がついた。


「きっと不機嫌になってしまったのでしょう?」


 私が尋ねると家令は頷く。


 父はアステール公爵家を嫌っている。


 理由は私にはわかる──劣等感だ。


「アステール公爵家とは剣と盾の関係。手を取り合う事すれ、敵視するなんて正直愚行としか思えないけれど」


 わたしはため息交じりにつぶやく。


 家令が困ったように顔をしかめ、肯定の姿勢を取る。


 贈ってきたのが嫌いなアステール公爵家だと分かっているのに、竜眼の価値が分かるからこそ突き返したりする気はないらしい。


「ああ、父上らしいわね……」


 そう思うと、胸の奥に冷たい水が流れ込むような落胆を覚える。


 父は「サリオン公爵家の威信を高める」とか「誇りを取り戻す」とか、いつも口にしている割には、こうして気に食わない相手からの贈り物をどうにか利用しようとする。


 わたしは無言のまま寝台を下り、家令に尋ねた。


「その竜眼、今はどこにあるの?」


 家令はすぐに答える。


「応接間に飾られています。今のところ公爵様は誰にも触れさせないように、と厳重に見張りをつけていますが……」


「分かったわ。後でわたくしも見に行きます」


「お嬢様。お身体が本調子ではないのですし、あまりご無理なさらぬよう……」


 家令が声をかけてくれるので、わたしは小さく微笑んでみせる。


 実の所、痛みは余りないし、体を動かしても問題はない。


 腹部を突き刺されて、たった数日の静養でここまで回復するなんて自分でも信じられないほどだ。


 ハイン様がその様に刺した、と癒術師は言っていたが──


 まさか、私の事を気遣ってくれている? 


 贈り物にせよ、他意はなく、純粋に私の事を想って? 


 そんな事を考えた瞬間。


 私は下腹がキュウと苦しくなってしまうのだ。


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作品紹介

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※ 20260119時点、第一章完まで毎日午前六時に投稿予約しています。
【ジャンル】(長編)ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「追放された王太子と公爵令嬢が冒険者になる話」
総合ポイント 1,068pt


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六十年間、何をやっても失敗し続けてきた男がいる。
幼稒園では振り付けを覚えられず、学校では成績も運動も最下位。
恋は告げられず、仕事ではミスを重ね、やがてリストラ。
期待されないことだけが彼の救いだった。
期待されなければ、失望されることもないからだ。
両親を看取り、五十五を過ぎた頃、彼は三十年ぶりに小説を書き始める。
題材は自分自身。
何の取り柄もない、救いようのない半生。
書き上げた原稿を、返事など期待せずに出版社へ送った。
──しかし。
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「闇、搔き毟りて」
総合ポイント 0pt


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この記録集は、二〇二五年八月から九月にかけて起きた「灯之村発熱事件」に関する資料をまとめたものである。
事件の中心人物である花村園子(動画共有サイト「ViShare」チャンネル「SONOKO's Journey」運営者)は、二〇二五年九月十四日に交通事故を起こし重傷を負った。
退院後、彼女はすべてのSNSアカウントの更新を停止し、現在も消息不明となっている。

本記録集には以下の資料が含まれる。
・花村園子が撮影した映像の書き起こし
・関係者へのインタビュー記録
・ViShare動画およびコメント欄のアーカイブ
・SNS(Z、Picstagram等)の投稿記録
・インターネット掲示板の過去ログ
・メール・ダイレクトメッセージの記録
・行政文書(保健所報告書、村議会議事録等)
・新聞・週刊誌記事
・医学論文・学会報告
・郷土史料・古文書
・その他の関連資料

なお、プライバシー保護のため、一部の人名・地名は仮名としている。
また、資料の配列は時系列に沿っているが、一部編集を加えている箇所がある。

※ 本作は作者が去年のいつだったかにかいた「ヒツギノムラ」という因習村系ホラーをモキュメンタリー形式に仕立て直したものです。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「灯之村発熱事件 記録集」
総合ポイント 22pt


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魔力が絶対の価値を持つウェザリオ王国で「無能」と断じられた王子シャールと公爵令嬢セフィラ。
しかし彼らには万物を操る未知の力があった。
元王子と聡明な元令嬢は国を捨て、追手を退け、辺境の街で冒険者として再起する。


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「貴女を愛する事は、私にはできない」
──近衛騎士団長ガリューは、セレスティアにそういった。
そして彼女は人を辞めた。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「血と鉄と愛」
総合ポイント 114pt


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ここ最近、ランベール王国ではしょうもない理由での婚約破棄が流行している。
麗しき公爵令嬢ライラ・オーネストはそれを苦々しく思っていた。
だがそんな彼女もある日、婚約者であるエルリック王太子から婚約破棄を告げられてしまう。
しかしその理由は真実の愛を見つけたからでも、ライラに愛想がないからでもなかった。

※ 本作は 『なんか説得力のある婚約破棄 』 『なんか説得力のある元鞘』 の二編をコンテスト応募用にまとめたものです。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「つかず、離れず」
総合ポイント 122pt


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承認欲求の末路。
とあるウェブ小説作家の生きざまとくたばりざまを書いた恥小説。
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「馬鹿面(ばかづら)」
総合ポイント 116pt


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「なんか説得力のある婚約破棄」(※ランキングタグにリンクあり)の後日談。
どうしようもない政治情勢で婚約を破棄せざるを得なかった王太子エルリックと公爵令嬢ライラ。
二人は優秀であり、優秀であるがゆえに道理を通せば国が滅びると理解し、愛を諦めたのだ。
しかし──
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「なんか説得力のある元鞘」
総合ポイント 2,432pt


━━━━━━━━━━━━━━━━

よくある聖女召喚。
でももしも召喚した聖女がやべー聖女だったら?

「可愛らしいですわね、小さな子犬が吠えているようで」

召喚された聖女は、王に向かってそう微笑んだ。
瘴気に覆われ滅亡の危機に瀕した王国。
起死回生を賭けた聖女召喚の儀式は成功し、銀髪に紫の瞳を持つ絶世の美女が現れる。
だが彼女は王の懇願をあっさりと断り、牢に繋がれても怯える様子すらない。
プルーウィアと名乗るその女は、周囲を見回してただ一言、「原始的ですわね」と呟いた。
そんな彼女を従わせようと脅す国王を、彼女は終始穏やかな笑みで見つめている。
まるで、人間が蟻の巣を眺めるような目で。
この「聖女」は一体何者なのか。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「よくある聖女召喚」
総合ポイント 4,852pt


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アイドルはうんちをしない。
これは比喩でも誇張でもなく、文字通りの事実である。
彼女たちの体内に入ったあらゆる物質はどのような毒性を帯びていようと完璧に無効化され、吸収されてしまう。
そんなアイドルが、アイドルたちが世界を救い、そして破滅させる話。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「アイドルはうんちをしない」
総合ポイント 202pt


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ここ最近、ランベール王国ではしょうもない理由での婚約破棄が流行している。
麗しき公爵令嬢ライラ・オーネストはそれを苦々しく思っていた。
だがそんな彼女もある日、婚約者であるエルリック王太子から婚約破棄を告げられてしまう。
しかしその理由は真実の愛を見つけたからでも、ライラに愛想がないからでもなかった。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「なんか説得力のある婚約破棄」
総合ポイント 6,264pt


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「品」──それが僕と亜里沙の決定的な違いだった。
亜里沙は二年付き合った恋人だ。
でも彼女は何をやるにも雑だった。
料理も、紅茶の淹れ方も、そして僕らが共有する「ある趣味」においても。
過程を楽しむことを知らず、すぐに結果だけを求める。
僕は彼女との日々に疲れていた。
だがそんなある日、見知らぬ男から届いたとあるメッセージ。
そこには、彼女のあられもない姿が映っていた。
そう、NTRという奴である。
怒るべき場面で僕が感じたのは、ただ一つの確信だった──やはり、彼女とは性格が合わない。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「性格の不一致」
総合ポイント 684pt


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信長公記、ほぼ史実。
【ジャンル】歴史〔文芸〕
「森蘭ギャル」
総合ポイント 720pt


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殺すことだけを教え込まれた軍人アシェルと、人の本心を見抜く力ゆえに孤立してきた王女キュルケ。
幼い頃から奇妙な絆で結ばれていた二人だが。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「後の月」
総合ポイント 224pt


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呪いの動画を見てしまった。
私は一週間後に死ぬらしい。

でも大丈夫(?)。

地球が三日後に滅びるそうだから、怖くない。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「メテオリック・エクソシズム」
総合ポイント 296pt


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勇者が魔王を倒そうとしなかったらどうなる?
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「勇者に放置された魔王の末路」
総合ポイント 1,334pt


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男の生きざま、恋情。
ハーメルン、カクヨムから転載
【ジャンル】現実世界〔恋愛〕
「ウィdンドウショオポイング」
総合ポイント 154pt


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帝都ティランの会員制サロン「銀枝亭」に集った五人の貴族たち。
話題は庶民の間で流行する「婚約破棄譚」への痛烈な批判だった。
設定の杜撰さ、人物造形の稚拙さ、読者の被害者意識……舌鋒鋭い文芸誌編集主幹カタリナを中心に、知識人たちは存分に嘲笑を重ねていく。
だが談話の果てに浮かび上がったのは──
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「阿呆鳥の連環」
総合ポイント 588pt


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職場のパワハラに苦しむ会社員・彩乃は、高校時代にいじめた相手・美月から勧められ、ストレス発散のため呪いグッズをフリマアプリで販売し始める。
しかし購入者たちが語る「被害者の声」は、かつて自分が加害者だった過去を否応なく突きつけてくる。
美月は許してくれた。
でも、許されていいのだろうか?
罪悪感に蝕まれ、眠れない夜を重ねる彩乃。
やがて購入者たちの呪いの対象に「報い」が訪れ始めたとき、彼女はある決断を下す。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ノロイ、ノロワレ」
総合ポイント 48pt


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ハルシオン王国──二百年前、この国は極度の男尊女卑社会であった。
女には相続権がなく、教育を受ける権利もなく、結婚相手を選ぶ自由さえ与えられていなかった。
女は道具であり、家畜であり、男の所有物に過ぎなかったのだ。
だが今は違う。
一部の男が──そして多数の女が国のあり方を変えた。
だが今度は逆の方向へ振り切ってしまっている。
ちょっとした事で「罪を償うために」と次々自裁していく男たちを前に、女王リディアをはじめ、女たちは社会の在り方を変えようとする。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「レミングス」
総合ポイント 126pt


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剣士カイトは勇者アルヴィンから追放を告げられた。
そして──!!!!!!
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「意識高い系勇者パーティから追放された俺の末路」
総合ポイント 19,366pt


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「私たち四人は対等なの」
──女の提案で始まったのは、三人の男が一人の女を共有する異常な日々だった。
弁護士の真司は漁師の啓二、バーテンダーの了と共に、愛する妻・莉子と暮らしている。
かつては嫉妬に狂い、互いに殺意すら抱いた男たち。
しかし奔放な妻に振り回され、同じ苦しみを共有するうちに、敵同士だったはずの三人の間には奇妙な連帯感が芽生え始める。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「オープンマリッジ」
総合ポイント 128pt


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ジャズの良さがさっぱりわからん
【ジャンル】エッセイ〔その他〕
「ジャズとかよくわからん」
総合ポイント 0pt


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時は大霊能時代!
悪霊、死霊が跋扈するようになり、治安は悪化し、世界中、不穏な事ばかりのサイテーな時代である。
日本でも霊務省が死刑囚を呪いの物件に送り込み、悪霊に始末させることでコストを削減するという悪趣味な制度が採用されている。
そんな中、ベテラン執行官・大佐貫はいつものように凶悪犯の処理に向かうのだが──
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ポイズン・エクソシズム」
総合ポイント 112pt


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ちょっとトッぱずれた世界観の短編を集めました。
目次──各話の簡単な概要は第一話の前書きに。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「トンチキな作品を集めた短編集」
総合ポイント 110pt


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夕暮れの駅のホーム、今にも線路へ吸い込まれそうな女性に男は全力で体当たりを食らわせた。
男の名前は藤巻俊一。
いわゆる、「ぶつかりおじさん」である。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「感電」
総合ポイント 318pt


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夜ごとに星が降る美しい国で、欲しいものは何でも手に入るワガママ王子。
ある日、メイドの大切な形見を無慈悲に捨てた彼は王の怒りに触れ、身一つで城を追い出されてしまいます。
孤独な旅の果てに王子が見つけたものとは
【ジャンル】童話〔その他〕
「星のきらきら」
総合ポイント 96pt


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電柱が自らの意思で根を張り、街を闊歩するようになった日本。
かつての大反乱を経て、人類は彼らとの奇妙な共存関係を築いていた。
人間とコンクリートの間に立ち、摩擦を仲裁するのが「電柱保安調整官」である佐山の仕事だ。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「電柱街」
総合ポイント 10pt


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不同意性交は死刑!!
そんな社会で男と女が恋をする。
【ジャンル】現実世界〔恋愛〕
「君と僕の同意性交」
総合ポイント 84pt


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冒険者パーティ『碧空の翼』の荷物持ちバジルは醜く無能な中年男だ。
そんなある日、彼は仲間に囮として森に捨てられた。
絶望の淵で彼が手にしたのは、若き美女へと変貌する奇跡の力であった。
復讐を誓ったバジルは美貌の魔術師「ジル」となり、かつて自分を見下した男たちの前に現れる。
何も知らない男たちは、かつて蔑んだ男とも知らず、彼女の愛を求めて争い、堕ちていく。

※ 本作は捜索用の為に執筆しました。
こんな感じの作品を読んだことありませんか?
どうしてもオリジナルが読みたくて、しかしタイトルを思い出せないので、仕方ないので書きました。
おおむねこんな感じの設定だったとおもいます。
もしあったら教えてください!DMでも感想でも構いません!
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「無能な中年男、男をたぶらかす魔女となり、自分を捨てたパーティメンバーに地獄を見せる」
総合ポイント 216pt


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鬼塚剛志は現場監督として赴任した京都で、正体不明の敵に精神を削られていた。
それは「京都弁」という名の、本音と建前が入り混じる魔宮であった。
職人の笑顔の裏にある真意が読めず、挨拶すらも攻撃に聞こえる日々。
蓄積されたストレスと疑心暗鬼が限界を超えた時、男の拳が禁断の解決策を選び取る。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「京都殺拳地獄(きょうとごろしこぶしのじごく)」
総合ポイント 46pt


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産後豹変した妻・絵里奈の苛烈な叱責に追い詰められる夫、洋平。
家庭に居場所を失った彼は怒りを糧に「完璧な仕事と育児」をこなして自らを死へ追いやるという狂気的な復讐にも似た自滅の道を歩み始める。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「夢の轍」
総合ポイント 136pt


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太平洋戦争架空戦記。
【ジャンル】歴史〔文芸〕
「白い悪魔」
総合ポイント 368pt


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甘い嘘よりも、冷徹な罵倒を。
裏切りの果てに少女が抱いた歪で抗いがたい執着の物語。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「花弁」
総合ポイント 114pt
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