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悪役令息はママがちゅき  作者: 埴輪庭
第1章「ママが好き」

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35/142

剣術大会当日①

 ◆


「母上、なぜ教えてくれなかったのですか?」


 夕食の席で俺は母上に尋ねた。


 母上の目論見は分かる。


 ただ、息子の俺には教えてくれてもいいじゃないかという思いもあったのだ。


 自分でも子どもっぽいとは思うものの、声にはやや不満の色が滲んでしまっていたかもしれない。


 すると母上は──


「ふふふ、ごめんなさいね、ハイン。でも驚かせようとおもって」


 まあ確かにあの母上が、とは思ったが。


「まあ、それは良いですが……。それにしても教師とは。盲点でした」


「私も思う所があるのよ。魔術の業も随分と鈍ってしまったし」


「なるほど、ではまずは足元からという事ですか」


 俺が言うと、母上は頷いた。


 母上がガイネス帝国の、いや、母上が初代女帝となるならば──アステール帝国か。ともかく、アステール帝国の皇帝となるならば、確かに魔術の業が錆びているというのは問題かもしれない。


 ガイネス帝国は個の力を信奉している。


 これはつまり、下々の劣等の総意でもあるわけだ。


 すると国の名前が変わったとして、その体質はさほど変わらないだろう。


 そうなると魔術の業が未熟だとそれだけで舐められる恐れがある。


 母上もそれを危惧しているのだ、きっと、恐らく、多分。


「そんなことより、ハイン、そろそろ剣術大会ね。私も応援に行くから頑張ってね」


 頑張れということは圧倒的力を見せて全員ぶちのめせと言う事だろう──つまり激励。


 だが、俺が警戒すべき難敵もいるということだ──つまり警告。


 俺が頑張らないでもそれなりに剣を使える事は、当然母上も存じていらっしゃるはず。


 となれば、頑張らないと勝利できないような強敵が待ち受けているに違いない。


 俺は直感で、そいつはあのアルファイドオス──いや、アゼルだと察した。


 しかしまさか母上が直々に俺に警戒を促すほどの相手だとは。


「あら。ハイン、もしかして余り自信がなかったり?」


「いえ、そんな事はありません」


 俺はそう答えたが、母上は珍しいものを見たというような表情を浮かべて俺を見て言った。


「あくまでも催し事なのだから、そこまで深刻に考えないでも良いと思うんだけど」


 俺はそんなに余裕がなさそうに見えるのだろうか? 


 母上はそんな俺に不安を抱いてしまったかもしれない。


 だとするならば、許されざる失態だ。


「母上、ご安心ください。例え剣であろうと、このハイン……他の劣等にはおさおさ遅れは取りません。アステール公爵家の名に懸けて、全身と全霊を以て対戦者悉く剣の錆にしてやります」


「い、いえ……剣の錆にはしなくて良いわ。行事の一つとして楽しんでくれればいいの」


 剣術大会など子どもの遊びに過ぎないが、それでも大きな意味を持つ者たちもいる。継嗣ではなく次男以下の者たちだ。


 そう言った者たちは卒業後、それぞれの能力に基づいて進路が決まる。


 学園の成績や各種大会での実績は、その最初の一歩の踏み出し幅に大きく影響するのだ。


 つまり、俺が大会で圧勝してしまうということはそういった者たちの立身の夢を打ち砕く事になる。


 上に立つ者として、そんな行為に罪悪感を抱いていたら始まらない。


 要するに、母上は俺に修羅となれと言っているのだ。


 人の想いを "楽しんで" 踏みにじる事が出来る精神のタフさを身につけろと仰っている。


「母上、ご安心ください。心得ております」


 劣等の体だろうが心だろうが夢だろうが、そんなものを幾ら踏みにじっても俺の心はぴくりとも動かないだろう。


 俺がどれだけ冷徹、冷酷かを示して、母上を安心させて差し上げなければ。


 あの小生意気な赤毛──アゼルの頭蓋骨で果実水でも飲んでやるか! 


 そんな事を思っていると、母上が小首を傾げて俺を見た。


 首回りのあの曲線の美しさよ。


 輝いてさえ見える。


 山々の稜線に掛かる月光のようだ。


 俺は目力を込めて母上を見つめた。気を抜いてしまえばたちまち目が蕩けてしまうだろう。


 だがそんな俺を見て母上は言う。


「う~ん……ちょっと、これは……うん、そうね。ちょっとハイン、今夜は一緒に眠りましょうか、久しぶりに……」


 俺は心臓を一突きにされた思いがした。


 岩だ! 


 岩の中には並々と "水" が蓄えられている──ただの水じゃない、熱くドロドロとした水だ。


 俺は『大好きママ!』と叫び出したい気持ちを抑え、無言で頷くのが精いっぱいだった。


 そして夜。


 ◆


 俺は母上の寝室の前で立ち尽くしていた。


 魔石灯の光が廊下に投げかける影が、まるで俺の中の躊躇いを具現化したかのように揺らめく。


 ここ最近俺は母上と寝台を共にしていないのだ。


 最初は勿論不満だったが、今なら母上が親離れを促した理由がよく分かる。


 母上が覇道を歩むなら、その第一の臣である俺が母上に依存しすぎていては駄目なのだ。


 母上と一緒に寝れないだけで落ち込む(ヤワ)な足では、世界征服──否、世界平和への困難な道を歩きとおす事はできないだろう。


 だがまてよ、だというのになぜ母上は今夜俺と……? 


 疑問を振り切る様にして、俺はそっとノックをした。


 途端、扉がゆっくりと開く。


 ふわりと香る母上の魔力。


 俺は一瞬、視界一杯に広がる森を幻視した。


 新芽の香りと朽ちた落葉の匂いが混ざり合ったような──それは紛れもなく母上の魔力だった。


 母上は何も言わない。


 しかし俺には母上がどれだけ俺を大切に想ってくれているかがよくわかる。


 目は口ほどに物を言うとあるが、魔力はそれ以上に物を言うのだ。


 母上の魔力が部屋全体を包み込み、まるで子を迎え入れる母鳥の翼のように俺を招いているのがよくわかる。


 俺も自らの魔力を僅かに香らせた。


 乗せた愛情は "愛" だ。


 この深く広く、そして熱くてドロドロとした想いは愛という言葉だけではとても言い表す事ができない。


 ゆえに便宜上、愛と呼ぶ事にする。


 俺は寝台へふらふらと足を進めた──まるで月に引かれる潮のように


 寝台の横に腰を下ろすと、柔らかな布地が俺の重みを受け止める。


 そうして母上の隣に横たわる時、母上が俺の頭をゆっくりと撫でた。


 母上の手が頭を撫でた時、俺は俺ではなく、僕になってしまった。


「ママ……」


 その一言が、堰を切ったように零れ出る。


「私の坊や」


 ママの声が優しく響く。


「もう少し肩の力を抜いていいのよ」


 僕は目を瞑り、ママの胸に顔を押し付けた。


 呼吸が出来ないが問題はない。


 たとえ数十分息ができなくたって死にはしない。


 今は、ただ全ての呼吸をママを感じる事に使いたかった。


 ・

 ・

 ・


 そして翌日。


 剣術大会当日だ。


「ハイン、今日は頑張ってね、でもほどほどに」


 俺は母上の言葉に頷く。


 母上の言うとおり、ほどほどにしてやるつもりだ。


 俺でさえ弱い部分がある事を昨晩よくよく理解した。


 劣等ならばそれこそ心技体──いや、存在そのものが糞雑魚なのだろう。


 となれば、力を示すにせよ示し方というものがある。


 というのも、国は人から成り、その人というのは多くが劣等だ。


 そして劣等はか弱く、脆い。


 ゆえに簡単にその数を減らしてしまう。


 ならば、()()()()に撫でてやるようにしよう。


 ◆◆◆


 ファーナ・イラ・アボットの剣は男顔負けに剣を佳く使う。


 アボット伯爵家は代々魔力に恵まれなかったが、代わりに剣の業を磨いてきたのだ。


 その剣理は単純で、素早く、そして強く斬れば相手は死ぬというもの。


 第一回戦。


 相手の利き腕が剣ごと断ち切られ共に宙を舞った時、観客席からの悲鳴が響いた。


 第二回戦では速さを見せた。


 試合開始の合図の後、相手が剣を構える僅かな隙も与えず一瞬で喉元に切っ先を突きつけた。


 ちなみに四肢の欠損程度ならば、治癒の業を得意とする十二公家の一家、アスクレピウス公爵家の治癒師たちが簡単に治してしまうので問題ない。


 しかし第三回戦。


 ファーナは思わず舌打ちを呑み込んだ。


 眼前に立つハイン・セラ・アステール。


 サリオン公爵家が帝都の盾なら、アステール公爵家は帝都の槍と呼ばれている。


 それが気に食わないのだ。


 というのもアボット伯爵家は "剣聖" として名高い十二公家の一家、オルレアン公爵家の寄り子であるからだ。


 本来ならばアステール公爵家ではなく、オルレアン公爵家こそが帝都の剣として在るべきだった──ファーナにはそんな想いがある。


 ──私を、見下してるな


 ハインの瞳を見つめた時、ファーナの心が軋んだ。


 見下しているだけではない。


 同じ人間とは見ていない、そんな目だ。


 人間は同じ人間をそこまで見下せるのかという目。


 ファーナはぎりりと柄を握り締め、地面を蹴り砕かんばかりの勢いで駆けだした。


 目的は一刀両断。


 帝国屈指の治癒師とはいえ死んでしまってはどうにもできないので、この剣術大会でも相手の殺害は禁止されている。


 だのに、この斬撃は。


 相手が死んでしまっても構わないと思っていなければこの太刀筋で斬りかかる事はできない。


 彼女の若さ、そして怒りが剣撃を妥協のないものにしてしまった。


 だが──


 ・

 ・

 ・


 あ、とファーナはその場で立ち止まった。


 剣は既に振り切っている。


 しかし無惨に真っ二つとなったハインはその場にはいない。


 ハインはなぜかファーナの背後にいた。


 ファーナと同じく、剣を振り切った格好だ。


「やれやれ、お互い空振りかな」


 ハインがやけに大きな声で言う。


 しかしファーナには分かっていた──空振りではないと。


 確かに自身の剣は空振りだった。


 しかしハインの剣は空振りではなかったのだ。


 ──()()()()()()


 ファーナほどの優れた剣士だからこそ分かる、小さく微妙な感覚。


 ──私は、一歩でも動けば、死ぬ


 冷たい刃が自身の脳天から股まで真っ二つに通りすぎたことを、感覚で理解していた。


 だのになぜ生きているのかと言えば、体が斬られた事に気付いていないからだ。


 気付かせてはならない──死にたくなければ。


 ファーナは一歩も動けない、動かない。


 そんなファーナに、ハインは優しく声を掛けた。


「10数えろ。ゆっくりと。慎重に──そうすれば、死なずに済む。動けるようになる。その後、降参を宣言しろ。降参したくなければ試合続行だ。だが次は()()()()()()()からな」


 そして10秒後、ファーナは降参を宣言した。

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作品紹介

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【ジャンル】(長編)ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「追放された王太子と公爵令嬢が冒険者になる話」
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六十年間、何をやっても失敗し続けてきた男がいる。
幼稒園では振り付けを覚えられず、学校では成績も運動も最下位。
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この記録集は、二〇二五年八月から九月にかけて起きた「灯之村発熱事件」に関する資料をまとめたものである。
事件の中心人物である花村園子(動画共有サイト「ViShare」チャンネル「SONOKO's Journey」運営者)は、二〇二五年九月十四日に交通事故を起こし重傷を負った。
退院後、彼女はすべてのSNSアカウントの更新を停止し、現在も消息不明となっている。

本記録集には以下の資料が含まれる。
・花村園子が撮影した映像の書き起こし
・関係者へのインタビュー記録
・ViShare動画およびコメント欄のアーカイブ
・SNS(Z、Picstagram等)の投稿記録
・インターネット掲示板の過去ログ
・メール・ダイレクトメッセージの記録
・行政文書(保健所報告書、村議会議事録等)
・新聞・週刊誌記事
・医学論文・学会報告
・郷土史料・古文書
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なお、プライバシー保護のため、一部の人名・地名は仮名としている。
また、資料の配列は時系列に沿っているが、一部編集を加えている箇所がある。

※ 本作は作者が去年のいつだったかにかいた「ヒツギノムラ」という因習村系ホラーをモキュメンタリー形式に仕立て直したものです。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
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しかし彼らには万物を操る未知の力があった。
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だがそんな彼女もある日、婚約者であるエルリック王太子から婚約破棄を告げられてしまう。
しかしその理由は真実の愛を見つけたからでも、ライラに愛想がないからでもなかった。

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【ジャンル】異世界〔恋愛〕
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承認欲求の末路。
とあるウェブ小説作家の生きざまとくたばりざまを書いた恥小説。
【ジャンル】純文学〔文芸〕
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どうしようもない政治情勢で婚約を破棄せざるを得なかった王太子エルリックと公爵令嬢ライラ。
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【ジャンル】異世界〔恋愛〕
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「可愛らしいですわね、小さな子犬が吠えているようで」

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【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
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「品」──それが僕と亜里沙の決定的な違いだった。
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【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
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信長公記、ほぼ史実。
【ジャンル】歴史〔文芸〕
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殺すことだけを教え込まれた軍人アシェルと、人の本心を見抜く力ゆえに孤立してきた王女キュルケ。
幼い頃から奇妙な絆で結ばれていた二人だが。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「後の月」
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呪いの動画を見てしまった。
私は一週間後に死ぬらしい。

でも大丈夫(?)。

地球が三日後に滅びるそうだから、怖くない。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
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勇者が魔王を倒そうとしなかったらどうなる?
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「勇者に放置された魔王の末路」
総合ポイント 1,334pt


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男の生きざま、恋情。
ハーメルン、カクヨムから転載
【ジャンル】現実世界〔恋愛〕
「ウィdンドウショオポイング」
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帝都ティランの会員制サロン「銀枝亭」に集った五人の貴族たち。
話題は庶民の間で流行する「婚約破棄譚」への痛烈な批判だった。
設定の杜撰さ、人物造形の稚拙さ、読者の被害者意識……舌鋒鋭い文芸誌編集主幹カタリナを中心に、知識人たちは存分に嘲笑を重ねていく。
だが談話の果てに浮かび上がったのは──
【ジャンル】純文学〔文芸〕
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職場のパワハラに苦しむ会社員・彩乃は、高校時代にいじめた相手・美月から勧められ、ストレス発散のため呪いグッズをフリマアプリで販売し始める。
しかし購入者たちが語る「被害者の声」は、かつて自分が加害者だった過去を否応なく突きつけてくる。
美月は許してくれた。
でも、許されていいのだろうか?
罪悪感に蝕まれ、眠れない夜を重ねる彩乃。
やがて購入者たちの呪いの対象に「報い」が訪れ始めたとき、彼女はある決断を下す。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ノロイ、ノロワレ」
総合ポイント 48pt


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ハルシオン王国──二百年前、この国は極度の男尊女卑社会であった。
女には相続権がなく、教育を受ける権利もなく、結婚相手を選ぶ自由さえ与えられていなかった。
女は道具であり、家畜であり、男の所有物に過ぎなかったのだ。
だが今は違う。
一部の男が──そして多数の女が国のあり方を変えた。
だが今度は逆の方向へ振り切ってしまっている。
ちょっとした事で「罪を償うために」と次々自裁していく男たちを前に、女王リディアをはじめ、女たちは社会の在り方を変えようとする。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
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剣士カイトは勇者アルヴィンから追放を告げられた。
そして──!!!!!!
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「意識高い系勇者パーティから追放された俺の末路」
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「私たち四人は対等なの」
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弁護士の真司は漁師の啓二、バーテンダーの了と共に、愛する妻・莉子と暮らしている。
かつては嫉妬に狂い、互いに殺意すら抱いた男たち。
しかし奔放な妻に振り回され、同じ苦しみを共有するうちに、敵同士だったはずの三人の間には奇妙な連帯感が芽生え始める。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「オープンマリッジ」
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ジャズの良さがさっぱりわからん
【ジャンル】エッセイ〔その他〕
「ジャズとかよくわからん」
総合ポイント 0pt


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時は大霊能時代!
悪霊、死霊が跋扈するようになり、治安は悪化し、世界中、不穏な事ばかりのサイテーな時代である。
日本でも霊務省が死刑囚を呪いの物件に送り込み、悪霊に始末させることでコストを削減するという悪趣味な制度が採用されている。
そんな中、ベテラン執行官・大佐貫はいつものように凶悪犯の処理に向かうのだが──
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ポイズン・エクソシズム」
総合ポイント 112pt


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ちょっとトッぱずれた世界観の短編を集めました。
目次──各話の簡単な概要は第一話の前書きに。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「トンチキな作品を集めた短編集」
総合ポイント 110pt


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夕暮れの駅のホーム、今にも線路へ吸い込まれそうな女性に男は全力で体当たりを食らわせた。
男の名前は藤巻俊一。
いわゆる、「ぶつかりおじさん」である。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「感電」
総合ポイント 318pt


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夜ごとに星が降る美しい国で、欲しいものは何でも手に入るワガママ王子。
ある日、メイドの大切な形見を無慈悲に捨てた彼は王の怒りに触れ、身一つで城を追い出されてしまいます。
孤独な旅の果てに王子が見つけたものとは
【ジャンル】童話〔その他〕
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総合ポイント 96pt


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電柱が自らの意思で根を張り、街を闊歩するようになった日本。
かつての大反乱を経て、人類は彼らとの奇妙な共存関係を築いていた。
人間とコンクリートの間に立ち、摩擦を仲裁するのが「電柱保安調整官」である佐山の仕事だ。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
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不同意性交は死刑!!
そんな社会で男と女が恋をする。
【ジャンル】現実世界〔恋愛〕
「君と僕の同意性交」
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冒険者パーティ『碧空の翼』の荷物持ちバジルは醜く無能な中年男だ。
そんなある日、彼は仲間に囮として森に捨てられた。
絶望の淵で彼が手にしたのは、若き美女へと変貌する奇跡の力であった。
復讐を誓ったバジルは美貌の魔術師「ジル」となり、かつて自分を見下した男たちの前に現れる。
何も知らない男たちは、かつて蔑んだ男とも知らず、彼女の愛を求めて争い、堕ちていく。

※ 本作は捜索用の為に執筆しました。
こんな感じの作品を読んだことありませんか?
どうしてもオリジナルが読みたくて、しかしタイトルを思い出せないので、仕方ないので書きました。
おおむねこんな感じの設定だったとおもいます。
もしあったら教えてください!DMでも感想でも構いません!
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「無能な中年男、男をたぶらかす魔女となり、自分を捨てたパーティメンバーに地獄を見せる」
総合ポイント 216pt


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鬼塚剛志は現場監督として赴任した京都で、正体不明の敵に精神を削られていた。
それは「京都弁」という名の、本音と建前が入り混じる魔宮であった。
職人の笑顔の裏にある真意が読めず、挨拶すらも攻撃に聞こえる日々。
蓄積されたストレスと疑心暗鬼が限界を超えた時、男の拳が禁断の解決策を選び取る。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「京都殺拳地獄(きょうとごろしこぶしのじごく)」
総合ポイント 46pt


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産後豹変した妻・絵里奈の苛烈な叱責に追い詰められる夫、洋平。
家庭に居場所を失った彼は怒りを糧に「完璧な仕事と育児」をこなして自らを死へ追いやるという狂気的な復讐にも似た自滅の道を歩み始める。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「夢の轍」
総合ポイント 136pt


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太平洋戦争架空戦記。
【ジャンル】歴史〔文芸〕
「白い悪魔」
総合ポイント 368pt


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甘い嘘よりも、冷徹な罵倒を。
裏切りの果てに少女が抱いた歪で抗いがたい執着の物語。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「花弁」
総合ポイント 114pt
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― 新着の感想 ―
読み物好きだろう読者だろうに、『だのに』の言い回しを知らない人もいるんですねえ… それはさておき、一合も撃ち合うことすら許さず一刀両断で完全に身も心も真っ二つとか剣士として再起不能モノの決着ですね。し…
おおお、かっこいいけどあっぶね相手がおばかちゃんだったらここで終わってしまっていたのでは! 次回も楽しみに待ってます!
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