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悪役令息はママがちゅき  作者: 埴輪庭
第1章「ママが好き」

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10/142

劣等と一緒

 ◆


 俺の朝は早い。


 日が昇るかそれより少し前には起床し、身支度を整える。


 丁度俺が()()()に着替えた所で、部屋の扉がノックされた。


「若様、フェリで御座います」


「入れ」


 入室を許可すると、使用人頭のフェリが入ってくる。


 フェリは屋敷内の雑用その他を任されている何名かの使用人のとりまとめ役で、俺が名前を覚える程度には有能だ。


 これもまた人間ではないが、俺にはどうでもいい話だった。


 ガッデムもそうだが、フェリも先代当主ダミアンが懇意にしていた奴隷商人から買い取ったモノで、デルフェンという珍しい種だ。


 浅黒い肌にピンと尖った耳、切れ長の目にはしばみ色の瞳が妖しく輝いている。


 見目もまあ、使用人として外の者に見せるに足る程度には良いと思う。


 そういった特徴を持つがゆえ、デルフェン種は慰み者として重宝されているのだが、俺は愛無き行為に耽る程低俗ではない。


 だからフェリにはその特性に合った仕事を与えている。


 ガッデムと同じくフェリもアステール公爵家への忠誠心が高い。


 まあ四肢と舌が落とされて、性処理人形として使い倒されていた状態からここまで再生させてやったのだ。


 これで忠誠心が低かったら生かしては置かなかった所だ。


 だが今思えば、なぜあんな状態のフェリを購入したのかは自分でもよく分からない。


 ただ、何となく()()()()()()()()様な気がした。


 まあ気まぐれなのだろう。


 再生はかなり苦労をした。


 それなりに高度な魔術を使う事になったし、高額な触媒をいくつも使ってしまった。


 買い取った値段より遙かに高くついたのは、自分でも笑ってしまう。


「ガッデム殿は鍛錬場で準備を済ませて待っております。ヘルガ様も既に執務を始めており、他、ご報告すべき事は御座いません」


「そうか。佳きに」


「は。それでは失礼致します」


 話を終えると俺は鍛錬場に向かう。


 そんなところでどうするのかと言えば、当然鍛錬だ。


 アステールの者たるもの、強く在らねばならない。


 こうした力の希求は本来公爵家に求められるものではないのだが、勿論理由がある。


 ガイネス帝国に二十四もの公爵家が存在するが、そのうちの十二家は一般的な公爵家とは違って特別な役割を担って帝国領土全土に散っている。


 特別な役割とは帝国領土の防衛の要となる事だ。


 他の公爵家も当然そういった役割を帯びてはいるのだが、基本的には広大な領地の統治が主な役割となっている。


 しかし十二公家と呼ばれるお歴々は他の家ほど広い領地を所有せず、帝国領土の要所要所を護る形で配置されているのだ。


 特にアステール公爵家、サリオン公爵家の二家は領地を持たないいわゆる宮廷貴族というやつで、その役割は帝都の防衛だ。


 ガイネス帝国のこの様な特殊な貴族形態は他国からすれば珍しいのだが、帝国は常に魔王軍との戦争の最前線に立っていた為、こういった形が定着したのだろう。


 ・

 ・


 ──まあ、役割などはどうでもいいが


 そう思いながら俺はガッデムが振り下ろす大斧の刃、その側面を裏拳で小突いて軌道を逸らした。


 そして態勢が崩れたガッデムの隙につけこむ様に一歩二歩と距離を詰め、脇腹に右拳を叩き込む。


 そこそこ鍛錬を積んだ劣等騎士程度がこれを受ければ、上半身が千切れ飛ぶくらいはするかもしれない。


 しかし、ガッデムは歯を食いしばって耐えた。


 のみならず──


「ぬ、ぐ、おおおッ!!ごろすッ!!!」


 本気で俺を殺そうと大斧を振り回して斬りつけてくる。


 鍛錬中は多少口が悪くても気にしない。


 遠慮をされていては鍛錬にならない。


 殺す、死ね──実に結構。


 相手を殺そうとする時に「ご機嫌麗しく」などと言う者がどこにいるだろうか。


 俺は今度はそれらを捌こうとはせず、甘んじて受ける事にした。


 ──ウィ・プル(斥力場)


 体の表面に限りなく薄い()を張ると、大斧は俺の首筋から紙一枚程度の距離でぴたりと止まった。


 防御の魔術にも色々と種類がある。


 魔力を物質化し文字通りの壁を創り出す魔術や、局所的な気流を発生させて炎といった不定形の攻撃を防ぐ魔術だとか。


 俺のコレは攻撃してくる者、もしくは物を傷つける事がないため鍛錬には便利だ。


 ガッデムは鋭い牙をむき出しにして満身余す所なく力んでいる様で、ぶるぶると震えながら大斧に力を込めている。


「ガッデェェェム!!!力を振り絞れ!俺に傷一つでもつけてみろ!褒めてやる!」


 俺はガッデムに喝を入れ、そして──


「よし、そこまで」


 と、鍛錬を止めた。


 これ以上力を込めさせるとガッデムの腕が折れてしまう。


 こいつは手を抜く事を知らない男なので、俺が力を振り絞れといったら腕が折れるまで……いや、折れても力を振り絞るのだ。


 実に結構な事である。


 以前にも言ったがガッデムは中々有能で、ある程度の訓練強度までなら俺についてこれる。


 遠慮をするなと言えば本当に遠慮をしないし、俺も戦勘を鈍らせずに済む。


 まあこれが俺にとって本当の意味で鍛錬になっているかと言えばやや疑問だが、少なくともガッデムの鍛錬にはなっているだろう。


 アステール公爵家の門番として、ガッデムは更に強くならねばならないのだから。


 ・

 ・


「今朝の鍛錬は終了とする。ガッデムは休憩後、仕事に戻れ」


 返事を待たず俺は部屋に戻り、再度身支度を整えて今度は食事を取りに行った。


 ◆


「おはよう、ハイン。今朝もお疲れ様」


「お早うございます、母上。いえ、鍛錬は好きでやっておりますから。私からすれば学院の方が憂鬱でなりません」


「サボっちゃ駄目よ、お友達と仲良くね」


「はい、勿論です。有象無象の劣等がどれ程視界に入っても耐え抜いて見せます」


 愛とは時に苦痛を伴う。


 母上は俺を愛してくれて、それゆえに試練を言い渡しているのだろう。


「そ、そうね……耐えて頂戴……あなたなら出来るわ」


 母上はなぜか困ったような表情を浮かべるが、直ぐに笑顔で俺を励ましてくれた。


 そうだ、俺なら出来るに違いない。


 §


「では、行って参ります母上」


「行ってらっしゃい、頑張ってねハイン」


 母上から頬にちゅうをしてもらい、俺は意気揚々と学院に向かった。


 そして──


 ・

 ・

 ・


 早速不穏な気配を察知した。


 気配というか流れというか、面倒事が近づいている様なそんな感じである。


 というのも、サリオンメスが朝一番にこんな事を言ってきたのだ。


「お早うございます、放課後少しお話があるのですがお時間を頂けますか?」


「駄目だ。時間はない」


 当然俺は断った。


 時間などあろうはずがない。


 どんな話だかは知らないが、話せば話すほど母上との時間が減るからだ!


 サリオンメスには分からないだろうが、定命である俺たちはただこうしているだけでも1秒また1秒と時間を失っていっている。


 それは悲しい事だが、母上もそうだ。


 無慈悲な時の流れは余りにも仮借なく、俺は憤慨を禁じ得ない。


 だからこそというべきか、俺は一秒一秒を悔いなく生きようと思っているわけだ。


 ゆえにサリオンメスの為に遣う時間は一秒もない。


 可能なら馬車など使わず、直接飛んで帰りたいとすら考えているくらいだ。


 周辺に与える被害を考えなければ5分も掛からない。


 だがそれでは事後処理で母上に迷惑をかけてしまう、だからやらないだけだ。


「そうですか……分かりました。では、休み時間はどうでしょうか?」


「駄目だ。考えるべき事がある。しかしどうしても話したいというなら、ここで話せ。授業が始まるまで後15分はあるだろう」


 休み時間は休み時間で、母上の事を考える必要がある。


 目を瞑り、自身の世界に深く没入し、無限に広がる精神世界の夜天に母上の姿を描く必要がある。


 健やかであれ、幸福であれと願う──愛の祈りを捧げなければいけない。


 だから時間などないのだが、母上は友達と仲良くしろと言っている。


 無論サリオンメスなど友達ではないのだが、母上は余りにもおおらかなので、学院の劣等全員を俺の友達だと思っている節がある。


 ゆえに、ここで話しても良いという過剰にも思えるほどの譲歩をした。


「ここで、ですか……わかりました」


 サリオンメスには思う所があるように見えたが、ここが最後の落としどころだと気付いたらしい。


 サリオン公爵家は無能だと思っていたが、このサリオンメスはそれなりに頭が回るようだ。


 では、と口を開こうとするサリオンメスだが──


 ・

 ・

 ・


「なあ、ハイン、もう少し皆と打ち解けたらどうだ?人付き合いが嫌いなのは分かるけどさ、話せば案外いいやつだって分かるかもしれないぜ!休み時間くらいならいいじゃないか、エミーだって人に聞かれたくない話もあるかもしれないだろ?なあハイン、ちょっとくらい時間作ってやってくれよ、頼む!」


 空気を読まずに話しかけてきたのはアルファイドオスだ。


「駄目だ」


 答える俺に怒りはない。


 戦場なりで気をおかしくしたりして、延々と壁に話しかけたりする者がいる。


 そういった者に対して俺は何をどう思うという事もないが、仮に無礼な口を叩かれても怒りを示す意味があるだろうか?


 当初こそコイツの無礼さに頭に血をのぼらせてしまった俺だが、俺は学びを忘れない男。


 母上からも「良く勉強して偉いわね」と褒められている。


 だから日々成長をしているわけだが──しかしサリオンメスは俺の様な境地にはまだ至っていないようだ。


「……は?え、ええとアゼル様ですよね。今は私がハイン様とお話していますので……御用があるなら私の次にお願いしますね。それと、私たちは親しい関係どころか顔を見知っている知人同士に過ぎません。家の爵位もかけ離れています。余り馴れ馴れしくしないで頂けると助かります」


 などと言う。


 サリオンメスの視線はお世辞にも友好的とは言えなかった。


 というより怒っている。


 別に肩を持つつもりではないが、サリオンメスが怒るのも当然なのだ。


 学院では建前上身分差はないとされているが、そんなものはあくまでも建前に過ぎない。


 ゆえに爵位が下の者は上の者に一定の礼を尽くさねばならないという慣例がある。


 だのにアルファイドオスは伯爵家の令息でありながら、公爵家の令嬢であるサリオンメスとこの俺に馴れ馴れしい口を叩いている。


 まあ所詮は建前と言えど、建前ではあるのでこれを以て苦情を申し立てるわけにはいかないが。


 ちなみにエミーというのはエスメラルダという名前の愛称だ。


 ある程度長い名前には、慣例的にそうした愛称が当てられる慣習がある。


 ただ、こういったものは基本的に色恋が絡むような親しい相手にしか使わないし、使わせない。


 サリオンメスが文句を言ったのは、この愛称周りの取り扱いをアルファイドオスが間違えたからだろう。


 しかし先日の事といい、アルファイド伯爵家では最低限の教育も施されていないのだろうか?


「……え?」


 されていないのだろうな、間抜け面を浮かべてサリオンメスを見る様子でよくわかる。


 まるで『え?なんで俺が彼女にこんな目を向けられなければいけないんだ?俺たちはずっと仲良しだったのに!』なんて思ってるツラだ。


 だが、無神経そうに見えるアルファイドオスは、意外にも素直に詫びた。


「あ、ああ、そうだな、ごめん。すみません……」


 そんな事を言いながら去っていったわけだが、去り際に奇妙な事を言っていた。


 ──「そうか、やっぱり()()()()()()()()から、俺とエミーも……」


 気になるには気になったが、そんな事よりもあのアルファイドオスを褒めてやっても良い。


 それは──


「皆さん、おはようございます」


 と言って教師が入室してきたからだ。


 つまり、サリオンメスと話さなくて済んだという事である。


 話を聞くと言った以上はそれなりに聞いてやらねば沽券に関わるが、俺の勘がサリオンメスの話はちょっと面倒くさそうだと囁いていたので、アルファイドオスには多少なり感謝しなければ。


「悪いがまた次の機会にしてもらう。恨むなら奴を恨め」


 俺はそう言って、サリオンメスとの話を打ち切った。


 サリオンメスは俺の事を恨めしそうな目で見るが、そんな事は知った事ではない。


 ◆◆◆


  "本来の歴史" では、アステール公爵家は数多くの失策を犯しているのだが、中でも亜人種への苛烈な迫害はアステール公爵家にとって大きな瑕となる大失策であった。


 事の発端は、フェンリィと呼ばれるデルフェン種の娘に関する事件である。


 その麗しい見目に嗜虐欲を刺激されたハインはフェンリィを購入し、世にもおぞましい手段で彼女を虐げた。


 具体的に言えば彼女のすらりと伸びた美しい四肢を切断し、舌を切除し、ただ性欲を受け止めるだけの肉人形にしてしまったのである。


 本来ハインはそこまで残虐な性質ではなかったが、環境が人格を変えるという事は往々にしてある。


 これまでの自業が当然の自得を伴ってハインを、アステール公爵家の名を貶めてきた。


 それゆえにハインの精神は歪みに歪み、ねじくれ曲がってしまった。


 だが相手が亜人とはいえ、そしてガイネス帝国全体に亜人差別の風潮があるとはいえ、ハインの行動はやりすぎである。


 これが露見すればただでさえ落ち目のアステール公爵家はさらなる侮蔑に晒されてしまうだろう。


 まあ当然の如く露見してしまうのだが。


 ハインの苛烈な暴虐の前に命を落としたフェンリィの遺体がアステール公爵家から持ち出される際、夜警が死体運びの人足を咎め、事が発覚してしまったのだ。


 不味かったのは、虐待そのものもそうだが、フェンリィがデルフェンの貴種であったと言う点である。


 この出来事は瞬く間に帝都中に広まり、亜人種たちの間に猛烈な怒りの嵐が吹き荒れた。


 抗議の声は日に日に大きくなり、ついには亜人種たちが帝都で大規模な抗議行動を起こすに至る。


 しかし、ハインはその声に耳を貸すことなく武力による鎮圧を選んだ。


 その結果、抗議に参加していた亜人種たちに多くの死傷者が出てしまった。


 この惨事により、ハインは亜人種の敵として強く認識されるようになる。


 そして帝国もまたハインの過激な行動を問題視し始めた。


 公爵家としての責務を果たすどころか、内乱の火種を生み出してしまったからである。


 この一連の出来事は、アステール公爵家の評価を大きく下げることとなり、帝国内での立場も砂上の楼閣となっていくが──まあそれは "本来の歴史" での話だ。


 平行世界のフェンリィことフェリは、元の体に戻してくれたハインに激烈な忠誠を捧げている。


 彼女がデルフェンの貴種だとしったハインは面倒を嫌って彼女を森に戻そうとするが、フェリはそれを泣いて拒絶。


 どうかこの恩を返させてくださいと懇願し、現在ではアステール公爵邸の雑事を取り仕切り、屋敷内の警護なども担っている。気配隠匿に優れた生来の暗殺者である彼女は、ハイン暗殺を目論む数多くの刺客を二度と目覚めない眠りに(いざな)ってきた。


 ちなみにフェリという名前は、ハインが名を聞いた時に「へ、ィ……」と舌足らずの声で名乗ったため、ハインがその場でフェリと名づけたものだ。

 

 Fei-riフェリ──その名は"夜の森"を意味する。

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作品紹介

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【ジャンル】(長編)ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「追放された王太子と公爵令嬢が冒険者になる話」
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六十年間、何をやっても失敗し続けてきた男がいる。
幼稒園では振り付けを覚えられず、学校では成績も運動も最下位。
恋は告げられず、仕事ではミスを重ね、やがてリストラ。
期待されないことだけが彼の救いだった。
期待されなければ、失望されることもないからだ。
両親を看取り、五十五を過ぎた頃、彼は三十年ぶりに小説を書き始める。
題材は自分自身。
何の取り柄もない、救いようのない半生。
書き上げた原稿を、返事など期待せずに出版社へ送った。
──しかし。
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「闇、搔き毟りて」
総合ポイント 0pt


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この記録集は、二〇二五年八月から九月にかけて起きた「灯之村発熱事件」に関する資料をまとめたものである。
事件の中心人物である花村園子(動画共有サイト「ViShare」チャンネル「SONOKO's Journey」運営者)は、二〇二五年九月十四日に交通事故を起こし重傷を負った。
退院後、彼女はすべてのSNSアカウントの更新を停止し、現在も消息不明となっている。

本記録集には以下の資料が含まれる。
・花村園子が撮影した映像の書き起こし
・関係者へのインタビュー記録
・ViShare動画およびコメント欄のアーカイブ
・SNS(Z、Picstagram等)の投稿記録
・インターネット掲示板の過去ログ
・メール・ダイレクトメッセージの記録
・行政文書(保健所報告書、村議会議事録等)
・新聞・週刊誌記事
・医学論文・学会報告
・郷土史料・古文書
・その他の関連資料

なお、プライバシー保護のため、一部の人名・地名は仮名としている。
また、資料の配列は時系列に沿っているが、一部編集を加えている箇所がある。

※ 本作は作者が去年のいつだったかにかいた「ヒツギノムラ」という因習村系ホラーをモキュメンタリー形式に仕立て直したものです。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「灯之村発熱事件 記録集」
総合ポイント 22pt


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魔力が絶対の価値を持つウェザリオ王国で「無能」と断じられた王子シャールと公爵令嬢セフィラ。
しかし彼らには万物を操る未知の力があった。
元王子と聡明な元令嬢は国を捨て、追手を退け、辺境の街で冒険者として再起する。


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「貴女を愛する事は、私にはできない」
──近衛騎士団長ガリューは、セレスティアにそういった。
そして彼女は人を辞めた。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「血と鉄と愛」
総合ポイント 114pt


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ここ最近、ランベール王国ではしょうもない理由での婚約破棄が流行している。
麗しき公爵令嬢ライラ・オーネストはそれを苦々しく思っていた。
だがそんな彼女もある日、婚約者であるエルリック王太子から婚約破棄を告げられてしまう。
しかしその理由は真実の愛を見つけたからでも、ライラに愛想がないからでもなかった。

※ 本作は 『なんか説得力のある婚約破棄 』 『なんか説得力のある元鞘』 の二編をコンテスト応募用にまとめたものです。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「つかず、離れず」
総合ポイント 122pt


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承認欲求の末路。
とあるウェブ小説作家の生きざまとくたばりざまを書いた恥小説。
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「馬鹿面(ばかづら)」
総合ポイント 116pt


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「なんか説得力のある婚約破棄」(※ランキングタグにリンクあり)の後日談。
どうしようもない政治情勢で婚約を破棄せざるを得なかった王太子エルリックと公爵令嬢ライラ。
二人は優秀であり、優秀であるがゆえに道理を通せば国が滅びると理解し、愛を諦めたのだ。
しかし──
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「なんか説得力のある元鞘」
総合ポイント 2,432pt


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よくある聖女召喚。
でももしも召喚した聖女がやべー聖女だったら?

「可愛らしいですわね、小さな子犬が吠えているようで」

召喚された聖女は、王に向かってそう微笑んだ。
瘴気に覆われ滅亡の危機に瀕した王国。
起死回生を賭けた聖女召喚の儀式は成功し、銀髪に紫の瞳を持つ絶世の美女が現れる。
だが彼女は王の懇願をあっさりと断り、牢に繋がれても怯える様子すらない。
プルーウィアと名乗るその女は、周囲を見回してただ一言、「原始的ですわね」と呟いた。
そんな彼女を従わせようと脅す国王を、彼女は終始穏やかな笑みで見つめている。
まるで、人間が蟻の巣を眺めるような目で。
この「聖女」は一体何者なのか。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「よくある聖女召喚」
総合ポイント 4,852pt


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アイドルはうんちをしない。
これは比喩でも誇張でもなく、文字通りの事実である。
彼女たちの体内に入ったあらゆる物質はどのような毒性を帯びていようと完璧に無効化され、吸収されてしまう。
そんなアイドルが、アイドルたちが世界を救い、そして破滅させる話。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「アイドルはうんちをしない」
総合ポイント 202pt


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ここ最近、ランベール王国ではしょうもない理由での婚約破棄が流行している。
麗しき公爵令嬢ライラ・オーネストはそれを苦々しく思っていた。
だがそんな彼女もある日、婚約者であるエルリック王太子から婚約破棄を告げられてしまう。
しかしその理由は真実の愛を見つけたからでも、ライラに愛想がないからでもなかった。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「なんか説得力のある婚約破棄」
総合ポイント 6,264pt


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「品」──それが僕と亜里沙の決定的な違いだった。
亜里沙は二年付き合った恋人だ。
でも彼女は何をやるにも雑だった。
料理も、紅茶の淹れ方も、そして僕らが共有する「ある趣味」においても。
過程を楽しむことを知らず、すぐに結果だけを求める。
僕は彼女との日々に疲れていた。
だがそんなある日、見知らぬ男から届いたとあるメッセージ。
そこには、彼女のあられもない姿が映っていた。
そう、NTRという奴である。
怒るべき場面で僕が感じたのは、ただ一つの確信だった──やはり、彼女とは性格が合わない。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「性格の不一致」
総合ポイント 684pt


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信長公記、ほぼ史実。
【ジャンル】歴史〔文芸〕
「森蘭ギャル」
総合ポイント 720pt


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殺すことだけを教え込まれた軍人アシェルと、人の本心を見抜く力ゆえに孤立してきた王女キュルケ。
幼い頃から奇妙な絆で結ばれていた二人だが。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「後の月」
総合ポイント 224pt


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呪いの動画を見てしまった。
私は一週間後に死ぬらしい。

でも大丈夫(?)。

地球が三日後に滅びるそうだから、怖くない。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「メテオリック・エクソシズム」
総合ポイント 296pt


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勇者が魔王を倒そうとしなかったらどうなる?
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「勇者に放置された魔王の末路」
総合ポイント 1,334pt


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男の生きざま、恋情。
ハーメルン、カクヨムから転載
【ジャンル】現実世界〔恋愛〕
「ウィdンドウショオポイング」
総合ポイント 154pt


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帝都ティランの会員制サロン「銀枝亭」に集った五人の貴族たち。
話題は庶民の間で流行する「婚約破棄譚」への痛烈な批判だった。
設定の杜撰さ、人物造形の稚拙さ、読者の被害者意識……舌鋒鋭い文芸誌編集主幹カタリナを中心に、知識人たちは存分に嘲笑を重ねていく。
だが談話の果てに浮かび上がったのは──
【ジャンル】純文学〔文芸〕
「阿呆鳥の連環」
総合ポイント 588pt


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職場のパワハラに苦しむ会社員・彩乃は、高校時代にいじめた相手・美月から勧められ、ストレス発散のため呪いグッズをフリマアプリで販売し始める。
しかし購入者たちが語る「被害者の声」は、かつて自分が加害者だった過去を否応なく突きつけてくる。
美月は許してくれた。
でも、許されていいのだろうか?
罪悪感に蝕まれ、眠れない夜を重ねる彩乃。
やがて購入者たちの呪いの対象に「報い」が訪れ始めたとき、彼女はある決断を下す。
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ノロイ、ノロワレ」
総合ポイント 48pt


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ハルシオン王国──二百年前、この国は極度の男尊女卑社会であった。
女には相続権がなく、教育を受ける権利もなく、結婚相手を選ぶ自由さえ与えられていなかった。
女は道具であり、家畜であり、男の所有物に過ぎなかったのだ。
だが今は違う。
一部の男が──そして多数の女が国のあり方を変えた。
だが今度は逆の方向へ振り切ってしまっている。
ちょっとした事で「罪を償うために」と次々自裁していく男たちを前に、女王リディアをはじめ、女たちは社会の在り方を変えようとする。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「レミングス」
総合ポイント 126pt


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剣士カイトは勇者アルヴィンから追放を告げられた。
そして──!!!!!!
【ジャンル】ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「意識高い系勇者パーティから追放された俺の末路」
総合ポイント 19,366pt


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「私たち四人は対等なの」
──女の提案で始まったのは、三人の男が一人の女を共有する異常な日々だった。
弁護士の真司は漁師の啓二、バーテンダーの了と共に、愛する妻・莉子と暮らしている。
かつては嫉妬に狂い、互いに殺意すら抱いた男たち。
しかし奔放な妻に振り回され、同じ苦しみを共有するうちに、敵同士だったはずの三人の間には奇妙な連帯感が芽生え始める。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「オープンマリッジ」
総合ポイント 128pt


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ジャズの良さがさっぱりわからん
【ジャンル】エッセイ〔その他〕
「ジャズとかよくわからん」
総合ポイント 0pt


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時は大霊能時代!
悪霊、死霊が跋扈するようになり、治安は悪化し、世界中、不穏な事ばかりのサイテーな時代である。
日本でも霊務省が死刑囚を呪いの物件に送り込み、悪霊に始末させることでコストを削減するという悪趣味な制度が採用されている。
そんな中、ベテラン執行官・大佐貫はいつものように凶悪犯の処理に向かうのだが──
【ジャンル】ホラー〔文芸〕
「ポイズン・エクソシズム」
総合ポイント 112pt


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ちょっとトッぱずれた世界観の短編を集めました。
目次──各話の簡単な概要は第一話の前書きに。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「トンチキな作品を集めた短編集」
総合ポイント 110pt


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夕暮れの駅のホーム、今にも線路へ吸い込まれそうな女性に男は全力で体当たりを食らわせた。
男の名前は藤巻俊一。
いわゆる、「ぶつかりおじさん」である。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「感電」
総合ポイント 318pt


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夜ごとに星が降る美しい国で、欲しいものは何でも手に入るワガママ王子。
ある日、メイドの大切な形見を無慈悲に捨てた彼は王の怒りに触れ、身一つで城を追い出されてしまいます。
孤独な旅の果てに王子が見つけたものとは
【ジャンル】童話〔その他〕
「星のきらきら」
総合ポイント 96pt


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電柱が自らの意思で根を張り、街を闊歩するようになった日本。
かつての大反乱を経て、人類は彼らとの奇妙な共存関係を築いていた。
人間とコンクリートの間に立ち、摩擦を仲裁するのが「電柱保安調整官」である佐山の仕事だ。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「電柱街」
総合ポイント 10pt


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不同意性交は死刑!!
そんな社会で男と女が恋をする。
【ジャンル】現実世界〔恋愛〕
「君と僕の同意性交」
総合ポイント 84pt


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冒険者パーティ『碧空の翼』の荷物持ちバジルは醜く無能な中年男だ。
そんなある日、彼は仲間に囮として森に捨てられた。
絶望の淵で彼が手にしたのは、若き美女へと変貌する奇跡の力であった。
復讐を誓ったバジルは美貌の魔術師「ジル」となり、かつて自分を見下した男たちの前に現れる。
何も知らない男たちは、かつて蔑んだ男とも知らず、彼女の愛を求めて争い、堕ちていく。

※ 本作は捜索用の為に執筆しました。
こんな感じの作品を読んだことありませんか?
どうしてもオリジナルが読みたくて、しかしタイトルを思い出せないので、仕方ないので書きました。
おおむねこんな感じの設定だったとおもいます。
もしあったら教えてください!DMでも感想でも構いません!
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「無能な中年男、男をたぶらかす魔女となり、自分を捨てたパーティメンバーに地獄を見せる」
総合ポイント 216pt


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鬼塚剛志は現場監督として赴任した京都で、正体不明の敵に精神を削られていた。
それは「京都弁」という名の、本音と建前が入り混じる魔宮であった。
職人の笑顔の裏にある真意が読めず、挨拶すらも攻撃に聞こえる日々。
蓄積されたストレスと疑心暗鬼が限界を超えた時、男の拳が禁断の解決策を選び取る。
【ジャンル】コメディー〔文芸〕
「京都殺拳地獄(きょうとごろしこぶしのじごく)」
総合ポイント 46pt


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産後豹変した妻・絵里奈の苛烈な叱責に追い詰められる夫、洋平。
家庭に居場所を失った彼は怒りを糧に「完璧な仕事と育児」をこなして自らを死へ追いやるという狂気的な復讐にも似た自滅の道を歩み始める。
【ジャンル】ヒューマンドラマ〔文芸〕
「夢の轍」
総合ポイント 136pt


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太平洋戦争架空戦記。
【ジャンル】歴史〔文芸〕
「白い悪魔」
総合ポイント 368pt


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甘い嘘よりも、冷徹な罵倒を。
裏切りの果てに少女が抱いた歪で抗いがたい執着の物語。
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
「花弁」
総合ポイント 114pt
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― 新着の感想 ―
もしかしてガッデムくんソロでドラゴンスレイできるのかゾ?
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