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気ままに気のままに〜無力な俺を苦労が襲ってくる〜  作者: ennger
第7章 龍魔戦争 一難去ってまた一難

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第96話 帰還 『ファミリア』 日常?

「うーーーん。良い朝だ。

 身体自体の疲労はまあ大体取れたかな?

 さて、支度支度と。」


『隣で裸の女性と、さも何もなかったかのように振る舞うお姿は真のクズ男そのものですね。』


 うーーーん。だって、襲われた側だもん!


 実はアルマ様のお礼後、新たなお礼参りを受けていた。

 力強く、俺の無抵抗というよりは何もできない。

 めちゃ激しかった。流石は星龍族だ。


『関係ないかと。』


 等々、人妻まで来てしまった。

 先代の勇者に呪い殺されなければいいが。

 流石だった。今までの中で1番の強敵であった。


 アルマ様相手に寝かしつけられたんだ。

 ちょっとは成長したという事を実感した。


『何の実感ですかそれ?』


「むぅ、寝ていたか。おはよう。我が夫よ。」


「おはよう。・・うん?」


「む?どうかしたかの我が夫よ。」


 呼び方違くね?


「カカカ。言ったであろうが、興味から好意に変わったと。

 主の人柄と信念に惹かれたのじゃ。

 これが恋というやつなのだな。

 妾の娘がおかしいのでは?と思う事もあったが、これは案外馬鹿にできんの。」


「いや、おかしいから真似しなくていいよ。」


「それより、もう行くのかえ。」


 妖艶な視線を送ってきた。

 さらに裸でもあり、魅惑の身体が太陽の日差しに照らされている。


 知らない人の部屋で何て事を・・。


「気にするでない。既に魔法で弄ったわ。」


 何て無駄遣いな。

 姫さんや亡き王子たちには俺がパパだよってか?ハードルが高すぎんか?


「ええではないか♪ええではないかのー。」


「・・・。責任というか、それ狙ってたな。」


「当たり前じゃ。倍率高いからの。

 今のうちにと思ってな。」


 歳のこ!いででででで!!顔がアイアン!


 アルマ様に歳の話は禁句だそうだ。


「ほれ、準備をしてきたらどうじゃ?

 妾も色々と準備もあるからの。」


「はいよ。」


 部屋を先に出させてもらった。


『等々、ここまできましたか。

 気分はどうですか?未来の龍人王様?』


 からかってます?

 結構冗談ではないぞそれ。


 スッキリとした気分もあるが、どこか憂鬱になりながらも支度しに俺の仮部屋へと向かっていった。

 その後は、起きていた護衛に詰め寄られてしまうという話はカットで。


 準備も無事に終わり、城の外に行く事に。

 護衛がゾロゾロと周りにいるため、周囲の視線を浴びている。

 チクチクする。


「おはようございます。皆様。」


 スィーナ様が待っていた。勇者たちもだ。


「てか、何でマイとメイはそっち側なんだよ。

 別途でオモテナシってやつか?」


「その通りよ。

 私も面倒だけど、仮にも法国の名前を背負ってるの。」


「うん。本当はキャストと一緒が良かった。」


 ッポってな。かわいいので許します。


『チョロいですね。』


「お、おはよう。キャスト。」


「マナミ。おはよう。」


「俺はせんぞ。」


「期待なんて1ミリもしてない。」


 コイツに関しては突っかかって来るのが好きなのか?全く。


『ハーレム好きだからでしょうね。

 お互いに。』


 なるほど。

 ハーレムってどんなのだろうなあ。


『現実逃避しないで下さい。』


「後はお母様だけですね。

 その前に、申し訳ありません。

 本来なら、英雄の方々には民や兵たち総動員を挙げてお見送りするというのに。」


「いや、そこまでは嫌なんで結構です。」


「凄いストレートだな。」


 マナミには負けるよ。


「かしこまりました。では・・。」


「待たせたの!」


 アルマ様が来た。

 来たのはいいが。うん。何その格好。


 エレガントそうな服に、所々に高質な鎧装備が施されている。背中には鎌がある。

 白く聖なる波動?見たいのを感じ取れた。


「お、お母様?その格好は一体?」


「まさか。」


「まさかよ。」


「そのまさかね。」


「マジかよ。」


 勇者たちがそれぞれ理解しているらしい。

 かく言う、俺も理解してる。

 周りの仲間たちも察している。

 オマケに、殺気が複数からアルマ様に飛んでいる。


「そうじゃ。そのまさかよ。」


「エラルドさん?」


「知らん。若の方が心当たりがあるのでは?」


 鋭い!鋭過ぎて困るよ。

 ミアたちの目がね。やっぱりか的なのを感じ取った。


「お、お母様!今出て行かれると!」


「甘えるな。娘よ。妾では統率できなかった国をお主はやってのけた。

 事実、世代交代を感じたのじゃ。」


「お母様・・・。」


「お館様。オススメは致しません。」


「クロエさん・・・。」


 おこている。非常におこている。


「クロエと言ったかの。

 昔のことは水に流せとは言わん。

 じゃがの、ワシの思いを止める事はできんぞ。」


「あら。お館様に知らない病気でも罹ったら大変なので、遠慮した方がいいと進言したまでです。」


「お主の性格の悪さも伝染しないように、妾がしっかりと見てやらねばな。」


 沈黙が続いた。アホな沈黙シリーズだな。


 扇子と鎌のぶつかり合いが始まった。


「お母様!」


「それよりもスィーナ様。

 そちらの勇者たちは、我らの仲間でもあるセンキとの軋轢があります。

 それについてなんですが。」


 シェリオさんが何事も無かったかのように話を進めている。


「ふぇ!?へ!?は、はい!・・・。

 大丈夫なんですか?アレ?」


 知らん。俺に聞くな。


「す、すいません。」


 心読むなし。


「もも申し訳ありません。」


「・・・・・・・。」


「うう・・・努力します。」


「コラ!ご主人様!

 姫様をいじめてはいけません!」


 プライバシー侵害魔王が現れた。


「誰が魔王ですか!」


 プンスカ怒ってる。

 面白いのでスルーで。


「ま、シェリオの言う通りだ。

 落とし所は見つけないといけんがね。

 他に奴隷とかは?」


「いないはずです。

 あの時は、バーナード様がセンキ様のお力に驚き、魔法を使ってしまったらしく。」


 さりげなくアイツは魔力量が多かった。

 俺は別の意味では効かないが。

 要チェックや!


「それでなんですが。

 初めに、村の復興支援はこちらで行おうと思います。」


「分かりました。

 ついでにはなりますが、法国についてこられるならどうでしょうか?」


「それは一理あるね。

 ただ、その前に当人同士が納得する形で話をまとめなければ。」


 センキは口数が少ないが感情をしっかりと表現できる子だ。

 男として最大限、センキの望む答えを出してやりたい。


「センキは基本的に大人しい。

 しかし、武人としての側面も持ち合わせており、決闘などで落とし前をつけるのもありかと。」


 横からヘルガーが提案を持ってきてくれた。

 

 物騒な内容だな。

 ただ、決めるのは当人同士だ。

 外野が口出しして、いい事はない。


「そのためにも、マナミがきた方がいいんじゃないか。

 バーナードくんは法国に行く際に合流でいいだろう。ですよね?スィーナ様?」


「なっ!おま!」


「あらあら。そうですね。

 マナミ。申し訳ないのだけれどお願いするね。」


「気にしないで下さい。姫様。

 元より私の罪です。

 いくら騙されたとは言え、許されることではありませんので。」


 まともな勇者もいるもんだな。見直した。


「さてさて、話はとりあえずだな。

 バーナード君は楽しんでくれたまえ。」


『そんな事言ってると、次に酷い目に遭いますよ。』


 ハッハハハハっハハ!

 既に酷い目に遭ってる。どうせ何かしら起こるよ。


『最早、悟りを開いていますね。』


「キャスト様?ボードの準備が整いました。

 本日は私、ロキが動かすことになりました。

 なので、お側にいて下さりますと更に力が発揮されます。」


 何そのスキル。微妙に強い。


「バカも休み休み言え。」


 こっちも喧嘩が勃発しそうだ。

 撤退と。


「よし。じゃあ帰るぞ。お前らっ!」


 左右で既にドンパチしており、イマイチ締まりの悪い帰還になってしまった。


 歩きながら思った。


「そういえばディアたちはどう!?」


 目の前に、大量の戦闘用『フライングボード』が停めてあった。

 これまた、どこかに戦争でもしに行くのかよ。

 なんて物を量産してやがんだよ。


「ああ。ボードを改造した戦闘兵器か。」


「これ作ったの。あの酒飲み野郎どもだろ。」


「正解だ。大将。

 俺も止めたんだぜ。

 酒に呑まれる奴なんぞって言われちったぜ。」


 グラディエは確かに見た目負けしてる。

 飲みそうなのに、全く飲めない。


 というか酒の話ししてねえ。

 兵器量産の話をしてんだ。

 いつの間にか、軍事顧問とかできたら洒落にならんよ。


「そのうち、魔剣や聖剣のセールとかやりそうだな。」


「流石に難しいかと。

 製作費から過程や工程に期間と人件費などの・・・。」


 シェリオが俺の冗談を真面目に計算して、あれこれと話しかけてきた。

 長すぎて途中から聞いてない。


「俺は初代ボードにでも乗るとするか。」


「それが良いかと。」


「だな。」


 すると、上から急に首根っこを掴まれた


「おわっ!」


 急に何かが起きたため、つい目を瞑ってしまった。


 開けてみると、俺は空にいた。

 大地や町が見えた。綺麗だった。

 エラルドの背中やボードの中にいたから景色自体を拝むケースは少なかった。


「何を冷静に!」


 そう言い、上を見上げると黄金の龍がいた。


 黄金龍の手に首根っこを器用に掴まれ、ぶら下がり状態で空を飛んでいた。


「『どうじゃ?快適じゃろうが。』」


「どうしてと言いたいが、これ新手の絶叫系乗り物だからな。

 せめて、背中に乗せてくれ。」


「『ほいほいと。』」


 アルマ様の背中に無事乗っけてもらった。

 後ろから、黒い龍たちが追ってきているのはスルーしておこう。

 顔怖いし。


「『このまま一直線かの。』」


「場所知ってんのなら頼むわ。」


 もう疲れた。

 周りで何かわちゃわちゃしている。

 ツッコミも止め、背中で寝そべった。


 龍国で全てが終わったのかな?

 国の事情なんてあんまり把握してないけどな。

 ただ、暫く魔族が襲うことは無いだろうな。

 周辺国さえ気をつければ大丈夫だろう。


 ようやく、日常という普通の日を向かえられるな。

 とりあえずは、お疲れ様でしたとさ。


 チャンチャン。

長い長い、龍国編が終わりました。

ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました!

フォロー・応援・レビューをつけていただけた方々もありがとうございます!


次章は本家がいよいよ登場します。

よろしければ、今後も何卒よろしくお願い致します。

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