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気ままに気のままに〜無力な俺を苦労が襲ってくる〜  作者: ennger
第5章 突撃!龍国へ

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第49話 紹介し合う 2 激情を繰り広げる

 行かなくては死ぬ。行っても死ぬか。

 どちらを選ぶべきだ。


『下らないのでどうでもいいです。』


 ご主人様の死の危機だぞ。


『これで死ぬのならしょうがないです。

 そういう人生でしたというオチですね。』


 意外と辛辣なこと言うのね。


『そもそもここで危機感を感じて、他で危機感を抱かないって、死ぬしかないじゃないですか。』


「キャスト?早くおいでよ。」


 な、い、行けば死ぬのか俺は。

 行かなくても死ぬのか俺は。

 打開策は無いのか!


「いやいや待てよ。

 俺たちの大将なんだぜ、お宅がどれだけ強いかは肌感覚で分かる。

 けどな、大将は大将らしくドシッと構えさせてやりてぇんだわ。」


 なんと。グラディエが擁護してくれている。

 ウィンクで任せろって。

 ヤダ、カッコいい。


「グラディエの言う通りだな。

 好意を前面に出すのはいいことだが、時と場合だけ分けてくれ。

 若は頭だ。若に恥をかかせたいのか?」


 久々のフォロルドさんです。


「うーん。分かったよ。流石に恥はかかせられないね。」


 よいしょと退いてくれた。

 しかし、気づいたんだが、会議室にあんな席あったか?

 どう考えても、人数の増加に伴い用意しやがったな。


「お膳立てはされたからな。座るか。」


 プラチナの輝きを放つゴツい椅子に座った。

 周りからは「おお〜!」などと言った歓声が沸いた。

 やめてくれ。座っただけやん。


「それでは仕切り直すぞ。

 新人の紹介をしてもらう。全員は多過ぎるからな。

 私は後ほど、把握しておくが。他は各々に任せる。

 だが、ここにいるギルマスだけは別だ。

 結果を出す者たちだけが認知されると知れ。

 各々の特技や技術を前面に出し、このギルドで猛威を奮ってくれ。」


 軽い演説が終えたのか、拍手がされた。


「では、各員の代表者たちや注目の人物は名乗ることを許す。」


 ディアがエラルドと司会を代わっていた。


「では、キャスト様。

 ブラスから1人ご紹介させていただきます。

 さて、紹介しなさい。」


 全員より少し前に出てきた。

 なんか根暗そうな黒髪ショートの男性だ。


「お初にお目にかかります。我らの主人様よ。

 我が名はイチエイと言います。

 倭国の忍びの直系でございます。

 新たな主人様に、しっかりと見ていただけるように、粉骨砕身で務めさせていただきます。」


 本物の忍びきたー!

 しかも倭国か。噂の日本人の塊と偏見によってできた国だな。次回行くか。


『故郷に近いから行ってみたいんですね。』


「ではブラス、イチエイは下がれ。」


 サッと2人は後ろに下がった後、次はアイン、エイン姉弟が来た。


「親父!こっちは2人見つけたぞ!」


「コラ!エイン!言葉遣い!

 申し訳ありません。愚弟が。

 2人紹介させていただきます。前に。」


 虎耳ロリと虎耳のボイン姉さんだ。姉妹か母子だな。


「初めまして。ご主人様。

 私はウルリカと申します。こちらは。」


「娘のライカだ。お前を主人とは認めない。」


「コラっ!ライカ!申し訳ありません!

 お命だけはどうかお許しを!

 私はどうなってもよいです!」


 何この茶番劇。いや、向こうは本気だけど、これ俺も本気で対応すればいいの?


『時代劇風に、キェェェイ!無礼者!!

 的な感じでどうですか。』


 キャラじゃ無いので却下します。


「うんうん。分かった分かったから。

 何もしないし、それでいいよ。

 後から出たいなら出てもいいから。」


「申し訳ありません。

 ご配慮ありがとうございます。」


「さっさと下げろ。」


「かしこまりました。」


 アインとエインは2人と一緒に下がった。


「(キャスト。目障りなら僕が消すよ。

 君には僕だけがいればいいからね。)」


 うーん。隣でコソコソ話す堕天使さんが怖すぎる件について。


「(それはパスで。

 たまに生意気なのもいた方が面白いのよ。組織ってのはね。

 これは前世からしっかり見てきている分、保証するよ。)」


「(君がそう言うなら賛成するよ。)」


 驚くほどすんなりと引き下がった。

 良くも悪くも俺次第か。


「次、アルケミーとリタは前へ。」


「私たちは3人いるわ。」


「えーとね。鍛治士が1人と商人さんが2人だよっ。」


 ほほう。ロリ姉さんと貧乳マッドサイエンティストは生産系と商人系を見つけたか。

 今のところは大手柄だな。


「俺は鍛治士のドゴンドだ!

 よろしく頼もう、若きお頭よ。」


 小さいムキムキハゲおじさんのドゴンドさんやね。


「初めまして、ウチの名はキュルキと申します。狐の一族の末裔でありんす。

 以後お見知り置きを。」


 1人目の商人は尻尾が6尾ある狐族さんや。

 着物姿が美しい。着物姿で胸は分からん。


「お初にお目にかかる。

 私はマートン。よろしくお願いする。」


 こちらはダンディな男の方、マートンさんだ。

 シュッとしていて、生かした顎髭や角刈りの金髪だ。


「では下がれ。次!」


「じゃあ俺か!グラディエだぜ。大将!」


 すると、ミア、ヘルガー、シア、ロキ、ルシファルに睨まれた。


「あ、、はい。あのグラディエと申します。

 何卒よろしくお願いします。」


 急に弱くならないで。

 新人レベルまで引き下げないで下さい。


『蛇に睨まれた蛙とはこのことですね。』


「俺からは2人かな。紹介するぜ。」


「初めまして。曲芸家のワイトと申します。

 以後お見知り置きを。」


 ピエロみたいな格好に顔つきもピエロみたいだ。サーカスとかで稼いでくれそう。


「お初にお目にかかります。

 剣闘士のアルツメインと申します。アルメとお呼び下さい。いと尊きお方。」


 なんかクセある人来たわ。

 胸は大きくは無いが美乳で、スタイルは引き締まっている。

 剣闘士だからか。ビキニアーマに近い鎧を着ている。


「よし。では下がれ。次。」


「こ、こんにちわ。ハイネで、ですぞ。」


 噛みまくりの緊張し過ぎだろ。

 大勢に見られるの慣れてないなこいつ。


「ナタリアです。

 私たちは同胞を中心に探しました。

 中でも目立つ者をご紹介に上げさせていただきます。」


「そ、そうでしゅ!3人おりまっす。」


 テンションがおかしな事になってんぞ。


『マスターに似てますね。』


 やかましいわ。


「初めに私からご挨拶を。

 私はエルフの里でも弓兵と魔法を得意としている。アズドラと申します。

 よろしくお願いします。」


 金髪長髪イケメンエルフや。

 天敵中の天敵や。


『マスターはブスですからね。』


 じゃあかわしいわ!失敬な!

 普通ぐらいですぅー。


『自分で言ってて、悲しくないんですか?』


「次は俺だな。

 俺は畑や木ノ実やら、採取系が得意だぜ。

 主に山での採取と力仕事が専門だ。育てるのも得意だぜ。

 ガッシュってんだ。よろしく。坊ちゃん。」


 豪快な筋肉エルフですこと。

 金髪の短髪だが、身体が大き過ぎ。

 魔力の代わりに筋肉がついたらしいな。


「最後にワタクシですね。

 特技は魔法です。大精霊と契約をしておりますの。指導スキルがあるから、指揮官としての知識等も学んでおりますわ。

 剣技も得意ですわ。主にレイピアを使わせていただいておりますの。

 カルバーナと申しますのよ。

 以後お見知り置きを。」


 金髪のロングヘアーのですわ系お嬢様エルフさんだ。

 貧乳です。これがエルフだよね。

 なんかハイネ見てるより、安心感が湧いてくる。ハイネから視線を感じた。スルースルー。


「では下がれ。

 次は我々アリシア様とこのクラウディアのチームです。

 我々は同志を募っておりました。その際に何百人か見積もって参りました。

 中でも、とびきり優れている者をアリシア様からご紹介させていただけます。」


 1番聞きたくない人No. 1のディアとシアだ。

 絶対、嫌な予感しかしない。


『あの2人がコンビを組んだら、その辺の国家を丸々制圧して、マスターの信者で国を固めそうですね。』


 新手のカルト集団かよ。怖すぎだろ。


「このアリシアから腕によりをかけた人物を4名紹介させていただきます。

 おい。名乗れ貴様ら。」


 料理の紹介かな?


「かしこまりました。お初にお目にかかります。キャスト神様。

 私はあなた様の手足であり、忠実な下女のフェリシア・マクラールと申します。


 あなた様の下女として、さまざまなお世話などをさせていただきます。

 どうぞ、私をすり減らし、死ぬまでお使いください。」


 初めは大人しめの子で髪色が水色の女の子だ。

 胸の大きさはまぁそこそこ。スタイルはスレンダータイプだ。

 神官っぽい感じの服を着てる。


 早速ツッコミがあるよ!もう3つほどあるよ!


『まだ言わない方がいいかと。キリがなくなりますよ。』


 た、確かに。恐ろしい。まだあるのか。

 お、俺は自我を保てるのか。


『気をしっかりしてください。マスター。

 来ます!』


「次に俺だな。俺はキャリーサ・クラネルだ!

 御身に忠誠を誓いし1人の永久奴隷だ。

 俺を是非、先に使い潰してくれ!

 俺は頑丈だぜ!」


 2人目は赤髪のショートヘアーのキャリーサだ。

 胸はディアと同じくらいデカく、スタイルは抜群だ。鎧姿だが良く見える。


 どんどんハードル上がってますがな。

 ここでも突っ込むことができんとは。


『我慢の時です。

 今こそご自慢の耐久力の見せ所です。』


「次は私ですね。

 倭国出身のサクヤと申します。

 特技は刀術と舞です。

 主神様の巫女を務めさせていただきたく、本隊に志願致しました。

 よろしければ、このお身体を是非お使い下さい。」


 次点が黒髪ロングの頭脳派っぽい女性のサクヤだ。

 お胸はしっかりとあり、お淑やか風な人。

 袴美人や。


 今度は爆弾を直接投げてきたぞ。


 最後は立派なツノが1本生えており、しっかりとした鎧に、窮屈そうな破壊力まんてんの胸部を持っている。

 髪の毛はグレーのポニーテールだ。


「最後は私ですか。

 アリシア神兵長から、許可をいただけたので、ご紹介をさせていただきます。

 私の名はトスカーネと言います。種族は鬼族です。


 あなた様のお力の一端をお見せさせていただき、感動と敬愛、畏怖、尊敬、崇拝、信仰の全てを抱かせていただきました。

 私のような下賤の輩ですが、いついかなる時でも死ぬまで、あなた様のお側でお力となります。


 朝から夜だろうと構いません。どこでも構いません。

 私をお使いなさって下さいませ。それが私の幸せとなります。」


 終わったか!?終わったな!よし!

 なら言うぞっ。いいなぁ!


『過労死しても知りませんよ。』


 一気にやる気が下がった。

 もう突っ込む気失せるわ。

 洗脳レベルがやばい。

 というか、俺何もしてないし。

 シアがどうせ気の力を連発して、何かしらの信仰心を蓄えたのだろうな。


 最後のトスカーネなんて、ラップしてんのかぐらい饒舌だったぞ。

 途中からほぼ聞けてない。


『情報量過多とはこのことなんですね。

 勉強になりました。神様。』


 おちょくってる?バカにしよんよね?


「以上となります。この4人以外にも素晴らしい面子が控えております。

 主様が飽きないようにバリエーションも多く考え採用しております。

 全員呼ぶことも可能となっております。

 団体行動や組織力は未だ難点がありますが、すぐに修正し、活躍して見せましょう。」


 シアの場合はイカれまくってるが、元の素材や元の質ははっきり言って、ルシファルレベルで化け物級だ。

 このセリフは冗談ではなく。マジで有言実行するやつだな。


「お、おうよ。期待しておるぞ。」


「あああ。ありがとうございます。主様!」


 感激に身を震わせてか、チームアリシアはリーダーと全員が涙を流しながら膝を突いて、一斉にお礼を言っていた。


 もう嫌だ。

いいねが初めて付きました。

めちゃ嬉しいです。ありがとうございます!

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