表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
気ままに気のままに〜無力な俺を苦労が襲ってくる〜  作者: ennger
第5章 突撃!龍国へ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/267

第48話 紹介し合う 1 そして動く

「もう少し遅れてたらやばかったな。」


 結構タイミング良かったけどな。

 やっぱ龍人の中でも特異体質かな。


「使うしかないのか。」


「ほう。まだ何かあるのか。

 なら私も使うかな。『龍活性オーバードライブ』!」


 コイツはグレートですよ。


『龍人の中でも使い手が限られる技です。

 恐らく、始祖の生まれでしょう。』


 てことは強いわな。

 使うか。メビウス。コントロールと魔力調和は頼んだぞ。


『承知しました。

 思う存分奮ってきて下さい。』


「よし。こい。」


 目の前からベルナーレが消えた。

 いつのまにか後ろにいた。

 裏拳を避けた。

 もう感覚でもう避けている。

 見てからじゃ間に合わない。


「そいや!」


「ぐっ!」


 クロスガードをしたが、ガード越しから蹴りが伝わった。

 そして、少し後ろに吹き飛んだ。


「集中!」


 きた!カウンター!


 左ボディを避け、そのまま左から顔面にカウンターをかましたが。

 顔面で拳を受け止められた。

 すぐさま、受け流し体制をとった。


「速さというよりは、完全にこっちの動きを視えてやがるね。『龍拳』!」


 うぉ!


 ドラゴン型のエネルギー砲が拳から出てきた。


「くっ!」


「へぇ。受け止めたか。

 尚更、欲しいねアンタが。」


 なんで事だ。

 強い一撃にこの強い言葉の一撃だと。なす術無しなのか。


『ふざけてないで早く発動して下さい。』


 本気だわ!主に拳の一撃はね。


「止めだ!『龍殺拳』!」


「『気活極』」


 右ストレートを胸あたりに殴りつけられたが、『気活極』を発動し、真っ向から受け止めた。


「なっ!」


「油断したな。」


 高速クロスカウンターをベルナーレの顎にピンポイントでお見舞いした。

 そして、そのまま気を失い倒れた。


「ふう。解除っと。

 早めに仕留めれて良かった。」


『よく顎だけ狙えましたね。』


 簡単だよ。

 脳覚醒も気の力によって同時に行われていたからね。お陰で、世界観が捉えやすくなった。


『身体的特徴は、私では理解できない領域でしたので参考になります。』


 さてと。抱えて戻りますか。

 今回は瞬間的に終わらしたからな。ただ。


 周りを見渡すと、空き地はボロボロの地面は抉れ放題だ。脱兎の如く、そこから逃げた。


「ただいま!」


「神よ!無事でしたか。お怪我はありませんか?どこか具合が悪いところは?精神的にも問題ありませんか?

 どうでしょうか?私が癒して見せましょう。服を脱いでこちらへどうぞ。」


 ヴィシュヌがマシンガントークをかました上に性的欲求をしてきた。

 このビッグウェーブに乗らなくては。


『乗ると今日中には帰れませんよ。』


 それはやばい奴だ。

 まだ死にたくはないからな。


「大丈夫だ。俺自身はね。

 ちょっとやんちゃし過ぎて、ベルナーレを気絶させてしまったからさ。」


「かしこまりました。主人様。こちらへどうぞ。

 ベッドのシーツも綺麗にしておきました。」


 ウェインは手際がいいな。助かるよ。

 カイトはしっかりと包帯さんを見守ってくれてた。


「後はその包帯さんか。

 2回戦目がなければいいがね。」


 ただ、封印の解き方を知らんぞ。

 呪いや施された魔力封印ならいざ知らず。

 これは物理と魔力を併用している特殊な感じだな。

 ここまでするとは、一体何したんだコイツ。


「解除であればできますが。」


「ヴィシュヌ?大丈夫か?」


「お任せ下さい。

 ただ、危険があるといけませんね。

 ガリウス、カイト、ウェインは神のために身代わりで死んでください。」


「お前に言われるのは癪だが、了解した。」


「僕は大丈夫だよ。」


「いや。この流れでも俺は同意せんぞ!

 死にたくはないわ!」


 ガリウスが普通だからね。

 他の奴の反応がマジでおかしいからね。


「では、解除します。『アンロック』」


 包帯さんの包帯と拘束具が少しずつ取れた。

 中から一体、何が出るんだ。


 すると、ベッドの上でいきなり立ち上がり。黒い翼が大きく横に広がった。

 肌は褐色で髪の毛が黒髪ボーイッシュストレートだ。

 胸は言わずもがな。えぐいぐらい大きい。

 服がなんか神聖な羽衣か何かかな?


「ふぅ。久々の空気だ。美味い。」


「第一声がそれですか。」


「なんだ貴様は?・・なんだ下等種族か。」


「!いきなりですね。」


 ウェインたちは挑発され、感情が少し表に出ていた。


「それよりも、誰がわた、しを・・」


 俺を見つめてきた。何またバトルなの。

 何なのよもう。毎回見られるんですけど。


『何かのご縁(戦いの)でしょう。』


 要らないご縁な事で。


 そしてゆっくりと歩いて近づいてきた。


「ここから、さっ!」


 急に周りの奴らが地面に押し潰されていた。


「ぐっ!た、立てない!」


「キャスト様!お逃げを!」


 カイトの叫びも間に合わず、背の高い185cmのお姉さんが見下ろしてきた。


「やばい。強すぎるな。」


 俺は勝てない。これは分かるぞ。次元が違うな。

 戦えるのはシア、ロキとヘルガーぐらいか。

 あらま。手に余る相手だわ。


『不味いですね。

 避ける範囲どころか、何もできませんね。』


 現に動けない。

 身体が強張ってるのか、それとも動くなという警報が鳴っているのか。

 分からないが何もできない。


「あなたは。」


 すると、高い身長から顔だけ近づけてきた。

 そして、キスをしてきた。


「!!」


 しかも舌を入れている。

 俺はそれでも動けない状態だ。

 満足したのか、口を離した。

 口と口の間から涎が伸びている。


「ようやく会えました。キャスト。

 空からあなたを思い続けておりました。」


 はい?


『これは。』


「君をここまで見させていただいていた。

 僕は君に会うために生まれ、君に会うためだけに強くなり、君に会うためだけに天界の地位を捨てて参りました。」


 なにそれ。どこのヤンデレヒロインかな。


「君が産まれる前から、私の天通の予言から全てを見て参りました。

 そこから、ずっとずぅーっと、この時を夢に見ておりました。

 僕の愛を受け取っていただきたい。」


 僕っ子からの愛の告白を受けていた。


「ああ。返答は大丈夫ですよ。

 僕はあなたを永遠に愛し続け、守り続けるよ。

 だから、もう全てを委ねて大丈夫だよ。

 君の苦労は僕が背負うよ。(前世から含めてね。)」


 最後の小声で言われたことで、脳に電流が走るが如く衝撃を受けた。


「いつから。」


「ええ。産まれる前からですよ。」


「なるほどな。」


「さぁ。僕と2人で共に歩もう。

 ようやく、出会えたんだ。こんなクソな世界に感謝を。」


「悪いが。仲間は捨てることはできない。」


 すると、冷たい瞳でこちらを見てきた。

 やべー。死んだな俺。


「優しいんだね。他の人にも。羨ましいよ。本当に。

 僕に向けるべき愛情を他の人に渡しているなんてね。

 《《殺したくなるよ》》本当にね。」


「くっ!さらに殺気が!」


 床に倒されながらも、殺気に耐えていた。


「すまんな。俺がこんな性分だからさ。

 苦労かけてるわ。」


「確かに。

 でも僕は君を肯定するよ。だから、僕は君を支援しよう。殺さないであげるよ。」


「それは、ありがとう?かな。」


「お礼は夜抱いてくれればそれでいいよ。」


 抱かれるというよりは抱き殺されるだな。

 迫力が凄すぎて、スタイルがエロいのにまったくエロく感じない。


「じゃあ、帰る?『ファミリア』に。」


「分かってるなら助かるよ。」


「何でも分かるよ。君のことならね。

 他の人も仲間を連れ、もうギルドに居るそうだよ。」


 この遠距離で、正確な位置と人員把握は化け物だな。


「行こうか。」


 手を繋がれた。


「ああ。みんなも連れてね。」


 指をぱっちんと鳴らした。

 そして、皆が立ち上がった。


「キサマ。覚えておけよ。」


「興味ないから。下等種族。」


 バチバチだね。FACE TO FACEかな。


『それにしても、マスターの過去まで熟知とは。

 天界人の中でも、地位はかなり高い方ですね。』


 それな。考えていたが、どうやってここまで降りてきたかだな。


「不本意だけど、僕が全員を『ファミリア』までテレポートさせよう。」


 しれっと恐ろしい事言ってるわ。


「おいおい。マジかよ。

 時空魔法と次元魔法の『テレポート』かよ。化け物か。」


「あわわわわ。」


 今まで静かにしていた、サラティーナとガリウスが口を開いていた。


「下等種族のくせによく分かってるな。」


 またしても指を鳴らした。

 俺以外が消えた。


「えーと。本当にみんな着いたの?」


「ああ。問題ないよ。

 後は僕たちだけだけど。その前にね。」


 そしてまた、強引に顎をクイっと上げられキスされた。また舌入りで。


「ぷぅは。エネルギー補給完了。

 さぁ行こうか。」


 そのまま抱き寄せられ、テレポートした。

 柔らかいし暖かい。


『さりげなく楽しまないで下さい。』


 気づいたら目の前にいた。エラルドが。


 あれ?ここ執務室や。


「わ、若。これはどういう・・。

 化け物か。貴様は。」


「へぇ。トカゲにしてはよく視えるのね。」


「それはどうも。

 状況は色々と突っ込みたいが、ここに来たということは報告だな。」


「そう。キャストと僕と下等種族たちを転移させたからってこと。」


「なるほどな。

 若もちゃんと探されたのか。遊んでいたわけではなく。」


 失礼な!探してたよ!

 その後にミアのフラグ回収してましたよ。


「会議室に集まろうか。

 そこで全てを説明してくれるな。『ルシファル』よ。」


 !!!なん・・だと!


「いいよ。僕は別つにね。

 彼の隣に居られるなら構わないよ。」


 ルシファルは絶対に前世で言う、『ルシフェル』だ。


「では、ついて来い。」


 黙ったまま着いて行くことに。

 なぜか俺はお姫様抱っこされてる。いやん。乙女心に目覚めるわ。


『キモいですね。相変わらず。』


 うるへー。

 ただ、何もできずにここまで来てるのはあるぞ。それだけ化け物だよ。彼女はね。


「みんな揃ったか。」


 いや、オオスギィ!

 なんか会議室もデカいから、もしかしてとか思ったよ。

 だって明らかに数百人規模の人がおるもん。

 なんやねんこれ。


「待たせたな!皆よ!

 これが我らのギルドマスターにして、この『ファミリア』のマスターをしているお方だ。

 くれぐれも失礼のないようにな!」


 エラルドの大きな声で紹介してくれた。


「おい。お前何者だ?」


 ヘルガーが早速睨みを効かせている。


「へぇ。英雄ね。

 面白いステータスにスキルだね。」


「何をしているのかを尋ねている。

 旦那様を下ろせ。さもなくば、ぶった斬る!」


 バルディッシュをルシファルに向けていた。


 英雄はやっぱすごいな。


「確かに面倒臭い相手だね。」


「ならば、私も一枚噛ませてもらうぞ。」


 やはり来たか。狂犬のシアだ。


「私の主様から手を引いてもらうぞ。

 天使属のチキンが。」


「ふーん。死にたいのね。人もどきが。」


「ここで争うな。」


 ロキが仲裁に入ってきた。


「よく考えろ。誰が得するんだ。ここで戦って。

 それに、キャスト様の前だぞ。

 不敬にもほどがあるぞ。」


「確かにね。

 魔王っ娘の言う通りにしてあげるよ。

 キャスト。こっちに来て。

 僕と一緒に座りましょうか。」


 椅子に座ると膝の上に手をポンポンと手招きしている。

 なんの引力だ。これ。引き寄せられて行く。


『楽しんでますよね?』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ