表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
気ままに気のままに〜無力な俺を苦労が襲ってくる〜  作者: ennger
第5章 突撃!龍国へ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/267

第47話 フラグ回収率高め系男子

「ふう。とりあえず終わりかな。」


「旦那。こいつ重すぎだろ。」


 ガリウスには、気絶中の龍人女をおんぶしてもらった。


「すいませんね。損はないでしょう?」


「ああ。いい感じに、柔らかい感触が背中越しに伝わるぜ。」


 大きからね。俺も是非。


『キモいのでやらなくていいですよ。』


 ですよね。辛辣な意見どうもありがとう。


「さてと、残りは地下か。」


「行かれますかな?

 では、こちらへどうぞ。」


 案内され、地下室に入る。

 相変わらず、汚ねえし臭え。しかもグロい。


『仕方ありません。』


 他の奴らも連れてきてるが、キツそうにしてるな。

 まぁ、自身の境遇と比べたらな。


「だ、旦那。

 本当に、こいつら使い物になるのかよ。」


「ま。そこは気にせんでよいよ。」


 鎖付きの堕天使さんは私が歩かせてます。

 なんと言っても、全身包帯クルクル星人だからね。しっかりと、誘導しないと

 

 何人かはいるね。使えそうな奴が。


「本日は掘り出し物がありますかな?」


「掘り出しって。

 まぁいいや。3人かな。」


『流石の私でも、ここまで弱っていると、何も感じ取れません。』


 俺の気力眼の出番だからな。


「3人もいるとは。どれでしょうか?」


「そこの男2人と近くの女が1人かな。」


「かしこまりました。

 只今、部屋に手配いたしましょう。」


「よろしくね。」


 例の部屋へと俺たちは向かった。


「んじゃま。一気に3人やるぞ。」


『おや。今回は強気ですね。

 倒れたら、2度と外の世界は見られませんよ?』


 え?何それ。怖くね。

 大丈夫だとは思いますよ。大丈夫だよね?

 大丈夫か。一気に不安になってきた。


『言った手前なので、成し遂げて下さい。』


 お前は・・。

 分かったよ。やるよ。


「『完全完治気』と」


 一気に3人の手に触れて気を流し込んだ。


 確かに減って行く感じはあるが、さまざまな戦いで成長したので問題ありません。

 修行もしっかりと積んでますからね。

 フンフン!


「お、おいおい。こりゃすげぇぞ旦那。」


「す、凄いで、す。」


 みるみるうちに、身体が治ってきており、酷かった怪我や失っていた手足や目の治療が完了していった。


「素晴らしい!!

 前回よりも精度が上がっているとは!!

 やはり、あなた様と関係を築けて良かったです。」


 称賛の拍手をいただいた。


 どうもどうもありがとうね。


『天狗ですね。』


 ははは。気にしない気にしない。

 パツ金青年と黒髪の青年に緑の髪のお姉さんを引き連れなくては。


 こうして、俺は3人を一気に担いで店を後にした。



 とある宿の1部屋で


「さてと、じゃあ改めて自己紹介かな。俺の名前はキャストとという者だ。よろしく。

 一応、王国の冒険者で、『ファミリア』のギルドマスターを務めさせてもらっている。」



『なんか胡散臭い演説家ですね。』


 俺もそう思った。


「旦那は悪い奴じゃないのは分かってる。

 見ればわかるぜ。

 伊達に、俺も長々生きてきた訳ではないからな。」


「ありがとう。

 皆には、ギルドで活躍してもらう予定だが、無理はさせないし、お金も出す。

 そして、飯や服も提供しよう。

 代わりに、利益を出してもらうよ。」


「了解した。

 じゃあ俺からかな。俺はガリウスってんだ。

 なんで奴隷なんかになってるかは聞かないでくれ。しょうもない理由だからな。」


 キザっぽく自己紹介して、借金とギャンブルです。とは言えんわな。


「わ、私ですね。サラティーナです!年齢は11歳です!よろしくお願いします!

 親は既に亡くしていて、魔力を封印されてしまい、何もできずに奴隷商に捕まりました。」


 暗い!暗いから!てかしれっと年上なのね。


『よかったですね。年齢がかなり近い方がいて。私のお陰ですね。』


 自画自賛すな。


「では次は私か。私の名はヴィシュヌ・イル・カルラと言う者だ。

 出身は魔導国で、騎士をしていた。

 不覚にも戦争で死にかけ、奴隷商に売られてしまった。

 身体がボロボロだったため、犯されてはいない。機能も不全もしていたからな。」


 なんで戦争を?どことやっていた?

 気になるが後回しだな。


「よろしく。」


「よろしくお願い致します。神よ。

 私の身も心も全てあなた様に捧げます。

 夜はよろしければこの身体をお使い下さい。」


 なんでそうなるのよ。

 お願いしてもいいかな?


『ゲスなんで黙って下さい。』


 ショートヘアーに緑の髪に、前髪が白がかっているツートンカラーなのかな?

 スタイル抜群の身長180cmほど。

 完全なるお姉さんだ。


「どうか。私をこき使っていただければ。」


 なんかM臭いぞこの人。

 構いすぎると次に行かなくなるな。


「うんん!いいかな。

 私も主人様に紹介したいのだが。」


「チッ。勝手にしろ。」


「それはどうも。」


 怖いんですがね。


「初めまして、主人様。私はウェイン・ラル・セメスターと申します。

 出身は法国です。種族はハーフエルフです。

 成り行きは省きますが、魔法騎士を担当しておりました。

 この命、生涯を懸けてあなた様に捧げることを誓います。」


 金髪の耳長に青年や。イケメンだった。

 けど差別しないわ!

 イケメンも悪くないって、最近思えるようになったの。


『別の意味に聞こえてきますよ。』


 聞かないでおこう。敢えてね。


「よろしく。」


「次は僕だね。僕は倭国出身のカイト・ロウ・シジマと言います。よろしくお願いします。


 経緯は仲間と共に討伐任務についていた際、強力な怪物と戦っている時に、仲間によって裏切りの攻撃を受けてしまいました。

 そして、奴隷商に売られ、流れ流れでこちらまでやってきました。


 ですが、これは倭国の『アマテラス』様のお導きです。

 新しき王に仕えよと。そう命じられているようです。

 僕も、あなた様に全てを捧げる覚悟を決めております。」


「う、うん。よろしくね。」


『こうなるのは分かっていたでしょうに。』


 ソウダネ。マァ、ツギニイコウカ。


「包帯さんとおねんね中の龍人さんか。

 龍人さんは暴れ出しそうだな。

 うーん。包帯さんも危険かな。

 どっちからがいいか。」


 門前の狼と後門の虎か。まさにそんな感じだな。

 こいつらを戦わせる訳には行かないしな。って結局フラグ回収かよ。


『遅かれ早かれですね。』


「じゃあ、門前の狼さんよりは後門の虎さんの龍人さんから行きますか。

 えーと。起きてくださーい!」


 パチっと目が空いた。


 めっちゃ睨んでくるんですが。


 そして、パンチを避けた。


 既に目を開けてからの行動がわかっていた。そのため、特に無駄なく躱させてもらった。


「貴様!解放されたとはいえ、神を攻撃とは!

 許されないぞ!」


 魔力全開のヴィシュヌさんです。

 おっと後ろからとんでもない殺気を放っているウェインだ。

 武器は無いし、身体も復帰したばっかだからな。無理はさせられないね。


 手を横に出した。手を出すなという合図である。


『今のマスターらしく、かっこいいですよ。』


 普段の俺って、どんだけ間抜けなのよ。


「へぇ〜。ガキのクセに根性あるじゃねえかよ。力比べしようか?坊ちゃんよ。」


「分かったよ。なら外でやろうや。

 裏に空き地があるしな。」


「上等だ。」


「君たちは部屋にいてよ。

 そっちの方が安全だからさ。」


 ピクっと龍人女が反応していた。


「「「かしこまりました」」」


「任せとけよ。行って来な。旦那。」


「あ、あの。帰ってきて下さいね。お兄様。」


 な、なにぃ!こ、これは、悪くないな。


『さっさと行ってください。キモいので。』


 disられながら裏の空き地に進むことにした。


「さてと。名前でも名乗ろうかい?」


「へぇ。そんな下らないやり取りが好きなのかい?

 じゃあ、名乗ってやんよ。アタシの名はただのベルナーレだ。」


 よく見ると女性なんですね。

 美しいバディに、手に納まりそうにないお胸に、サイドダウンの綺麗なピンク色の髪の毛だ。

 お尻の方もキュッと引き締まっている。


『下心丸出しで戦いますか?』


 んなゲスな。ってゲスだわ。

 人のこと観察しながら解説までしてた。


「なに、ジロジロ見てんだよ。あーなるほどな。

 私の姿に見惚れてやがったか。こんな状態のアタシに見惚れるとは案外物好きだな。」


「うーん。素直に綺麗だけどね。」


「!ハハ。そんな事言う奴が現れるとはね。

 いいだろう。アタシが負けたらアンタの女になってやるよ。」


「なんて事だ。燃えてきたぞ。(何言ってんだよ!)」


『本音と建前が逆になってますよ。』


 聖剣に呆れられていた。

 俺もこんな自分に呆れていた。


「本当、素直な奴だね。気に入ったよ。

 本気で殴り合うとしようか。」


 殴り合うのはどうしてもなのね。

 やるしかないか。

 ベルナーレさんは詰め寄り、プレッシャーをかけるタイプっぽいからね。


 だからといって張り合い、詰め寄りすぎるとあの空気感に飲まれるな。


「行くぜ!」


 案の定一気に詰め寄ってきた。

 しかもとんでもないプレッシャーだ。

 まるで、エラルドが向かってくるぐらいの迫力が伝わる。


 いきなり、拳の嵐を飛ばしてきた。

 全てを受け流すか!『守空圏』。


 自陣地の中に入ってくる攻撃を全てを躱し、受け流した。

 この『守護園』を改造した新たな技が『守空圏』だ。新たな守りの技だ。


 この技はカウンターよりは完全なるガードや避ける用の技で開発した。

 こっちは隙など無い。代わりに攻撃力が0という始末だが。


「奇妙な事をすんのな。

 もっと本気でぶつかってきなよ!」


 そんな事したら、あなたの力によって俺がハンバーグになるわ。

 真っ向から打ち合いはまず無理だ。

 だから避けまくれ!そして、お馴染みのカウンターや!


 またしても拳の嵐を炸裂してきた。


 ここだ!


 連続攻撃の隙間から拳を腹部に当てた。


「!よっと。」


 おいおい効いてないのかよ。

 完全にボディに打ち込んだぞ。


 カウンターを当てられたと気づき、後ろに下がった。


「ふーん。器用に当ててきやがるな。

 好きだぜ。だがな、火力不足だな。」


「知ってる。こっからは少し強めに行くよ。」


 気力を強めに纏うか。

 『気活極』ほどではないが、純粋な気の力も高かいぜ。

 この拳は鉄をも砕く!


「それじゃ、続きだぜ!オラっ!」


 蹴りから入ってきた。

 綺麗で長い足のため、多少の距離感でも俺の圏内に入ってきた。

 もちろん先読みができていたので、避けれた。


「結構、距離感あったぞ。一気に詰めて、遠くからの距離で蹴りか。手数が多いですね。」


「へっ。分かってんじゃん。

 アンタ気に入ったよ。やっぱ、アタシが勝ってもアンタを貰うわ。」


 なんだと!是非お願い致します!


『バカですか。それこそ人類滅亡のカウントダウンが進みますよ。』


 た、確かに。油断したぜ。コイツ強いな。


『あなたが単純なだけです。』


「そらそらそら!」


 考えてる最中に攻撃が数発きた。

 しかし、圏内で全て流す。


 カウンター!


「!なんてな。」


「おいおい!」


 また拳が当たったが、ピクリともしなかった。まるで鉄より硬い物質に攻撃したみたいだ。


「捕まえた。」


 手を掴まれた。


「そらそらそら!」


 連続打撃が来た。


 避けられるのは避けるっ!がっは!


「まだまだまだ!」


「チッ。鎧の強度高いんだがね。」


 痣ができ、口から血が垂れてきた。

 腹部にダメージが入った。


 とりあえず手を離してもらうか。

 『風人脚』!


 危険を察知したのか、すぐさま手を離して、横に避けた。


「かなり危険な技を使ってきたな。」


 頬のかすり傷だけかよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ