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気ままに気のままに〜無力な俺を苦労が襲ってくる〜  作者: ennger
第3章 ギルド(会社)を作る苦労人

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第26話 初めての冒険 まさかこんなことに

 朝の日差しが照らされている。

 そして部屋には、綺麗な褐色お姉さんのヘルガーが隣で俺の腕を抱き寄せていた。


 そして今、シア、ミア、リタ、ナタリア、ハイネ、センキ、アインが僕のベッド周りにいる。

 包囲されている。


 こ、これは、死ぬのか俺。


 ハーレム感があって嬉しい。

 あ、勇者たちと同じ思考だ。なんか悔しい。けど逆らえない男の欲望なり。

 しかし!断じて自分からとり入ったりなど、新しき子を自分から誘ったり無理矢理はしない!


 この言葉が守られるのかは怪しかった。


「お、おは、おはようございます。」


「おはようございます。旦那様。

 ご説明いただいてもよろしいですか?」


「はい。是非。」


 拒否したら死ぬと直感が働く。


 みんな後ろに死神のスタンド宿してる。(気のせいです)


「それはあのですね。パーティ後なんですが、かくかくしかじか。」


 全ての一連を説明した。


「なるほどなるほど。主様。

 そこの黒砂豚を斬ってよろしいですか?

 ちょうど流派を見られる良い機会です。」


「うるさいな。雑魚共。

 私と旦那様の2人の時間を邪魔するな。」


 なんか旦那様にグレードアップした。


「旦那様とは馴れ馴れしいな。

 私のように求婚されたこともないくせに。」


 いつの話ですか。ミアさん。


「昔の話をダラダラと。未練たらしい女は嫌われるぞ?」


 ヘルガーとミアの間に無言の殺意が飛び交っていた。


「あ、あの!私たちもお情けを下さい!」


「ハイネさん。

 そうですね!お父様!お情けをお願いします!」


 おい。アインはダメだろ。

 お父様って言ってる時点で論外だろ。

 ちゃんと大きくなってから出直してきなさい。俺もか。


「ハイネ。私と一緒にいただいて貰いましょう。」


 ナタリアさん。何をですか?

 なるべく詳しくお聞きせねば。


「主人殿。私は?」


「ご主人様!お、お姉さんもいるよ!」


 自称お姉さんのリタと淡々としたセンキも自己主張してきた。


 やばいこのままだと、く、食われる。

 こ、殺される・・!


「朝からうるさいぞ!馬鹿どもが!」


 ふぉ、フォローの達人フォロルドさん!

 (エラルドです)


「たかだか、一回交尾したかしてないかを朝から騒ぐな!近所迷惑だろうが。」


 すいません。交尾は止めてもらっても?

 それとあなたも声デカいです。


「たく。お前ら。ヘルガーは昨日の功労者だ。

 それに報酬の対価として、大役を務めたんだぞ。

 それなら、理に適った褒美だろうに。

 ただ、若の世話するのではなく、我ら全員に確かな報酬を取ってきた。」


「で、ですが!エラルド!

 私は納得がいかないぞ!子供の頃からお側にいた私を押し退けて抜け駆けとは!」


「なら、それ以上の結果を示せば良かったろ。」


「私も納得はいかないが、結果に関しては迷惑をかけた側だ。

 本能で納得行かずとも、理性は分かっているつもりだ。」


 ミアは正論に言葉が出ず。

 シアは意外と冷静だった。珍しい。


「だから、ぶち殺していいですか?」


 前言撤回します。イカれてました。


「良いわけなかろうが。

 他の者たちもだが、若を欲しければ実力と結果を示せ。

 全体的な結果なら、若も文句なくお前たちの望みを叶えてくれるだろう。」


 いやなんでもは無理ですよ。


 なんかそれ、俺にしかできない仕事なんだろけど、それぞれの仲間にそれぞれの願いを叶えてあげるってこと?

 何それ?ハード過ぎて苦労が絶えません。


「それが本当なら私がんばりまっす!!」


 ハイネの気合いが入った。

 他も同じく気合いが入ったようだ。


 アインは入れなくていいよ。


 事態がひとまずは落ち着き朝食へ。

 朝食後にエインと話をしていた。


「親父。お姉ちゃんをだ、抱いてくれるのか?」


「は?あーあれか。あのな。」


 俺は考えた。そして言葉を選んだ。

 この時の脳の回転率は非常に高かった。


「エインよ。お前は自分より年齢が幼い子を抱いてくれるか?と言ったら抱くのか?」


「・・・。ご、ごめん。そうだ。

 ちゃんと親父のように大人になってからだな。」


 君たちとの年齢差ってそんなにありましたか?

 こっちの世界では27+10歳だが、10歳である以上君たちとは2、3歳程度違うだけだぞ。


「エラルドが言ってた通りだ。

 親父は見た目とは違って30歳は歳をとってるって。

 俺でも理解できるレベルで物事を教えてくれたからな。やっぱ、間違いなかった。」


 おいあいつ。後で覚えとけよ。


「はぁ。それでいいよもう。

 だから、ちゃんと大きくなったらな(胸が)。」


「な、なるほどな。お姉ちゃんが大きくなったらか(身長)。」


「ん?」


「ん?」


 話が噛み合ってないような気がする。

 まぁいいや。

 俺は今日の目的のため、一旦宿を後にした。


 今日はそう。皆には内緒で行動している。

 ギルド関係で忙しいそうだからな。

 その隙に自分のランク上げと冒険者デビューを飾る!


 最初は武器屋へ。

 金は金貨1枚をこっそり盗っておいた。

 いや、ガルベリアさんの報酬が結構多い方だったからついね。

 か、借りたってことにしようか。うん。そうしよう。


「いらっしゃい。」


 おお。


 武器屋の中に入ると、ハゲのいかにも職人オーラが出てる人に、さまざまな値打ちもんの武器や普通の武器、安物の武器などあった。

 種類も大変豊富だ。


 素晴らしい。感動しました!早速武器選びや!


「あんちゃん。冒険者成り立てだろ?」


「ああ。そうなんだ。おやっさん。」


「おやっさんって・・。まぁいいか。

 それはそうと得意な武器とかあったりするのか?」


 そういえば俺は武器使ったことない。


「その様子だと武器は初めてだな。

 よし!久々に面白い表情も見れたことだし、しっかりのしたアドバイスをしてやるよ。」


「おおー。是非ご教授のほど、よろしくお願いします。」


「任せろ。

 基本的にスキルや魔力によって前衛後衛が決まる。

 そして、該当スキルに武器相性がある場合は迷わずそれを選ぶんだ。


 ない場合は、自分が何ができるかで選べばベストだな。

 少なからず、戦闘系スキルがあって冒険者なんだ。それにマッチするのを選ぶのがいい。

 だが、最初は殆どが剣か短剣を使う。」


「ふむふむ。スキルや魔力依存はこの世界の摂理か。それは置いといてだ。

 剣や短剣が最初なのは、使いやすいから使ってるとかかな?」


「それも正解だが。正しくは替えが効くからだ。

 武器は魔法武器のようなやつや、伝説系の武器、聖剣、魔剣のようなやつは替えが効かない上に壊れにくいが。


 だが、普通の武器はそうじゃない。

 手入れをしても劣化するものは劣化する。その度に新しいのを買わなければいけない。


 それに高い武器を買っても壊れるくらいなら、安い武器を何本か買っていった方が最初は効率もいいし、お金も貯まりやすい。」


 ほぇー。凄い考えてるな冒険者は。

 おやっさんから教えてもらわなければ分からなかったぞ。

 金貨1枚で剣買って壊れたらおじゃんだな。


「分かった。ありがとう。おやっさん。恩にきるぜ。」


「おうよ。お礼ならここで武器を買って行ってくれや。」


「分かったよ。ちょっと見させてもらうよ。」


 改めて、周りの武器を見渡した。

 最初はやはり話にあった通りに剣を使うか。安いしな。樽の中の剣は何があるかな。


 ここで喋る武器や古の武器とかあれば異世界ファンタジーの定番だが。

 探しても結局そんなものは見つからず、普通のブロンズソードを買った。


 これが現実か。とほほほ〜。


「毎度あり!またよろしくな!」


 俺は手を振り店を後にした。

 そして、本題の冒険者組合の依頼所へ。


 うむ。ではFランクとして、ゴブリン退治と行こうか!

 我が愛剣『夜叉丸』(ブロンズソード)も早く斬りたいと嘆いておるわ。(厨二全開)


「すいません。シンリーさんやい。

 この依頼を受けたいです。」


「あ、キャスト君。え?依頼をだ、大丈夫?」


 頭がってか。なんでやねん!


「ええ。大丈夫ですよ。」



「まあ、あの時の動きやアスガルドさんを治した技があるなら大丈夫よね?多分。」


 イマイチ信用されない。実績が無いからな。しょうがない。


「分かりました。クエストを確認致しました。

 ゴブリンを5体を倒し、討伐証拠に一部素材を持って帰ってきて下さい。

 他の素材もあればこちらで買い取ることもできます。

 なお、クリア報酬は銅貨3枚となっております。」


「了解した。では行ってくる!」


「はい。いってらっしゃいませ。

 無事にご帰還することをお祈りしています。」


 俺心配されまくってる。


「おいおい、あのガキ。1人でゴブリン退治かよ。できんのかよ。」


「いやいや、誰か同行者がいるだろ。」


「でも、ぼっちそうじゃない?」


「冴えないからきっとそうね。」


「金持ちかな?子守したらいくら貰えるかな?」


 周りの外野がうるさい。

 いちいちこれでは面倒だな。というか、最後の方は俺を叩いてるだけだわ。


「クソッタレがーー」


 王都内を叫びながら走ってゴブリン退治へ向かった。


 ゴブリン発見地に到着した。


 おや、洞窟が近くにある。

 気でサーチしますか。『サークレットサーチ』。我ながらイカす名前だな。

 うん。なんか多くね?ゴブリン5体退治では?

 40匹ぐらいいるぞ。しかも他の生命反応が数人か。1人は異質だがね。


「無視するほど、人が悪くなくてねっと。」


 見張りが2匹か行くぜ!唸れ我が剣『夜叉丸』(ブロンズソード)!


 そして、大きく振りかぶった一撃はゴブリンを斬ったが頭の途中で止まり、最後まで斬れなかった。


「いや!刃が微妙やー!『夜叉丸』(ブロンズソード)ーー!」


 隣のゴブリンが攻撃しようとしたのが、気の察知で分かったため、アクション前に剣を離して、蹴りを頭に入れた。


 気を込めた右からのハイキックだ。

 当たった瞬間に頭が千切れ飛んでいった。

 頭部なしゴブリンが血を流しながら死んでいった。


「こっちの方が性に合ってるか。

 いや、諦めんなよ!頑張って使うぜ!」


 剣を再び手にし直し、刃に着いた血を切ってから進むことに。


 洞窟内は暗いが、ゴブリンが何処に何匹いるかが分かる。

 気配を辿っているのと、目に気を集中させているため罠などもよく見える。

 剣だと時間がかかるな。


 俺の気配を消し、サクッと暗殺形式で倒す。

 背後から、首を気の手刀で斬り回った。


 結構深く潜ったな。

 何匹倒したかな?25匹くらいかな。

 それもそうか、残り15体は奥にいやがるな。

 他の生き残りも含めてな。



 どうしてこなってしまったのか。


 私はFランクパーティーで、このゴブリン退治に赴いていた。


 前衛の剣士のザック、拳士のフローラ、ヒーラーのギーン、そして、後衛の土魔法使いの私ボーデムで討伐クエストを行っていたが。


 急に増えたゴブリンに包囲され、進化個体のゴブリンナイト3体によって捕われてしまった。

 洞窟奥の檻に裸にされ、まとめて収監された。


 ああ、私たち女はきっと犯され、男は嬲られるのだろう。


 そんな絶望の最中、近くに身体中傷だらけの眼帯をつけた青髪ショートウルフヘアーのお姉さんが気絶し、壁に倒れている。


 かなり痩せ細っていて弱っている。

 それに傷はどこも深く、膿んでいる箇所もあり、治りそうに無い状態だった。


 そんなことを傍に、ゴブリンたち15匹が火を起こして騒いでいた。

 まるで、戦利品の発表を祝しているようだ。


 青髪のお姉さん以外はみんな意識があり、恐怖に震えていた。

 この時の私は何も思わなかった。

 これから酷い目に遭うのに。むしろ、これで終わりかと思うと切なさが出てくる。


 どこにいても半端にしか力を発揮できなかった私だ。

 貴族の子爵家であったにも関わらず、無能の烙印を押された。

 この世の中と周りの人を憎むことが強く、自分に目を向けることはなかった。


「お?パーティータイム中かな?いやー。間に合ったのかな。よかよか。」


 なぜか間抜けなセリフなのに、私は目を奪われていた自分がいた。




 いやー。間に合ったけど、何も考えて無いな。

 強いのが3匹いる。いや、メイジが1人いやがるな。指揮官か。


 それ以外を瞬殺するか。

 デス◯ームイメージの気光線発射!!

 細い気ビームを指から連射し、11匹の額に命中させ絶命させた。


 指からジューとビームを発射した後の熱が残っていた。


「案外使える技だな。

 さてと。君たちには剣の訓練台になってもらうよ。」


 俺は『夜叉丸』(ブロンズソード)を引き抜いて構えた。構え方知らんが。

 ナイト3体が同時に動いた。確かに、数で斬りかかれば数的有利だわな。


 せいや!


 力任せに横へ振り抜き。ナイトを3匹吹き飛ばした。

 すぐに1体が起き上がり、こちらへ攻撃を仕掛けてくるので剣で応戦する。


 剣の打ち合いを始めたが、数回、剣を交わした途端に俺の剣が飛ばされた。


 あれーー?全然、剣が振れない。

 向こうのほうが上手いんだがし。

 剣を拾いには・・行かせないか。

 メイジのやつが、後ろを振り向く時、魔法を浴びせようとしやがる。


 チクショウ。

 見よう見まねで剣技とか流派をやってみたが、ゴブリン以下とは。エンバイス家でサボりすぎた。

 てか、世界広しと言えど、ゴブリンにあっさりと剣で負けたのって俺だけ?


 すると、武器がないのを好機と捉えたのか、3人で再び斬りかかってきた。


 調子に乗らせても怠いので、『守護円』に入ってきた3体をまとめて頭部に1発ずつ、カウンターパンチをして頭を吹き飛ばしてやった。


 後はメイジか。って檻に向けて魔法を発動する気だ。

 多分、動くなってことだろ。知らんわ。


 足の脚力でかまいたちを飛ばし、ゴブリンメイジを真っ二つにしてやった。


『風人脚』これイカすやろ?

 気で纏った脚力で思いっきり振り、気で構築した刃型の気を飛ばしたのよ。


 剣より使いこなしてますよ。

 身体は10歳の年相応の子供ですがね。

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