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画竜点睛〜龍に守られし国〜  作者:
〜麟鳳亀竜〜
36/37

<26〜33話までの登場人物紹介> ※ ネタバレ注意

※ 33話まで読まれてからご覧になることをおススメします。ネタバレになるかもしれませんのでご注意下さい。

※ 下の方に、周辺諸国の簡易地図があります。(表示されるまでに時間がかかります)




○登場人物



<主要人物>


李章絢(リーヂャンシュェン)……(いみな)は「(ツァィ)」。侍中(じちゅう)門下省(もんかしょう)の長官)。「(シィェン)」の力を持つ。子淡(ズーダン)の夫。麒煉(チーリィェン)とは異母兄弟。母親は前皇后。母親が療養の為に住んでいた芙蓉(フーロン)宮を譲り受けて暮らしている。


呉子淡(ウーズーダン)……待詔(たいしょう)(画院の優秀な画家)。「(ザオ)」の力を持つ。章絢(ヂャンシュェン)の妻。師君(シージュン)の弟子。両親と姉は他界している。弟がいる。


李麒煉(リーチーリィェン)……(いみな)は「(リン)」。(トン)国皇帝。「天子」の力を持つ。章絢(ヂャンシュェン)とは異母兄弟。母親は前貴妃、現皇太后。妻は故、武皇后のみ。息子が二人いる。名は「(シー)」と「(シェン)」。


趙浩藍(ヂャオハオラン)……中書令(ちゅうしょれい)(中書省の長官)。妻は元公主で、麒煉(チーリィェン)の同母姉。息子と娘がいる。


師君(シージュン)……太師(たいし)(皇帝の師)。「(ザオ)」の力を持つ。子淡(ズーダン)達の師。「師君(シージュン)」は、子淡(ズーダン)達が呼んでいる通称で、本名ではない。本名は李白雲(リーバイユン)。白い髪と(ひげ)を長く伸ばしていて、年齢は七十半ば。


張泰潔(ヂャンタイジェ)……師君(シージュン)の弟子。十年程前に飛燦(フェイツァン)国へと拉致された(トン)国の画院に所属していた画家。第二王女ニマと駆け落ちし、夫婦となるが、再び飛燦(フェイツァン)国の間諜に捕まり、牢獄でその後を過ごす。章絢(ヂャンシュェン)と共に師君(シージュン)に救出され、(トン)国へと帰国する。(フゥァン)の父親。伝説の画家、張僧繇(ヂャンソンイャォ)の子孫。その功績を認められ、待詔(たいしょう)に任じられる。


張洸(ヂャンフゥァン)……「(ザオ)」の力を持つ。子淡(ズーダン)に師事する。龍の昇天後は、芙蓉(フーロン)宮を出て、父、泰潔(タイジェ)の実家である祖父母の家へと引っ越す。そこから親子で画院へと通う日々を送る。父と同様に、待詔(たいしょう)に任じられる。


ニマ……故人。泰潔(タイジェ)の妻。(フゥァン)の母親。飛燦(フェイツァン)国の第二王女。その姿は天女のように美しい。


武耀華(ウーヤォファ)……故人。皇后。麒煉(チーリィェン)の妻。息子が二人いる。武芸が得意。


李劉章(リーリィゥヂャン)……前皇帝。麒煉(チーリィェン)章絢(ヂャンシュェン)の父親。退位後は、離宮で麒煉(チーリィェン)の母親と慎ましく暮らしていたが、龍が昇天した日に亡くなった。


朱昇月(ヂュシォンユェ)……青都(チンドウ)県尉(けんい)(県の軍事、警察行政の最高責任者)。子淡(ズーダン)の従兄妹。章絢(ヂャンシュェン)とは同じ剣術の師についていた同士。





<飛燦国>


王……故人。王妃とは政略結婚。王妃の他に、高官の娘を妃にしている。


王妃……章絢(ヂャンシュェン)の母、フルの従姉妹。第一王子と第一王女の生母。煌羅(フゥァンルゥォ)国の王族。


第一王子……王太子。妻子がいる。戦争反対派。王が亡くなり、即位に向けて準備を急いでいる。


第一王女……他国へと嫁ぎ、子を産んでいる。


第三王女……母は高官の娘。病弱で流行病に罹って他界。麒煉(チーリィェン)との縁談があった。


パサン……飛燦(フェイツァン)国の高官の息子。ニマ王女とは従兄妹で許婚。十年程、(トン)国でニマ王女の行方を追っていた。捕虜として、飛燦(フェイツァン)国へ護送される。


王妃の専属武官……王妃様に忠誠を誓っている。パサンの武芸の師。


宰相……戦争推進派。王亡き後、戦争反対派の王太子と対立し、王位を簒奪しようと企む。結局、王妃と王太子に阻まれ、処刑される。


砦の長とその側近……宰相と繋がり、戦の準備をしていたが、章絢(ヂャンシュェン)達に潰される。





<その他>


(シュ)都事(とじ)……尚書省(しょうしょしょう)の官吏。飛燦(フェイツァン)国への使節団の一員。後に、砦西(ヂャイシー)県令(けんれい)となる。


幽楽(ヨウラ)……(トン)国の鍛冶師。十年程前に飛燦(フェイツァン)国へと拉致された。飛燦(フェイツァン)国の牢で泰潔(タイジェ)と邂逅し、その後、砦の独房で再会する。砦が壊滅した後は、(トン)国に戻り、鍛冶師としてその腕を振るう。


李應劉(リーインリィゥ)……劉章(リィゥヂャン)の父。麒煉(チーリィェン)章絢(ヂャンシュェン)の祖父。現在は、南東の離宮で静養している。


天帝……天界を治める王。(トン)国では、天帝を神として崇拝している。その為、天帝は地界を見守り、特に信仰心の篤い(トン)国の皇帝に特別に力を貸している。造士(ザオシー)は天界から地界へと遣わした天帝の愛し子である。


造士(ザオシー)……「(ザオ)」の力を持っている者。造物主(ぞうぶつしゅ)のような力を持つ者のこと。天帝の恩恵を特別に受けている者、天帝に愛された才能を有する者。


(イン)……造士(ザオシー)が描いて実体化した絵の人物や物のこと。


(ゴウ)……麒煉(チーリィェン)が天子の力で操る狗の姿をした(イン)


張僧繇(ヂャンソンイャォ)(ちょうそうよう)……二百年程前の画家。当時の皇帝、武帝に命じられて天迎(ティェンイン)宮に四体の龍を描く。二体は天に昇って行った為、現在は二体だけ残っている。おそらく造士(ザオシー)だったと考えられている。


(リィゥ)皇太后……前貴妃。麒煉(チーリィェン)の母。東の離宮で暮らしている。


フル……前皇后。章絢(ヂャンシュェン)の母。飛燦(フェイツァン)国の王妃と従姉妹。煌羅(フゥァンルゥォ)国の王族。章絢(ヂャンシュェン)が二十歳の時に、病で亡くなる。





<瞳国と周辺諸国の大体の位置>(北↑)


挿絵(By みてみん)







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