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画竜点睛〜龍に守られし国〜  作者:
〜比翼連理〜
27/37

<17話〜25話までの登場人物紹介> ※ ネタバレ注意

※ 25話まで読まれてからご覧になることをおススメします。ネタバレになるかもしれませんのでご注意下さい。



○登場人物



<主要人物>


李章絢(リーヂャンシュェン)……(いみな)は「(ツァィ)」。侍中(じちゅう)(門下省の長官)。「(シィェン)」の力を持つ。子淡(ズーダン)の夫。麒煉(チーリィェン)とは異母兄弟。母親は前皇后。母親が療養の為に住んでいた芙蓉(フーロン)宮を譲り受けて暮らしている。


呉子淡(ウーズーダン)……待詔(たいしょう)(画院の優秀な画家)。「(ザオ)」の力を持つ。章絢(ヂャンシュェン)の妻。師君(シージュン)の弟子。両親と姉は他界している。弟がいる。


李麒煉(リーチーリィェン)……(いみな)は「(リン)」。(トン)国皇帝。「天子」の力を持つ。章絢(ヂャンシュェン)とは異母兄弟。母親は前貴妃、現皇太后。妻は故、(ウー)皇后のみ。息子が二人いる。名は「(シー)」と「(シェン)」。


趙浩藍(ヂャオハオラン)……中書令(ちゅうしょれい)(中書省の長官)。妻は元公主で、麒煉(チーリィェン)の同母姉。息子と娘がいる。


師君(シージュン)……太師(たいし)(皇帝の師)。「(ザオ)」の力を持つ。子淡(ズーダン)達の師。「師君(シージュン)」は、子淡(ズーダン)達が呼んでいる通称で、本名ではない。本名は李白雲(リーバイユン)。白い髪かみと髭ひげを長く伸ばしていて、年齢は七十半ば。


(フゥァン)……「(ザオ)」の力を持つ。孤児。子淡(ズーダン)に師事する。自称、九歳。


ニマ……故人。(フゥァン)の母親。飛燦(フェイツァン)国の第二王女。生母は高官の娘。その姿は天女のように美しい。


武耀華(ウーヤォファ)……故人。皇后。麒煉(チーリィェン)の妻。息子が二人いる。武芸が得意。


李劉章(リーリィゥヂャン)……前皇帝。麒煉(チーリィェン)章絢(ヂャンシュェン)の父親。現在は、離宮で麒煉(チーリィェン)の母親と慎ましく暮らしている。


朱昇月(ヂュシォンユェ)……青都(チンドウ)県尉(けんい)(県の軍事、警察行政の最高責任者)。子淡(ズーダン)の従兄妹。章絢(ヂャンシュェン)とは同じ剣術の師についていた同士。





<中央の官吏>


清冴(チンフー)……子淡(ズーダン)の伯父。子淡(ズーダン)の母の一番上の兄。相当な剣の使い手。将軍まで出世し、高官の子息などにも武芸の指南をしている。


李玄枝(リーシュェンジー)……待詔(たいしょう)。画院の長官。師君(シージュン)の息子。


馬丹管(マーダングァン)……武官。麒煉(チーリィェン)の護衛が主な仕事。母は、耀華(ヤォファ)の乳母で、現在は後宮で、主に(シー)の世話をしている。姉は、(シェン)の乳母をしている。


武霜剣(ウーシュァンジィェン)……太保(たいほ)(皇帝の補佐)。耀華(ヤォファ)の父親。元、十六衛大将軍。


(リィゥ)太傅(たいふ)……皇帝の守役。麒煉(チーリィェン)の母、(リィゥ)皇太后の父親。


李賢斗(リーシィェンドウ)……右丞相(尚書省(全ての官府の中心。法案などの最終決定機関)の長官)。麒煉(チーリィェン)の仮初めの姿。

※ 本作では、左丞相は皇帝である麒煉(チーリィェン)が兼ねていて、右丞相も麒煉(チーリィェン)の隠れ(みの)の身分なため、次官の左丞と右丞が主な業務を執り行っている設定です。


(シュ)都事(とじ)……尚書省(しょうしょしょう)の官吏。飛燦(フェイツァン)国への使節団の一員。後に、砦西(ヂャイシー)県令(けんれい)となる。





飛燦(フェイツァン)国>


王……王妃とは政略結婚。王妃の他に、高官の娘を妃にしている。


王妃……章絢(ヂャンシュェン)の母、フルの従姉妹。第一王子と第一王女の生母。煌羅(フゥァンルゥォ)国の王族。


第一王子……王太子。妻子がいる。戦争反対派。


第一王女……他国へと嫁ぎ、子を産んでいる。


第三王女……生母は高官の娘。病弱で流行病に(かか)って他界。麒煉(チーリィェン)との縁談があった。


パサン……飛燦(フェイツァン)国の高官の息子。第二王女ニマとは従兄妹で許婚。十年程、(トン)国でニマの行方を追っていた。捕虜として、飛燦(フェイツァン)国へ護送される。





<その他>


(グゥォ)県令(けんれい)……青都(チンドウ)県令(けんれい)。厳格だが、昇月(シォンユェ)(いじ)って遊んでいたりする。


花梨(ファリー)老娘(母さん)……章絢(ヂャンシュェン)の乳母。家族で芙蓉(フーロン)宮に従事している。


呉亘(ウーゲン)……子淡(ズーダン)の弟。母方の祖父母、伯父家族と生活している。文官を目指し、勉強中。


澄牙(チォンヤー)……子淡(ズーダン)の伯父。子淡(ズーダン)の母の二番目の兄。昇月(シォンユェ)の父。商家へと婿入りしている。


李應劉(リーインリィゥ)……前皇帝、劉章(リィゥヂャン)の父。麒煉(チーリィェン)章絢(ヂャンシュェン)の祖父。現在は、南東の離宮で静養している。


天帝……天界を治める王。(トン)国では、天帝を神として崇拝している。その為、天帝は地界を見守り、特に信仰心の篤い(トン)国の皇帝に特別に力を貸している。


造士(ザオシー)……「(ザオ)」の力を持っている者。造物主(ぞうぶつしゅ)のような力を持つ者のこと。天帝の恩恵を特別に受けている者、天帝に愛された才能を有する者。


(イン)……造士(ザオシー)が描いて実体化した絵の人物や物のこと。


(ゴウ)……麒煉(チーリィェン)が天子の力で操る(いぬ)の姿をした(イン)


張僧繇(ヂャンソンイャォ)(ちょうそうよう)……二百年程前の画家。当時の皇帝、武帝に命じられて天迎(ティェンイン)宮に四体の龍を描く。二体は天に昇って行った為、現在は二体だけ残っている。おそらく造士(ザオシー)だったと考えられている。


(リィゥ)皇太后……前貴妃。麒煉(チーリィェン)の母。


李珠星(リーヂュシン)……公主。麒煉(チーリィェン)の四つ上の姉。二十歳の時に、当時、科挙で状元(じょうげん)(首席)となり、頭角を現していた趙浩藍(ヂャオハオラン)の許へと降嫁した。二児の母。


麒煉(チーリィェン)の乳母……麒煉(チーリィェン)が幼い頃に毒物によって失明し、後宮から去った。この時に、麒煉(チーリィェン)の乳兄弟であった自身の息子も同じ毒によって(うしな)った。


フル……故人。前皇后。章絢(ヂャンシュェン)の母。飛燦(フェイツァン)国の王妃と従姉妹。煌羅(フゥァンルゥォ)国の王族。


ある男……十年程前に飛燦(フェイツァン)国へと拉致(らち)された(トン)国の画家。第二王女ニマと駆け落ちし、夫婦となるが、再び飛燦(フェイツァン)国の間諜に捕まり、牢獄でその後を過ごす。


幽楽(ヨウラ)……(トン)国の鍛治師。十年程前に飛燦(フェイツァン)国へと拉致(らち)された。


連理の梧桐(ごとう)の大樹……二本の梧桐(ごとう)(青桐)が絡まりあった大木。鳳凰がその枝で羽を休めるとの言い伝えがある。その枝が、ある男の使命には必要。







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