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第69話 大量のバター①

お待たせ致しましたー



(……コロネって、クリームたっぷりのふわふわのパン)



 って、お母様とロティから……ミアに共有してもらったレシピには書いてあったんだけど。


 クロワッサンって、ふわふわだけど外がサクサクしている三日月みたいなパンだったよね? サクッとした食感もいいけど、中のふんわりしたのとバターの味が濃いのも好き。


 あれを、コロネの生地にして合うのかな?


 物凄く……気になるし、楽しみ!


 レシピには共有出来てないから……お母様の頭の中には入っているのかしら? もしくはロティ?


 とりあえず、時間がかかるからってお昼ごはんを食べたらすぐに始まることになったの。


 今日は、ちゅーぼーの二人、お母様とあたし以外に……なんでか、シュラ伯父様がいらっしゃったの。



「……伯父様、お仕事は?」


「超速で終わらせたとも!」


「……褒めてないわよ。お兄さん」



 お祖父様はともかく、この人が将来の国王様で大丈夫か……まだ心配だわ。


 でも、双子はお料理ダメだから……出来る伯父様の方がありがたいけど。


 だから、お母様も苦笑いしてたけれど……そこはわかっているのか強く否定はしてなかったわ。



「お母様。コロネの生地に、クロワッサンってどうやるの?」



 伯父様はさておき、あたしは今日のお仕事の方を先に知りたかった!



「そうね。場合によっては……クロワッサンの生地を成形するときに出る、余りの生地で作るんだけど。せっかくだから、今日は最初からその生地にしちゃいましょうか」


「はい! 何が違うの?」


「うーん。そうね。食べてみればわかるかしら? じゃあ……今回は両方作りましょう」


「いいと思うんだぞ!」


「お兄さんには手のべでやってもらうわよ?」


「そんなこと言わないでおくれよ!? あれ無茶苦茶大変だったんだから!!」



 あたしはクロワッサンを作ったことがないんだけど……そんなにも大変なんだ?


 でも、パン作りって大変だから、それはそうかもしれない。



「はい! まずはこのバターたちを平らにします!」



 それで、まずお母様がシェトラス達に持って来させたのは。


 大量って言葉だけじゃ、言い切れないくらいのバターの塊だったわ!? 



「……これ全部?」


「クロワッサンのサクサクのポイントよ?」


「えぇえ?!」


『みゅ』



 あの美味しいのに、こんなにもバターがいるの!?


 そして、これを生地を作る時に混ぜるんじゃなくて……レシピには書いてあったけど、薄くしたのをはさむんですって。


 だから、伯父様は大変だって言ってたんだ。手で全部できるのかなあ?

次回は月曜日〜

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