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第47話 主神の許可(???視点)

お待たせ致しましたー






 *・*・*(???視点)








「ほほほ、良い良い」



 チャロナが我らの願い通りに、悪食を昇華してから……まだ十年も経っとらん。


 あの子らの世界の軸も……落ち着いてはいるが、発展も目立って特にない。


 であれば……虹であるこちらを参考にしたがるだろう。


眞白(ましろ)』は幾久しく。


 しじまに響いていかねばならぬ。


 生きとし生ける者らを生み出す……糧とすべく。


 儂らの『虹』とて、再び輝き出したばかり。


 第二の異能(ギフト)を与えた……チャロナの娘、リーシャ。


 素直に感情を出すことの出来る……あの子じゃから、母親と同じようで違うのを与えた。特異の精霊、ミアの主であるからのお?



「あらあら? あの子達に頼まれたようね?」



 我が妻であり、虹の最高女神であるユリアネスが来よった。


 此度は……若々しく美しい姿でこちらに来たわ。おそらく、リーシャへのアナウンスの力を安定させるのに変化したのじゃろう。


 儂……『俺』も合わせるべく、同じように形態を変えた。



「あいつらも、リーシャのパンが食いたいんだろ? まあ、差し入れ程度はいいとして」


「あらあら? いいの?」


「久しぶりに、チャロナ達にも会いたくないか?」


「そうね? 十年は経っていないけど……その娘が作るパンも食べてみたいわ。アナウンスを送る感じから、腕前は母と遜色ないくらいよ?」


「『蒼』の家電を取り入れたのが良かったかもなあ?」



 あの爺さんエルフが知ったら……再現しそうでひどく面倒臭そうだけど。


 とは言え……魔導具としてのドウコンは少しずつ浸透しつつある?しなあ。


 その次に、手軽に生地や食パンが作れるホームベーカリーは……注目の的になるだろう。


 組み込む基盤がめちゃくちゃ複雑だがな?



「そうね? ドウコン、釜なども順次に。ロティの娘だから、ダウンロードしやすいけど」


「……まさか。精霊同士が結婚だけでなく、子どもが出来るとはなあ?」



 神とヒトの子は、ウルクルとラスティのこともあったが。あれもあれでイレギュラー。普通はまずない。


 特に精霊同士はほとんど無い。


 なのに、レイはロティにベタ惚れだ。昔も今も。


 次の子どもが出来るとしたら……チャロナとカイルキアの第二子であるディオスと契約するかもしれない。


 それをユリアに伝えれば。



「……無いとは言い切れないわね?」



 と、苦笑いしたので……俺も同じように笑った。


 とりあえず……眞白の孫らには、力を送る手助けをしようと水鏡で通信したら。



『いーきーたーいー!!』



 って、神秘的な要素ゼロの返答があったがな!?

次回は金曜日〜

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