第157話 みんな食べてくれて
お待たせ致しましたー
「「「「「いただきまーす」」」」」
セシル兄たちといっしょにあたしはオープンサンドイッチを食べることにしたの。
試しに作った時にも思ったんだけど、本当にやわらくてふわふわで溶けちゃうくらいの食感。
みんなで、あむって感じに食べたら……みんな、笑顔が輝いた感じになったの!
「「「おいしい!!」」」
「さすが、我が従姉妹」
「ありがとう!」
『みゅ!』
お母様たちと食べたときも美味しいと思ったのに。
幼馴染みと従兄弟たちと食べるともっと美味しくなるのって不思議だわ!
甘いのから、ごはんになるものまで。たくさんの具材があるけど、どれもみんな美味しそうに食べてくれている。ちらっとおばあ様の方を見たけど、おばあ様も甘いのを美味しそうに召し上がられていたわ。大成功ね!!
「リーシャは本当にすごいな? もっと大きくなったら、もっといろんなパンがつくれるんじゃないか?」
セシル兄が一個を食べ終わってから言ってくれたときに、あたしは少し思い出した。
孤児院への差し入れのために作るパンのこと。
そろそろ、次の日程が近いはずだわ。
「ねえ! みんなで差し入れの日に作るパンを考えてほしいの!」
エディトとマリーナは料理が本気でダメだから……いっしょに考えるのがいいって思ってそう言ったの。みんな分かってくれたからか、あたしが聞くと頷いてくれた。
「俺たちと同じくらいの子どもたちのだろう?」
「甘いのとか気にしなくていいなら、今食べてるサンドイッチもいいんじゃない?」
「サリー、それいいな?」
「ぼく、も」
「それなら、僕とマリーは具材の組み合わせを考えよう!」
「うむ」
「それいいね!」
パン作りの練習にもなるし、組み合わせを変えれば子どもたちも選びやすいかもしれない。
紙に書くのはマリーナとエディトがやってくれて、あとのみんなで意見を出し合って決めていったんだけど。
途中からシュラ伯父様がなぜかいっしょに意見を出し合っていたのよね!?
「うむ。今いる子どもたちも、我が妹が差し入れが導入されて最初に出したカレーパンがお気に入りなんだぞ。出来れば、それに近いものもいいかもしれない」
「父上が」
「珍しく、真面目なんだぞ」
「俺はいつだって真面目なんだぞ!」
「「どこが」」
「……我が子たちは、なかなかにチャロナと似たツッコミが」
「「叔母上の甥と姪だから!!」」
「げふぅ!」
「まあ、王太子様はおいといて」
「サリーはますます母のメイミーそっくりなんだぞ!?」
「娘ですから~」
楽しいやり取りだけど……伯父様の意見も出来れば取り入れたいな。
カレーパンは美味しいけど、オープンサンドイッチの具材にはどう入れればいいのかな?
あとで、お母様にも聞いてみようっと。
「はは。なんか、楽しいな。こういうの」
「ね?」
でも今は、いろんな家族といっしょにおばあ様へのお祝いのパーティーを楽しまなくちゃ!
もう少しでいくらを使ったパンの試作も始まるし……忙しくなっても、あたしだってまだ子どもだから、セシル兄たちといっしょに遊びたいもん!!
次回は土曜日〜




