第140話 魚卵の卵かけご飯
お待たせ致しましたー
スプーンですくっても、つやつやでキラキラ。
赤とオレンジが混じった、宝石みたいですっごく綺麗!
これが食べ物?
卵かけご飯とは全然違う! だから、迷わずに口に運んで……もぐっとかんだの。
めんたいこやたらこよりも粒が大きいから、プチッとして中からどろっと出てくるものが濃厚で、すっごく!!
「美味しい!?」
『みゅぅう!?』
「なんと!? これは素晴らしい味わい!! たまごかけご飯とも違いますな!!」
「成功ですね!」
皆で美味しいっていうくらい、すっごく美味しいの!!
オスシを知っているから、生の食材に抵抗はないから美味しくて美味しくて。
あたしはいつも以上に、スプーンを動かすの!!
これ、卵かけご飯も大好きだから、すっごく贅沢な卵かけご飯だわ!! もぐもぐが止まらないの!!
セシル兄にも、絶対食べてほしいわ。セシル兄、卵かけご飯は微妙だったけど、こっちなら多分大丈夫だと思うの。
「お母様! これお代わりしていい!?」
『みゅ!』
「ダメよ? お夕飯でまた美味しいのにするから、ここまで」
『「えー……」』
「夕餉にもですかの。それは気になりますな!」
「お師匠さんには、お寿司パーティーまでの内緒です」
「……なんと」
「とりあえず。縮小化の魔法はアミュレットを介しての、操作魔法ですか?」
「そうですの。だいたいはそうなります」
おかわりは我慢なのは、なんとなくわかっていたけど。
もっと美味しくなるんだ!! どんなご飯になるんだろう??
お母様は本当に、いろんなご飯やパンを知っているのね? お師匠の爺様は知らないのに??
(あれ? なんでだろう??)
前にも、不思議に思ったけど……どうしてなのかな?
ロティのような契約精霊も……最初はお母様だけだって聞いたことがあるし。
でも……教えてくれるまで待とう。
だって、わざと秘密にしてるようだもの。
あたしも子どもだから、もっと大人になってから教えていただけるかもしれないわ。
大人になったら……って、よく聞くし。
「スシ。そう言えば、チャロナ様。御所望の食材らしきものが見つかったのですが」
「え? わさびですか?」
「わさび??」
「お寿司にすっごい必要な食材よ。生の食材には使うと味わいの幅が広がるの」
「ん??」
お母様がすっごく喜ぶほどの食材。
どんなのだろう?
爺様が、亜空間収納から出してくれたんだけど。
緑の変な根っこにしか見えなかったわ!?
「これですこれ!」
「どう使うのですかの?」
「すりおろして、少量ずつ生魚と食べていくんです。醤油にも合うので……今試します?」
「いいですな」
「……食べられるの?」
「えぇえ」
全然美味しそうに見えないんだけど!?
次回は木曜日です!!




