表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
101/200

第101話 求肥入りあんぱん仕上げ

お待たせ致しましたー

 次はいつも通りのパン生地作り!!


 ミアに今度はホームベーカリーに変換(チェンジ)してもらってから、生地を作って発酵させて。


 シェトラスにはその間にあんこの在庫を確認してたけど、ちょうどこしあんがあったからそれであんぱんを作ることになったの! すっごく楽しみだわ!!



「せっかくですから、シアちゃんも作ってみる?」



 生地をベンチタイムさせている時間がまだあるからと、お母様がシア様にぎゅーひにあんこを包むのを提案されたの。あたしは逆だと思ったけど、おもちの中にあんこって包めるの?


 けど、切って休ませたぎゅーひを触るといつものおもちよりぷにぷにふにふにしてて気持ちいいわ! 薄いから、そこにあんこがちゃんと包めるの。すっごく面白い!!



「へー? このままでも美味しそう〜」


「美味しいけど、せっかくだからパンで食べましょう?」


「はーい。チャロナがそう言うなら我慢するわー」


「ふふ。すっごく美味しいわよ」



 お母様がそこまで美味しいって言うパン……早く食べたいけど、あたしも我慢だわ。


 次にあんぱんと同じように生地の中に包んで……時間短縮(クイック)で発酵を進めて、卵の液をちゃんと塗ったらゴマをちょっと振って焼いたら完成!!



「「わあ!?」」



 つやつや、ふっくら美味しいパンの出来上がりだわ!! あんこのまわりにぎゅーひを挟んであるから、いつもより大きく見えるの!! 焼きたてを食べたいけど……すっごく熱そうだから、ここも我慢。


 だから、あたしが冷却(コールド)をゆっくりかけて触れる熱さまで冷やせば。


 なんか、さらにつやつやしたパンが出来上がったの!!



「いい出来よ? お茶も用意して食べましょう?」


「わーい! おやつー!」


「わーいわーい!!」



 お母様がお茶って言えば、ホムラ皇国から取り寄せてる……あの緑の甘いお茶かしら? お手伝いするって言ったら、そのお茶の葉が入っている筒を出されたの。


 あたしはもっともっと、『わーい』ってはしゃいじゃったわ!!


 お茶を人数分淹れてから、食堂で食べることになったんだけど。



「……どなただ?」



 食堂のベビーベッドでディオスをあやしていたお父様がいらして、シア様がいるのを見て首を傾げたわ。



「ふふ。わからないわよね? ディーシアよ? カイルキア」


「……あの時の」


「ふふふ。大きくなったでしょう?」



 胸を張るシア様は、なんだかちょっと可愛く見えたの。体は大人だけど……中身はちょっと違うのかしら??

次回は土曜日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ