その8 リエスディア、傭兵学校での雑談。
傭兵学校に通っています。
もう22です、妹が出来たので
縁談は回避されたようです。
「ルケー、戦闘訓練しよ。」
嬉しそうにクリスディアちゃんが言った。
普段あんまりしないくせに、ルケシウス君だとするんですね。
クリスディアちゃんは文官コースにも通っていて親友のルケシウス君も一緒です。
頭がよくて強いなんてすごいですね。
今、昼休みでカフェテリアでお昼にしています。
幼年学校と違って自分で選べる分
きをつかいます。
今日は、ピラフセットにしました。
ピラフはもちろん美味しいけど。
おかずの鶏肉の干し葡萄ロールも美味しいです。
「そういえば、リエスディアちゃん、リツメイヤちゃんはヌーツ帝国のファルデアス皇太子と婚約したんだって?」
クリスディアちゃんが言いました。
リツメイヤは妹です。
4才です、ファルディアス皇太子は23なので
大部歳が違いますが...。
「はい、ファルディアス皇太子が甘やかしてて、絶対にファルの伴侶ににゃるといってます。」
私は言った。
「ふーん、ちび幼児のくせに将来の事考えてるんだね、うちの妹なんて、この間ついに許嫁撃退したよ。」
ルケシウス君がのんきに言った。
「ああ、ちび幼児時代からの不誠実な許嫁ね、ハセルリアちゃんすごいね。」
クリスディアが言った。
そんな人がいるんですか?
「ダルフィーラさん、面目たたないって言ってた。」
ルケシウス君が言った。
...リツメイヤもそうなると困るのです。
あまり強くしない方がいいかも知れません。
両親に相談しないとですね。
「高等剣士になりそうないきおいだよ、ナルフィーラさんから最近、毎日プロポーズされてるんだってさ。」
ああ、ケレス森国の王弟殿下ですね。
「ああ、あの超綺麗なエルフね、ハセルリアちゃん、その人の伴侶になるの?」
クリスディアちゃんが言った。
「僕は、ダルフィーラさんの方がいいな、ダウリウスおじさんが身内になる方がいいし。」
ルケシウス君が言った。
「ふーん、あ、ルケ、戦闘文官直伝☆デリュスケシ名物唐揚げ弁当のお土産ありがとうおいしかったよ、チーズバージョンがすきかな?」
クリスディアちゃんが言った。
あの名物唐揚げ弁当をもらったのですか?
羨ましいです。
「うん、新メニューなんだ、僕もたまに売り子させられるんだよね♪」
なんか楽しんでいますか?
「すると残ったらくれるし、お小遣いになるからいいよ、アーデアースさんみたいな漁協長さんがいるところに就職したいな♪」
ルケシウス君が言った。
それは、いいように使われてるだけなんじゃないですか?
「ええ?王宮につとめてよ、ノルディウス伯父さんの家の子まだ、小さいし。」
クリスディアちゃんが言った。
「ヒフィゼ本家のギシティウス君ですね。」
家のリツメイヤより一つ上の5才ですね。
ジャスミナおば様は綺麗で頭がよくて大好きです。
「僕はデリュスケシの王宮分館で外務担当官したいな♪」
ルケシウス君は魚大好きですものね。
「ええ?王宮で王室管理官長しないといけないから、王宮にしてよ。」
クリスディアちゃんが言った。
「クリスディアちゃんがデリュスケシで王宮分館管理官すればいいじゃない。」
ルケシウス君が無責任に言った。
「そうか、いいかも。」
クリスディアちゃんが言った。
「二人とも、王宮勤めに私が国王に即位したらにします。」
私はそういって次の戦略学
の教室に向かう準備をしだした。
「ええ?横暴だよ。」
とクリスディアちゃんが言った。
「そうだよ。」
ルケシウス君が言った。
まったく、クリスディアちゃんと
ルケシウス君仲良すぎです。
あなた達は私が国王になった時の
側近なんだから自覚もってほしいです。




