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その7 リエスディア、お見合い?をする。

ヌーツ帝国から第二皇子殿下が来ました。

私に縁談らしいです。

顔見せ程度らしいですけど。


「エルデアス皇子殿下です。」

ヌーツ帝国からきた、外交官が言った。

「はじめまして、エルデアス・ヌーツです。」

帝国の皇子殿下は微笑んだ。

確か、私より二つ下の12才です。

美少年ですね。

「はじめまして、リエスディア・グーレラーシャです。」

私は微笑んだ。

まあ、外交だし...断るつもりです。

私はラース様が好きなので。


「ジェスちゃん、久しぶりです。」

お母様がヌーツ皇妃ジェスレイア様

に言った。

「律ちゃんも元気そうでよかったよ。」

皇妃様が言った。

「うん、エルデアス皇子殿下はしっかりしてるね。」

お母様が言った。

「ありがとう、でもまだまだだよ。」

皇妃様が言った。

「ジェスレイア皇妃陛下は相変わらずお元気そうですね。」

お父様が言った。

「ありがとうございます。」

皇妃様が言った。

「まあ、元気じゃなければジェイアじゃありませんから。」

皇帝陛下が言った。


「同窓会みたいですね。」

私は目の前でソファーに座っている

エルデアス皇子殿下に言った。

「仲がいいのはいいことです。」

エルデアス皇子殿下が言った。

まあ、そうですけどね。

「いろいろお話ししましょう。」

エルデアス皇子殿下が言った。

そうですね。


「リエスディア王女殿下はいずれ、この国を継ぐのですね。」

エルデアス皇子殿下が言った。

「はい、私が50才になったら継ぎます。」

私は言った。

そうしたらお父様がファモウラの戦場で

武者修行を兼ねた人材スカウトをするために旅立ちます。

まだ、先ですがお父様は、お母様が大好きなので心配です。

「リエスディア王女殿下は頭がよろしいのですわ。」

フィレノエラさんが言った。

「そうなのですか?」

エルデアス皇子殿下が言った。

「それほどではありません。」

まだまだわからない事だらけです。

「僕との縁談はどう考えていますか?」

エルデアス皇子殿下がズバリ聞いた。

「あの、私、好きな人がいるんです。」

私ははっきり言った。

「そうですか...それは、僕と結婚するより有益な事ですか?」

エルデアス皇子殿下が言った。

わー、頭がいいのこっちだよ。

「えーと、多分、エルデアス皇子殿下と結婚したほうが国のためになるかも知れません。」

私は言った。

でも、ラース様が好きなの。

「では、僕と婚約してください。」

エルデアス皇子殿下が言った。

「いい縁談ですわ。」

フィレノエラさんが言った。

「エルデアスはジェイアににて言う時は言うな。」

皇帝陛下が言った。

「僕は副業もおろそかにしないんです。」

エルデアス皇子殿下が言った。

副業?なんですか?それ?

「エル、それ不味いよ、いくら、副業が皇子の意識でもさ。」

皇妃様が言った。

「あのー、本業は?」

私は聞いた。

「小料理屋ハナミズキの看板息子です。」

エルデアス皇子殿下は平然と言った。

「そうだけど、いいようがあるだろうが。」

皇帝陛下が言った。

「ごめんね、リエスディアちゃん、うちのアホが。」

皇妃様が言った。

「僕が看板息子なのは本当です。」

エルデアス皇子殿下が言った。

「婿にこれるのですか?」

お父様がお母様をついに膝の上に抱えて言った。

「ウェティウス様、恥ずかしいです。」

お母様が言った。

まあ、外交の場で抱き上げなくてもいいとおもいます。

「駄々をこねるのはこの口か?」

お父様がお母様にキスをした。

いいのかな?ヌーツ帝国の人たち甘いものでも飲み干したような顔をした。


「ともかく、考えておいてください。」

エルデアス皇子殿下が微笑んだ。


私はラース様と結婚するので

エルデアス皇子殿下はいらないです。

ラース様と会いたいです。

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