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女王陛下(多分)と異世界人(確定)  作者: 阿野根の作者
律、グーレラーシャで新婚生活する。
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その16律、カザフ外務担当官と通信する。

カザフ外務担当官は

一般的なグーレラーシャの女性だ。

でも、スゴく強いんだってさ。

宇水の妖怪師匠の後始末よろしく

お願いしますね。


『陛下、現場はスゴい状況です。』

通信機の画面の向こうでカザフ外務担当官が言った。

その向こうに半壊した塔が見える。

「そうか、状況確認を続行して必要物品を要請しろ。」

ウェティウス様が言った。

宇水の妖怪師匠のせいで心が痛むよ。

『かしこまりした。』

カザフ外務担当官がグーレラーシャの礼を優美にした。

わー、こんな綺麗な礼見たこと無いよ、神無月さんより優美だよ。

「クーシャルーカを派遣した方が良いか?

高等剣士のそなたなら大丈夫だろうと思うが。」

ウェティウス様が言った。

『クーシャルーカ警護官ですか?お願いいたします。』

カザフ外務担当官が言った。


「カザフ外務担当官さんご迷惑おかけします。」

私はウェティウス様に抱えられてるので通信機それも大型の方なのでカザフ外務担当官がよく見えた。

『律様ですね、日本人ですね。』

カザフ外務担当官が言った。

日本人ですねって当たり前なこと....。

「そなたは律にちょっかいかけなかったから直接は通信機ごしとはいえ初めてか?」

ウェティウス様が言った。

ちょっかいかける?

「律、カザフ外務担当官はヒフィゼ家の配下だ。」

ウェティウス様がニヤリとした。

「つまりジャスミナ様の配下?」

いじめられた覚えないよ。

『私はダウリウス様の子分ですので。』

穏やかな目をしたグーレラーシャ人が少し笑った。

「ああ、ジャスミナ様の弟の。」

ウェティウス様のこと女だと思ってた時、ウェティウス様の婿候補だと思ってた人だよ。

『はい、ダウリウス傭兵ギルド長の子分です、本業は文官ですが。』

カザフ外務担当官が言った。

「そうなんだ。」

私は言った。

『クーシャルーカとは悪友です。』

カザフ外務担当官が言った。

「そのようだな、戦闘文官、クーシャルーカ警護官は近日中に向こうで合流する、大変だと思うが、頼む。」

ウェティウス様が言った。

戦闘文官ってなに?

『かしこまりました。』

そういって、カザフ外務担当官は優美なグーレラーシャの礼をした。

ウェティウス様は通信機を切った。


「カザフ外務担当官をサロンに入れればヒフィゼ外務担当官派にいじめられなかったかもしれん、気が回らなかった、すまん。」

ウェティウス様に昔のことで謝られた。

「大したことじゃないから大丈夫ですよ。」

私は言った。

「律は優しいな。」

ウェティウス様はそういって

私にキスをした。


あのカザフ外務担当官さん。

面白そうな人だから

帰ってきたらお話したいな。

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