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女王陛下(多分)と異世界人(確定)  作者: 阿野根の作者
律、異世界に召喚される。
21/103

その13 律、王都見学する....デート?

王都ってにぎやかだな、商店も屋台もたくさん出てるし、国際都市なのかな。


「竜人の人がいる。」

角とか尻尾あるし鱗に覆われてる、人型変身はエチケットの世界じゃないんだね、明正和次元と違って。

「竜連邦の人だろう。」

そう言う国があるんだね。


子ども達が綺麗な細工の飴をなめています、飴あんなに綺麗なのに子どものおやつ?大人もなめてる人いるな、飴なめてる大人は男性率高いな 。


「飴屋が近くにある、行こう。」

あ~、陛下、甘いもの好きだもんね...。


綺麗な飴細工の飾られたお店に先客がいた....わ、黒ウサギの獣人さんだ、ロップイヤーの。

「なあ、飴屋のおっさん、オレ、最近、この辺歩いてると、クスクス笑われたり、生暖かい目で見られたりするんだけどよ。」

その黒ウサギさんはぼやいた。

「異世界の賢い黒ウサギが今、王都にいますからね♪」

何か嬉しそうに飴屋の店主は言った。

「オレは男だって言うの、ったく、そんなに可愛いんかね。」

じ、自分の噂話ダメージです、可愛くないです。


「律は可愛いぞ。」

陛下、乱入しないで~。

「そうですよ、あ、陛下、お久しぶりです 、御生誕祭の飴細工はサリュウス秘書官からうけたまわっております。」

このお店、王室御用達なんだね。

「楽しみにしてる。」

陛下が嬉しそうに言った。

「と、言うことは、国王陛下かよ...。」

黒ウサギさんはビックリしてる。

「じゃあ、抱えてるのは、異世界の賢い黒ウサギさんですね♪、お姫さま抱っこじゃなくていいんですか?」

下ろしてくれないんだよね...いくら逃げないっていっても何か嬉しそうだし。

「ああ、そうだ、それだと、緊急時対応できないからな。」

頼むから下ろしてよ、赤ちゃん抱っこ辛いよ、荷物ないほうが楽だよ。

「お客さん、このポスターが異世界の賢い黒ウサギさんですよ。」

え?ポスター?な、何?綺麗な飴細工の飾られたお店のカウンターの向こうの壁にウェティウス様にお姫さま抱っこされた私の写真が!しかもポスターサイズだよー。

「可愛いな、確かに黒ウサギっぽいな。」

黒ウサギさんは言った、黒ウサギじゃなくて翼人だよ、私。

「恥ずかしいよ~。」

肖像権保護して下さい~。

「どこで手に入れた?」

ウェティウス様がきいた...欲しいの?

「律様ファンくらぶ入会特権です、会報誌は、異世界の賢い黒ウサギって言うんですよ。」

アダ名そこからかな?ゆるキャラ系だよね。

「異世界の賢い黒ウサギさん、あとでサイン下さい、ポスターに!」

...良いけどさ、読めるの?日本語?


「ウェティウス様、お願いいたします、もう限界なので下ろしてください。」

飴屋で椅子をすすめられた陛下はウェティウス様は私を膝の上に抱き上げて椅子に座ってます。

「律、駄々をこねるな。」

嫌だよ........またキスしやがった、天下の往来みえるところで。

「陛下、ひどいよ。」

恥ずかし過ぎる、店主さんは...何で目がキラキラしてるのさ。

「生っていいですね、ファンくらぶ会報誌に投稿しなくっちゃ。」

何でそんなにワクワクしてるんですか?


「律、甘いぞ。」

そうでしょうね、飴だし...あの、口移ししなくていいです、それ大ダメージなんです。

「...だから、棒つき飴にしなかったんだね。」

何でいつも、いつも、恥ずかしい事を平気でするんだろう?

「律の唇の方が甘いがな。」

.....だから、なんでキスする、下ろしてくれないし。


「なんで下ろしてくれないんですか?」

私は本当に限界だよ、王宮内なら...良いけどさってならされてる?

「律がさらわれると困るからな。」

さらう人なんて居ませんよ、庶民だし。

「なんで、そんなに囲うのさ?」

私が言うと陛下は妖しく微笑んだ。

「私は律に求愛中だからな、囲って当然だろう、他のものにとられたくないからな。」

誰がとるのさ?

「好きな女性は腕の中で囲っておかないと不安ですよね。」

飴屋の店主が言った....あなたもそう言う人なんですか?そうに見えないのに。

「そうだな♪」

なんで二人の心が1つになるのさ。

「異世界の賢い黒ウサギ、あきらめて下さい。」

ニコニコしながら言われたよ、店主に。


「.....おっさん、オレ、帰るわ。」

黒ウサギさんは、そういって帰った、何か、ダメージがとか呟きながら。


「日除けローブに刺繍してあげないんですか?」

飴屋の店主が紅茶を出してくれながらいった、いつの間にか、飴以外の御菓子まででてるよ。

「ローブに刺繍?」

なんで、刺繍するの?

「日除けローブ縁に、女性が親しい人にしてあげるんです。」

へぇ、そうなんだ、女王陛下は武人だからしないのかな?

「してほしいですか?陛下。」

私、刺繍ならそこそこ出来るからしてもいいよ。

「ああ、してほしい。」

すごく嬉しそう微笑んでに言ったよ。

「わかりました。」

そんなに嬉しいんなら、頑張るよ。

「律、ウェティウスだ、忘れるな。」

そう言うとウェティウス様は妖しく笑った.....忘れないよ、忘れないから首筋なめないで~、キスしないで~........恥ずかしいよ~。

「律、顔が赤いぞ♪」

何その嬉しそうな顔、ひどいよ陛下。


ウェティウス様、お外ではお願いだからエロエロ行為は避けてください、さっき、窓ガラスの向こうの人が目を丸くしていたよ、頼むよ、な、なにまたキスす..........何でそんなに獣系なのさ。

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