第八十九話 パズズ
第八十九話 パズズ
サイド 大川 京太朗
衝突した爪と刃。体格差に加え相手の風の加速に、人間の体など木の葉のように飛ばされる事だろう。
だが、今の自分ならば。
「すぅ……」
静かに息を吸いながら。するりと、剣で相手の爪を受け流す。そのまま脚部のみ『魔力開放』。瞬間的な加速で相手の側面に回り込み、続けて脇腹に蹴りを叩き込む。
『ガ、アア!!』
鈍く重い感触。しかし内臓を揺らされながらもパズズの動きに怯みなど一切なく、二メートルほど押しのけられただけで間髪入れず爪による反撃を行ってくる。
それを軽く身をかがめるだけで回避しながら懐に飛び込み、勢いそのまま魔力を纏った刃でもって胸から脇にかけて切り裂いた。
横を駆け抜けた直後に反転。振り返りざまに右翼を一枚斬り飛ばす。
『オ゛オ゛オ゛オ゛ォォッ!!』
背後に回ったこちらに間髪入れずに蠍の尾が下から跳ね上がる様に放たれるも、左の裏拳で弾く。そのままくるりと剣を回し、外骨格の隙間に刃を滑り込ませて魔力の加速もあり切断。毒針つきの先端がどこかへ飛んでいく。
瞬間、奴を中心に轟風が発生。こちらの身体を強引に弾き飛ばした。
その未来を視た段階で後ろに跳躍して衝撃を逃し、緩やかに着地する。顔を上げれば三枚羽で飛翔したパズズがこちらを見下ろしてきた。視線がかち合う。
それもほんの一瞬の事。両腕を大きく広げたかと思えば、勢いよくかき抱く様に振り抜かれた。
その動きに従って放たれる無数の刃。不可視にして不可避なかまいたちの群れは、自分を細切れにしようと迫ってくる。
そう、不可視にして不可避のはずのそれを――自分は、ハッキリと視えていた。
未来を視る魔眼と、一級の魔法使いであるレイラの魔力感知。その融合により、魔力の流れから完璧に刃の形と軌道を予測する。
軽いステップと『魔力開放』を併用してS字を描く様に後退しながら風の刃を回避。避けきれない物を剣で切り払っていく。
『オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛―――ッ!!』
かまいたちを凌ぎながら後退するこちらを追い立てるように、パズズは空中でランダムに回避軌道を取りながら両腕を振るい続ける。
連動して放たれる風の刃。それに視線を向けたまま、壁を走った。
僅かなオウトツを足場に、あるいは『魔力開放』の応用で空中に魔力の足場を作ってそれを踏み砕いて。
視える。動ける。今までの自分とはまるで違う。全ての動きに補正が入り、思った通りに――いいや。思った以上に戦える。
壁を縦横無尽に走りながら風の刃を回避しつつ、狙いを定めた。軌道を計算する事で僅かに減速した瞬間、自分へと殺到するかまいたちの数々。壁と言っていい密度のそれに、爪先を僅かに壁へと食い込ませながら膝を折りたたんだ。
『魔力開放』
これまでに経験した事のないほど、無駄の一切ない魔力の奔流。それに押し出された身体は、砲弾となって正面から刃の壁に直進する。
魔眼の動体視力でもっても速すぎる加速。かまいたちの壁と衝突する寸前、身体が捩じられる。さながら矢を弓につがえる様に。
直後、解放。全身の筋肉と放たれる魔力がのった白刃は風の刃を全て引き裂いて、一切減速する事なくこの身がパズズへと迫る。
見開かれた赤い瞳と目が合った。
――もしもこの眼の前の風神が神話の通りの力を持っていたのなら、自分など手も足も出なかっただろう。
それでも。今目の前にいる怪物としての奴ならば。
『ガ、ァア゛!?』
顔面へと蹴りを叩き込み、続けて上から下に踏みつける。肉が潰れ骨にヒビを入れながら落ちるパズズを見下ろし、反動で自分の身体は上へ。
勢いよく天井に両足を付けながら、その衝撃を次のアクションへのためへと変換した。
自分とレイラ。二つの意識が混在するというのに、あまりにも自在に動く五体。熟練の戦士を思わせるほどに、今の動きは洗練されている。
「っ……!」
だが、当然の様にノーリスクなどという事はない。
全身の関節、筋肉、骨が発する痛みに喉を引き攣らせた。肉体を十全に使うという事は、普段セーブしている部分まで酷使するという事。そのツケは、激痛として還元される。
『主様!?』
「構うな!戦え!!」
ここで止まれば押し返される!殺しきるまで止まるな!
千切れた肉も割れた骨も、痛みを覚えたその瞬間には固有異能でもって完治される。自分が耐えれば代償などないも同じ。
自分は知っている。今戦っている相手が、それと同格とされる怪物どもが、ほんの一瞬痛苦に怯んだ合間に戦局をひっくり返す存在であると。なれば、どうして立ち止まっていられようか!この程度の痛み、何度味わったかとうに忘れている。気にする様なものではない!
天井を蹴り飛ばし、垂直落下。後方にして真上にて石材が砕け衝撃が室内全体に伝わるのを感じるが、天井の崩落よりも数倍速く自分が真下にいるパズズに迫る。
振り下ろされた刃と、交差された爪が衝突。空気が押し出され、金切り声の様な音を室内に響かせた。
「お、おおお!」
だが、止まらない。刃を振り抜き、爪を打ち砕いてパズズの身体へと刀身が振り下ろされる。
僅かに軌道がそれ、脳天ではなく左肩から腰にまで引かれた赤い線。半瞬遅れて、傷口から盛大に血しぶきが舞った。
『ガア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!』
だが、それで怯む風の王者ではない。
爪が砕けようともその断面で貫かんと腕を伸ばすパズズ。それに対し体を反転させながら回避。兜の横を通り過ぎていった腕を、剣を持ったままの腕で担ぐように封じる。
瞬間、肩から背にかけてレイラが『白銀の林檎』の樹を材料に即席で作ったマントが腐り始める。熱病の風は、浴びるだけならともかく触れ合えばその浸食を抑えきれない。相性は、互いに良すぎるのだ。
それが広がり切るより先に、『魔力開放』も発動しながら足払いと共に背負い投げ擬きを敢行。十メートル以上飛び、巨体を二度三度と床にバウンドさせながらパズズが転がっていく。
壁に衝突する前に翼を広げながら体勢を整えた奴を前に、自分は左手を振り上げていた。その拳の先は、石畳の床。
左の籠手の隙間から、枝葉が生える。叩きつけられた拳が石畳を割ると同時に、腕に蓄えられた魔力が流し込まれた。
『大地よ』
紡がれる彼女の言霊。伝播した魔力が石畳に干渉し、その有り様を変質させる。
自然魔法。この身を杖としたそれは、今までの比ではない。超高速で作り出された石の突撃槍。それが波となってパズズを襲った。
殺到する石のランスチャージ。騎兵の群れに飲まれたかのように、奴の身体が押しやられ壁に叩き付けられた。
柔らかくも頑強な体毛も、鋼を容易く超える硬度をもつ鱗も。障子紙を破る様に突き抜けて槍がその身を食い散らす。
『ガア゛ア゛ア゛ア゛ア゛―――ッ!!??』
遂に、風の王者は絶叫を上げた。
それを聞きながらも、やはり立ち止まる余裕などありはしない。いつの間にか枯れ果てていた左腕の枝葉を置き去りに、駆けた。
石の槍でできた波を走り、目指すは敵の首ただ一つ。
赤い眼光は、まだ死んでいない。ズタズタになった三枚羽を振るったパズズにより、槍の群れは奴を中心に蹴散らされた。
散弾じみた速度で飛んでくる大小様々な石礫を前に、しかし減速は許されない。足場を失ってなお、飛び散るそれらを空中で踏みつけて更に加速。魔力を全力で噴かして、己が出せる最速を――!!
自由の身となったパズズが、こちらに突撃する。カウンターによりこちらの頭蓋を貫こうと、折れた右爪を振りかぶっていた。
暴風に押し出された奴の方が僅かに速い。その爪がこちらの胸に迫る。
胸甲ごと心臓を貫かれる――その未来を幻視し、否定する様に身体が動いた。
体を僅かに捻る事で、胸甲を爪が滑っていく。これは『白銀の林檎』の樹で出来た鎧。レイラの『自然魔法』と『魔道具作成』でもってこの場で作られたそれは、自分の魔装のどれより硬い。
それでなお、砕けた爪の断面が触れた端から黒く染まり、胸甲は腐り溶けていく。だが一秒もたなくともいい。半瞬もてば十分。それだけあれば――。
「しぃぁあああああああ!!」
魔力でもって加速したまま、王の首を白刃が切り落とす。
床を削りながら着地。壁に足がぶつかって停止するなりすぐさま振り返り剣を構え直すも、風の王者は動かない。首を失った体は、立ったまま粒子へと変わり始めていた。
もはやその身は動かない。落ちた首もまた、何を語る事もなく消えていく。
自分が――自分達が、『B+』の怪物を討ち取った。その瞬間を、しかとその眼に焼き付ける。
だがそれ以上の残心も感傷も今は不要だ。未だ戦う仲間を助けるため、踵を返した。
* * *
サイド 雪音
旦那様が戦うのを背後に、出入り口に陣取るリーンフォースと対峙するもう一体のパズズ。
風を纏うその身から感じられる魔力は、自分などとは比べ物にならない。
純粋な出力という点なら自分が勝るだろう。だが、魔物である我らを構成する『密度』が違い過ぎるのだ。
本来ならば、逆立ちしたって敵わない。しかし――。
『敵戦力を特一級と判断。全力戦闘を開始します』
旦那様が……いいや、レイラ様が作り上げたリーンフォースが、ここにいる。
『オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛―――ッ!!』
雄叫びをあげながら、疾風となって駆けるパズズ。その速度はなるほど。風の王者と伝えられるだけはある。
『コード:F――イグニッション』
だが、それに劣らぬ速度でもって、『炎の化身』が正面からぶつかった。
『ガ、ア゛ア゛………!!』
吹き荒れる風を纏った猛禽類を彷彿とさせる爪と、燃え盛る炎を纏った刃が切り結ぶ。
驚愕に目を見開くパズズの眼前で、リーンフォースの四肢は炎に包まれていた。その姿は、かつて戦った炎龍を彷彿とさせる。
それもそのはず。あの力は奴の逆鱗を核とする事で発動しているのだから。
『オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛―――ッッ!!』
王の一撃を受け止めた慮外者に怒り狂うパズズが連撃を繰り出す。目にも止まらぬ爪の乱舞を、リーンフォースが両足の炎を放出して後退する事で回避。
それを追い連撃を続けるパズズに、彼の戦闘人形は逆に大きく踏み込んだ。
脚力と炎が組み合わさった速度は先ほど後ろにさがった時のそれとは比べ物にならない。左右に広がる様に振りぬかれた爪を潜りぬけ、下からリーンフォースの拳がねじ込まれた。
左の鉄拳がパズズの腹にめり込む。炎の加速も乗ったそれに奴の身体が僅かに浮き上がった直後、後方に放出されていた炎が一点に集中する。
『ボルケーノ』
集束――解放。
熱線となった焔が拳から密着状態で放たれ、風の王者の腹部を貫く。
『ガ、ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!?』
腹に風穴を開けられ、臓腑を焼かれた王は絶叫をあげながら後退。だが、ここはパズズの巨体には狭すぎる通路である。
すぐさまリーンフォースが炎をまき散らしながら突貫し距離をつめ、切り結んだ。衝撃波に凄まじい熱量がのり、石材で作られた周囲を破壊していく。壁も天井も、砕け溶け落ち砂塵に変わっていくのが目を向けずとも魔力の流れだけで理解した。
その熱風から袖で顔を庇い、そっと両者の戦いを見つめる。
深紅の瞳を爛々と輝かせ、口端から血を流しながらもパズズの動きは陰らない。先の負傷は何かの間違いかと錯覚しかけるほど、その猛攻は凄まじい。
だが相対するリーンフォースもまた、理の外にいる存在だった。
熱砂の風を飲み込む獄炎を放出しながら、パズズと正面から打ち合い続ける。爪の直撃は剣で弾き、不意に突き出される蠍の尾は鎧の曲線で受け流す。それどころか猛攻の間隙を突いて炎を纏った刃を振るいパズズに次々と細かな傷をつけているほど。
一進一退。両者その戦闘速度を披露するにはあまりにも狭い戦場で、真正面から相手を屠る為に死力を尽くしているのだ。
そんな中で、ワタクシだけが後退る。
わかっていた。この迷宮において自分は『弱者』であると。持ちうる魔力の質が足りていない。パズズどころかナーガであっても一対一では勝ち目などないだろう。
あげくにあの熱砂の暴風と獄炎の乱舞。雪女の最も苦手とする戦場と化している。この身に宿る妖術では、大した事はできまい。
だが――この盤面を予想できていたからこそ、用意できた物もある。
「っ……!」
旦那様より頂いていたもう一つの『あいてむ袋』。着物の袖に忍ばせたそれから、四つの小さな玉を取り出した。
これはレイラ様にお頼みし、わざわざ作って頂いたとっておき。使うなら、今だ。
「『氷牙』!」
四つの玉を宙に放り、それらを覆う様にして形づくるは氷の槍。その数、十二本。
一斉に射出されたそれらは、それぞれが曲線を描きリーンフォースを避けてパズズを狙う。
だが、やはりその全てが両者の身には届かない。近付いた段階で八本が熱に溶かされ、残り四本も巻き上がる風に砕かれた。
そう、それでも――『四本は風の領域にまで届いてくれた』。
「伊の二番!」
『了解』
ワタクシの声と同時に、氷の槍に覆われていた玉が炸裂する。そして放たれる猛烈なまでの光。
いわゆる閃光弾の様な物。それを魔物にも有効なようにレイラ様が作ったこれは、ほんの一瞬通路を光で覆い尽くした。
パズズは視覚だけで敵を認識しているわけではない。魔力、嗅覚、聴覚、触覚。どれ一つとっても一流の感知能力をもつそれらが備わっているのだ。たとえ目潰しをされた所で代用が効く。
なれど……仮初とは言え肉の身体を持つ今は、強い光を不意に至近距離で浴びて怯まぬ道理などありはしない。
『ガ、ァァ……!?』
一瞬だけ潰された視界。それに動きを止めたほんの一瞬は、事前に起きる事を知っていたリーンフォースの剣閃をパズズに通させるには十分だった。
胸を横一文字に裂かれ、風の王者は血しぶきを上げる。アレは間違いなく、心臓まで切っ先が届いた。いかに魔物であっても、ただでは済まない。
更には傷口からの血の流れが既に止まっている。鉄すら容易く溶かすあの炎に焼き潰されたのだ。肉の焼ける臭いがここまで届く。
斬って、燃やす。あまりにも残虐に、しかし確実に生物を殺傷する一撃。
『オ゛……』
だが。だがそれでも、なお。
『オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!」
熱砂の風神は。風の王者は止まらない。体から黒煙を上げながらも双爪を閃かせ、暴風をまき散らしながら猛攻を続ける。
同じ魔物から見ても常識から外れているその動き。流石は『B+』と言うべきか。正に規格が違うとしか言いようがない。
その勇猛さに、心の底から敬意を払おう。
しかし……どうやらここで終わりらしい。
「ごめん、待たせた」
剣戟と衝撃波が響き渡る空間で、朴訥とした声が耳をくすぐる。それだけで、戦場であるにも関わらず心臓が跳ねた。
脇をすり抜けていった一陣の風。螺旋を描くように壁を、天井を駆けるそのお方は、あっという間に炎と風の嵐を抜けてパズズの背後をとる。
「お待ちしておりました、旦那様」
天井からの落下に合わせて、斜めに切り裂かれるパズズの背。その傷口を、鋼の具足が蹴りつける。
足蹴にされて体勢を崩す風の王者越しに、我らの主が命じる。
「畳みかける!合わせろ!」
『了解』
瞬間、前後から放たれる斬撃。魔力と炎を纏った刃が四枚羽もろともパズズの両腕を肘から切断。磨き抜かれた黒曜石の様な奴の爪が、炎に照らされて反射する。
『ガ、ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!』
両腕を失いながらも、パズズは吠えた。その鋭い牙を緑の騎士に。黒光りする蠍の尾を炎の騎士に向ける。
敗北が決定しようとも、道連れにせんと戦意を失わない。それは魔物としての本能か、この迷宮の王者としての矜持か。
だが、それも続けて二人が交差する様に刃を振るい、巨体を引き裂くまでの事。
白刃が首を斬り落とし、炎の剣が尾もろとも背を引き裂いた。ごとりと頭がボロボロになった石畳の上に転がり、猛禽の下半身は地面に爪を食い込ませたまま動かなくなる。誰がどう見ても、勝敗は決した。
沈黙が流れること、数秒。旦那様の荒い息だけが響く中、立ったまま風の王者はその身を粒子に変えていった。
残心をしながらそれを見送る旦那様。その前に、消滅していくパズズの身より落ちた物がひらりと舞った。それが意味する事は、たった一つ。
ワタクシ達の―――勝利である。
読んで頂きありがとうございます。
感想、評価、ブックマーク。いつも励みにさせて頂いております。どうか今後ともよろしくお願いいたします。
以下、ちょっとしたQ&A
Q.パズズ弱くない?
A.国側が『相性がいい』と判断するぐらいですからね、今回集められた冒険者。
まず、奴が纏う病魔の風は『A以上の抵抗』か『B以上の抵抗+異能』がないと防げません。その上で、レジストに失敗したら『A以上の耐久+異能』がないと覚醒者でも動けなくなり死に至る熱病にかかります。戦いの土俵に立つ事自体、かなりのハードルがあるタイプの敵ですね。
京太朗とレイラは『林檎』のおかげで完全レジスト。リーンフォースはゴーレムだから病気にかからない。雪音はモンスターなので以下略。って感じです。
なお、こいつが街中に出ると確定で県単位の被害が一晩で出ます。なんなら熱病に侵された死体からも病魔を帯びた風が発生するレベルです。存在自体が災害。
Q.白銀の林檎と相性悪くない?植物に病気や熱砂の風は天敵では?
A.はい。ですが『白銀の林檎』側も凄まじい耐毒や耐病魔の力をもっているので、互いにガンメタを張っているみたいな状況ですね。今回の戦いの場合、マントも胸甲も『半瞬敵の攻撃をしのげればいい』程度の物理的な防具として出していた感じです。
Q.今の京太朗ってどういう状況?
A.元が同じ存在だから、ノーリスクで融合している状態ですね。ただし、魚山の禁術と違って同じ存在な分ステータスとかに補正は入りませんし肉体は京太朗のままです。ただ、技量が凡骨な京太朗をレイラが補えますし、『林檎』の影響で超高性能な杖である彼の体を使いレイラも高出力の魔法を出せます。
動きに関しては、格ゲーでいうと『操作キャラの動きをプログラミングするレイラ』と『コントローラーでコマンド入力する京太朗』みたいな感じが一番近いかもしれません。
なお、レイラの補正にどうあっても身体が大変な事になるもよう。痛み以外は『林檎』のおかげでノーリスクですが。痛みの度合い?肉離れと不全骨折が同時に発生したぐらいです。アドレナリンどばどば出ていないと京太朗はのたうち回って戦闘どころではないですね。




