いただきますか?
【用語】
『煉獄/purgatorium』
:敗者復活戦会場。天国に行く資格がない信徒の大多数は異教徒と異端しかいない地獄にも行けない。神は天国を約束した。資格があれば。信徒は赦しを願った。資格はある。仕方がないから補講を受けたら天国にいかせてやるよ、チッ!っていうのが煉獄。公会議で二回も議論して決めた。死後の信徒の魂は地獄を味わうけど地獄と違って期限付き。最後は間違いなく天国にいけます。パウロ2世は嘘吐かない。皆が行くんだから他人ごとじゃない。生前の信徒は煉獄の先人を応援できる儀式もある。マニュアル(著者ベネディクト16世)も2005年に発行されています。
なお地獄の苦しみとは「地獄に居る」自覚であり、煉獄の苦しみとは「天国に行けなかった」自覚だそうです。
・・・・・・・・・・辛いわ、それ。
いただきます。
ごちそうさま。
コレ。
日本の伝統、だそうな。
百年前には在りもせぬ。
日本はギリギリ在った。
まあ国家や民族を創ったのは19世紀だし~。
で、日本の伝統。
どの日本?
いただきます。
ごちそうさま。
世界大戦末期に造られたスローガン。
などと思わぬ者は多かろう。
余談。
何故に。
貧乏って辛い?
つまりそれ。
日本列島の辺境から望まれぬのに駆け出した蕃族が自称欧州いやそこ欧州?に観せられた挙げ句「数こそ力」と勘違いして人口が多く領土が広いのが強い国、と盛大に自爆した後世。
まあ、ド田舎者って、多い大きいに弱いよね。
多い大きいは維持費も比例し利益は加算。
割に合うわけが無いことアプリのユーザー数。
約束された結果。
広告だらけにして尚も収支が解釈次第なオンラインサービスの破綻を一世紀先取り。
過剰人口を棄てる為の戦争が追い付かず破綻した昭和の貧乏生活の中で「食べる」に感謝する奇宗が造られた。
いただきます。
ごちそうさま。
なんのこっちゃ。
そら、豊かな土壌に安定した気候に豊かな鉱産資源に確立した農業社会に恵まれていたのだから、ただ食べられるのは、当たり前。
感謝なんかする訳がない。
むしろ意識自体しない。
三千万人の安定した人口であれば。
……愚鈍の無知で一億火の玉になれた。
だから、貧しく餓えて狭苦しく、敢えて必要もないのに破綻させた失敗の責任をとりたくないから、食べられる当たり前を奇跡に仕立てて感謝を強いて、馬鹿を黙らせ吊るされない様に保身のオマジナイ。
さあ、リピート・アフター・アス!
いただきます!
ごちそうさま!
感謝すること!
食べられるのは、お陰です。
食べられないのは自己責任。
決して日本史上最底辺の馬鹿が無意味に阿呆をしでかし皆を地獄に送り続けたからではないと認める為に、みんなはもっとバカにな~~~~~~れ♪︎
日本列島が小さく貧しい国になったのは、輩が日本を創ってから。
日本列島の歴史に置いて極々稀な例外。
昨日はそうだった。
ならば宇宙開闢以来ずっと、そう。
だから未来永劫、ずっと、そう。
産まれて死ぬまでどころじゃない。
動物にとっての宇宙とは、憶えて描ける範囲のみ。
人間ならば、違う。
人間は、少ないが。
とまれ伝統、文化、価値観とやら。
殴らずとも。
騙さずとも。
諭さずとも。
怒鳴りつければ済む程度。
まったくたいせつなものだ。
――――――――――馬鹿の逃げ口上として。
日本が、まだ、貧しかった頃
・・・・・・・・・・まだ、じゃない。
貧しくしたんだよね、明治クーデターから80年かけて一生懸命なにもかも間違い続け責任逃れだけで修正のチャンス全棄てして。
日本列島の歴史は基本的に豊かです。
馬鹿デカイ弧状列島は火山帯。
つまりは地下から吹き出す鉱物の宝庫。
太平洋の暖流を真正面から受ける。
つまりは緯度より温暖な気候で海産物たくさん。
そりゃ植生も豊富になるわな。
つまりは地球で希少な穀物生産最適地。
世界有数の穀倉たるフランスみたい。
だから怒ったフランス革命。
パンが無いなんてあり得ない!
当然、ギロチン。
日本列島はもっとツイている。
フランスは内外の干渉を蹴り出す為に欧州以上を征服しないとならなかった、のに。
日本列島の険阻な地形は移動を阻み、社会を壊す難民が生まれない。
更に日本海。
北上する暖流が対馬海峡で絞り混まれ急入。
オホーツク海で冷された寒流が南下して衝突。
常に大荒れ。
東シナ海。
日本海に弾かれた暖流で荒れ模様。
難民は内でも外でも生まれなかった。
科学技術が難民対応と移動を可能とするまで社会的無風常態。
黄金の邦だよ、いやホント。
食えて当たり前。
貧しさは人災。
いや、犯罪。
殺せば簡単に解決する。
地球の他では殺すと悪化するのに。
日本列島に許された、贅沢。
――――――――――殺せば済む――――――――――
・・・・・・・・・・殺さないからまだ済まない。
貴方が殺さないから悪い。
フランス人なら以下略。
さてもさても。
小さい?
貧しい?
資源がない?
であれば、犯罪と等しい無能が、吊るされなくて逃げられる、であらなくてはならない
・・・・・・・・・・僅かに異常な例外を伝え聴かされただけで認識を歪まされた人型動物の多いこと〃。
日本人はツイている。
誰もやろうと思わぬ失敗を全てコンプリートし続ける稀な才能に溢れかられるからこそ責任逃れしか出来ない霞ヶ関の官僚主義者に150年以上も支配されてる。
なのに、まだ、滅びていない。
――――――――――普通なら十回は滅亡。
滅びかけても踏みとどまってる。
それが地獄か。
それも地獄か。
煉獄か?
合衆国みたいに終わらないとか。
――――――――――始まってないからか。
始めますか?
Y/N.
【異世界大陸東北部/占領地域/軍政主府/軍政司令部/軍政司令官私室/青龍の貴族】
俺にやらせない。
「ヤらないくせに!煽りながら敢えてと観せながら!」
魔女っ娘がフォークを持つ。
「文字通り盃であり右腕であり右掌」
俺は魔女っ娘も持つ。
「そして肢体を擦り付けたいダメ今はお肉を食べて頂かなくてはと大混乱させるし」
食事前に慌ただしいな。
食事中じゃなきゃいいか。
「好きな男を悦ばせるに勝る憘びなし!どっちの肉で楽しませるか同時に出来たら出来ない順番〃待てない欲張りどうしよう」
魔女っ娘あたふた。
おや、図星?
「ひゃ」
「嘘は吐けない隠したい」
後で告白、無理強いさせるとして。
マメシバが俺の考え以外を読んでる。
魔女っ娘には読心器使えないよね?
自白剤、今は使ってないし。
「誰でもわかんだよ!」
俺に隠して置きたい内心が自分の目の前で判るように俺に告げられた魔女っ娘が入浴時や就寝前とは違う意味でいつもより余計に真っ赤
――――――――――これは毎時繰り返して更にアップグレードしなくては!
「ナニを考えてるか読まれて平気どころか好都合くらいに思ってるクセに曝かれた死ぬより恥ずかしいから死ねない女の子の煉獄は正確に把握して大好物って女の子たち自身と皆に知ら示して観せてるんですね
――――――――――こらこら言い聞かせるな貴男を悦ばせる為に隠すのを我慢しちゃうから!いやいっそ恥ずか死ぬで行き着かせてキレて哀願なにもかもされて恋愛のスタート切れる?」
マメシバの娘ども遊びはさて置いて。
マメシバ固有のスキルはさて置いて。
マメシバの隠さぬ陰謀はさて置いて。
仮称通称、読心器。
単なる技術。
思考が言語化された場合のみ。
発声されずとも反射的に発音準備に入る声帯周辺。
その肉体的反応を計測し蓄積されたデータと照合。
言語化された範囲だけ読める。
対象は限定。
言語というパターンを解析済みの地球人類。
個体ごとの発声特性を蓄積してしし続けている。
リアルタイムで肉体の全反応を計測してる高精度センサー装着。
対象の周辺の環境を把握し続けられる計測機器の範囲から出ない。
一つの条件で異世界種族には使えない、まだ。
異世界言語のデータ蓄積が不十分だからだ。
――――――――――異世界対応は10年以内を予定。
「恥ずか死めには使えませんよまだ」
10年を待たずに大変な体験をする魔女っ娘。
――――――――――哀れ。
「あ、読まれないから言わされてましたね、毎晩」
読めないからこそ思ってもいない考えつくことを洗いざらい。
――――――――――びっくりしました。
「大きな声で彼に向かって皆の前で思っていることを言わされるプレイを十歳からって先々ど~なる?ど~される?」
話す。
考える。
マメシバの言葉しか判らない魔女っ娘。
俺と料理と俺を魅て視て魅る
。
自分がどうされるのか判らない可愛い。
判らないから解らせられます。
自分が考えた可能性を、新たに言語化。
尋問するときに注意すること。
事実と虚構を容易く入れ換えられます。
情報収集する側にとって悪夢。
証人を通して自分の妄想を聴かされる。
犯人が自白しましたってコレ。
警察や検察。
裁判官に弁護士。
気が付きすらしない。
心理学なんて知らんから。
連中なら犯人を見逃して善人を破滅させるだけで済む。
犯人は捕まった、と信じれば社会に影響は、全く無い。
戦争でやらかされると俺が殺される。
だから俺は自白なんて当てにしない。
「自白剤だって嘘をつけないだけですから」
偽情報をバラ撒く為に騙した囮を敵に掴ませる。
「よくあるよくあるやったこと」
パズルのピース集めが尋問だ。
組み合わせればピースかどうか判るだけ。
ま、質問って、そういうもん。
事実かどうかなんて論理的整合性で解る。
「犯罪者を創る為にも使えますよ?」
尋問を通して自覚を植え付けるとか。
居ないことが必要ならば殺せばいい。
大義名分が無いと、それも出来ない。
仕事ひとつに無駄な手間をかけるな。
「仕事以外ならば?」
単なる遊びに使うだけ。
女とか。
「解ってやらせてヤらない鬼畜」
娘どもの可愛がりかた。
娘どもとか。
「視詰めて魅詰めて」
終わっている。
真っ赤な瞳がぐるぐる。
「ある意味で!始まってもいねーよ!」
復活中。
――――――――――いつもの。
料理のチョイス。
口に入れるタイミング。
――――――――――間違えない。
今日は?
「最適を迷わぬ彼女と最適を無視して観せ撞ける彼」
俺に食前酒を注ぐのは伊達ではない。
「前戯」
味で今、俺の食いたい物が解るとか。
「体液分析」
それに合わせて数日前から食材準備。
「愛の力」
近くに居れば解るもんだ居るのなら。
「なに食べたい?とか」
近くに居ないと判ってないな可哀相。
「コミュニケーション理論の基本」
言葉が必要な時点で始まってないから終われない。
「始まってる人の話は外に流れ様がありませんから、貴重なサンプル」
仲良くないと解ってるのに判ろうとしない。
好きな相手のことが判らない?
なんで好かれてないと判らない?
「嫌われることすら出来ない断絶」
俺やマメシバには縁なきこと。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まあ、ギリセーフ、かな」
「ふゃ!」
そこに魔女っ娘が傍から膝に乗りだしてくる。
・・・・・・・・・・つんのめっただけか。
「そら気になるよね♪︎」




