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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第二十章「北伐」

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989/1003

要らないから居ろ。

【用語】


『恒常性維持機能』

:エルフの体質。※第二章「東征/魔法戦争」〈まだ夜が暗かったころ〉より。

肉体を最良の状態にする、保つではない、機能。優れているから美しく魅え、健康だから好まれて、常態だから不老。

動物の本能。

劣っている者は醜くく感じる。病気の者は嫌われ逐われる。衰えることは老い死ぬこと。

エルフには縁がない。

動物は免疫力が強いから死に、弱いから死ぬ。

あらゆる病気、というか症状の大半は免疫反応だ。

病因を殺すために発熱し排除するために吐いて下痢になる。

アレルギーに至っては病因でもない物質に対する免疫の過剰反応。

そして免疫の努力に耐えられずに身体が死ぬ。

つまり免疫を強くするのは自殺行為なのだが。

そして免疫が無くても死ぬんだからいやはや。

その辺りの理屈を理解出来ない輩は多い。

エルフはボディーケアってナニな常に最適状態。

病気にならず怪我は治り易く疲れ難く毒は体内に吸収されないから効かない。

だから薬も効かない。対症剤は免疫反応の暴走を抑え身体の磁界を防ぐ物だから必要無い。鎮痛や睡眠薬など神経系薬物は身体に不要な毒判定。だから栄養補助剤はとても効く。

身体に必要があるものは凄く吸収し必要が無いものは摂取接種ともにスルー。

毒にはすぐ気がつく。味覚が優れているため「身体に必要が無い物」は不味く「身体に害がある物」は激不味に感じるから判明。

経験値によっては不味さで毒の種類や量が判るくらい。


自立と孤立。

どう違う?


考えれば解ること。

――――――――――だから教えよう。


独りで立てる者に手を差しのべる者は、いない。

必要としないのなら必要とはされない。

それは居ても居ないと同じこと。


孤独の意味を知らぬからこその戯言。

世界を滅ぼせないならば、自給自足などと言わぬように。

孤立に備えて孤立を招く間抜けども。


必要とさる者どもは必要とせぬ者を生かして置いてはくれないぞ。


――――――――――ナッサウ・ディレンブルク。

『資源安全保障論の基礎』より。




「つまり日本が初めて孤立を許される(世界を滅ぼせる)環境になったのだが、どうする?」


《衆議院国家戦略委員会議事録/野党委員の発言より》




【異世界大陸東北部/占領地域/軍政主府/軍政司令部/軍政司令官私室/青龍の貴族】


俺は飲んでる?

飲まされてる?


「母乳プレイへの渇望が診られます。オッパイ星人のデフォルト。実践するには仕込んでから十月十日。異世界で確認した限り同様。多世界種族交配は今まさに確認中。貴男の義務嗜好欲求必須条件あくしろよ」


母性とは本来存在せず必要とされないと生きられないヤバイ女が子どもに執着して縋り押し潰す為の言い訳だから相手のことを多少なりと思いやってフェードアウト推奨。


太古(昭和)の女作家の母親・妻フィーチャー感は異常」


原始の牡(昭和の男)は誰でもいいからこそ出来る誰にも必要とされない組織のポジション争いに狂奔していたわけだがそらそんなん観せられていたら子どもがゲーム脳(廃人)にもなるわ。


「文化人類学は女に語る必要ないから告白しよか」


巨乳好きが母乳プレイに惹かれるとか止めてください俺は母親と利用し合っても必要としたことはないんで代わりは居るからな。


ボテ(おまえがパパ)プレイ(になるんだよ)マザコン(赤い変質者)の対極だから大丈夫、その眼、掌

――――――――――ちゃうちゃう四番目で良いから五人(Colorful)の視線が痛いけど譲ってだんちょーまでこわくないしぃ~欲しくないこともなぃしぃ~比べられたことなぃしぃ~ってつかみゃいぅなあ♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎」


(大人)が情けないことを言うんじゃない。

無理しろ。

見栄晴れ。

子どもが観てる。


「ごめんなさい」

これからこれから。


「二人っきりの刻に囁きます♪︎」

目撃者がいないから即無視。


「衆人環視で叫ぶのは恥ずいから大きな声で!」

十分に恥ずかしいから先駆けさせてやんよ。


「「「「「「「「「「「「「「!」」」」」」」」」」」」」」


俺に構うな先に行けは部下の基本。

俺は任せろ先に行けは上官の基本。

戦場ではよくあること。


娘ども地雷犬代わりは赦されざる。

脱走兵とか不正規兵とかの使い途。

いずれも攻勢の刻です。


撤退時には任せろ俺に着いてこいが前提。


銃と弾薬持たされて足枷に固定された奴隷もいるが自爆トラップ付けない時点で無意味なんだよなぁ。


盾は前後に置き捨てる者。

受ける前提は負ける前提。


速さと距離こそ最大の防御。

とはいえ恋愛戦線異常無し。


娘どもを先駆けさせたら女のターンが廻ってこないぞ。


「うぐぅ

――――――――――ひゃ」

「ささ、ご領主様」

マメシバの前に割り込む、お嬢。


「「「「「これを」」」」」

「――――――――――キッツ」

マメシバに気付け杯を飲ませるColorful。


「・・・・・・・・・・」

頬っぺたを膨らませた魔女っ娘。


おっと、早よ飲まねば。

違う違う、まだ違う。


胸を庇うマメシバに魔女っ娘の頬っぺたをアピール。

「もちもちなら負けない!」

ほっとこう。

「誤読?科学(発声前分析)の敗北!意味解りません!化学(自白剤)で解決?」


毎食のことです。

食事以外もです。

熱い冷たい以外の場合、だけど。


「!」

二口目を楽しむ。


「~」

吸い上げて愉しむ。


「ふぁ」

これは食事に限らない。


休憩とか。

仕事中も。


食べたい刻に食べ。

飲みたい刻に飲む。


何故か周りに伝わる、らしい。


お茶とか菓子とか軽く何かを摘まんでいる刻、合わせて摘まもう再起動〃。

ヘロヘロ魔女っ娘に任せていると当人を潰してしまうので、要所〃で繰り返し繰り返し。


刺激に負けて潰されて。

刺激に応じて目を覚まし。

刺激に惹かれてぐっと我慢。


当然撫で転がす。


「お臍から下腹部も胸も肢体の前面でスリーアウトですが背面から背筋お尻を割ってシックスアウトのオーバーキルってコールドゲーム(介錯)救済措置(お情け)だってわかんだね」


馴れないが慣れる。

「ガンバリマス!」


ワンプッシュでリカバリー。

「ちょっと優しく!」


俺に要求するのが当たり前で無視され噛み付いて抗議しないと女じゃないよね。


「無視するために求めさせる女の子相手に失神したから女じゃない肉塊だって途中で停める悪魔(ドS)の所業だから直前で壊してエンドレスお預けにされてんじゃん最中に潰せば一気に全員コンプリート出来るから女の存在だけで止まらないたいちょーは永久機関の可能性」


失神寸前に取っ替え引っ替えすればエルフっ娘の一生に付き合えるって、夢みたい。


「啼いてる女の娘も居るんですよ!モニターしてますけど失神してないから女じゃなくなってないんですよ。意志が消失してるだけで反応してるし本人全部憶えてますからナニされてるか微に入り細に入りリフレイン。だからセーフですよ肉塊じゃなくて女体です。意志を正面から抱き潰さないと足りないってどうなの泣いてる女の娘ばっかりじゃん!」


おっきな声で報告会は食後の愉しみ。

「「「「「「「「「「「「「「~」」」」」」」」」」」」」」


あ、今朝は後回し。

「「「「「「「「「「「「「「!」」」」」」」」」」」」」」


「意思は無いけど反応はあり」

よくできました。


「赤裸々な罪の自白を強いる懺悔並みにドSだから意志を感じなくすると(獲物)ではなく弱者(保護対象)扱いになるから抱っこの自作自演」


「がんばれます!」

魔女っ娘、再起動完了。

「「♪︎」」

オカンエルフ(エルフっ娘)

おねいちゃん(お嬢)


いつもより余計に成長を讃えております。


「「・・・・・・・・・・」」


いつも通りに指先のノ字を書く俺の背に。

――――――――――不満を現す躾が足りない。

もっと全力面白く無いアピールしよか。


判るけど。

「ホント?」


次は自分だとな。

「具体的には?」


出番を譲り合い。

なお奪い合う。

多世界共通、娘どもたちの日常です。

「惜しいのがムカつく

・・・・・・・・・・貴女たちも抗議して(襲って)善いのよ?」


肩越しに胸を載せて乗り出すエルフっ娘。

食中酒の担当。


酒ならヘロヘロリセット繰り返しでも大丈夫。

飲み終わるまで保ち、俺の背中にヘタりこむ。

次のタイミングまでに復活再起動を繰り返し。


その酒。

舌をリセットするスピリッツ各種。

エルフっ娘によるセレクト。

固有の味が薄い品。


麦っぽいが、西の山々耕作不適地の産。

ライ麦っぽいならマジでウォッカみたいな。

スピリタスなら一口〃合間〃に最適だと思う。


生で飲むよりマイルドにできるエルフっ娘酒なら、なおのこと。


含むエルフっ娘が酔ったりはしない。

いや、一応は咥内に残さないけど。


エルフはアルコール分解(恒常性維持)能力が人以上。

ちびっ娘たちと違いアルコール耐性最強。

過ぎたらずとも100%薬物は無効。


薬すら効かないくらいだが薬の必要がない。

治癒力の高さは肌艶髪艶瞳キラキラ並。

とはいえ瞬間回復はしないから辛い。


治るまでの痛みが凄いことになるとかナニその地獄。

慣れて我慢しきれるくらい、ってどうよ。


電気的な神経ブロックに感動されたくらい。

いや、うちのエルフっ娘に怪我させたことはないけど。

マメシバが局所麻酔のテストをしてくれた。


本当に痛覚が無くなり感心していたエルフっ娘。

抓り捻り擽ったのは俺だから、マジで大丈夫。


後遺症も無いとかエルフ用に調整できた背景が怖い。


日本列島の異世界転移から僅か半年余。

公式に異世界侵略が始まって三ヶ月半。


今すでに異世界でも稀少種エルフの神経を操作可能。

どうやってエルフの神経系統を把握したのか解る。

どれだけエルフの神経系統を試したのか判らん。


運と勘とテクニックに伴う実践数。

まあ人体実験への忌避感も現代風か。

忌避感すらない異世界なら容易い。


国も民族も成立する前、成立するか不明。

しかも同種同族意識すら創られていない。

だから帝国も人体魔法実験では嫌われず。


まあ

―――――――うちのエルフっ娘が無事(受益者)で善かった善かった。


今はエルフっ娘が酒に強いならば善し。

だから酔わずに味を楽しむエルフっ娘。

舌触りや喉越しも楽しんで欲しいとか。


後、楽しんでいる俺が歯触りとか舌触りとか何より風味を気に入ってるのは知ってるけど、純粋に酒にも合うか聞かせて欲しいそうな。


――――――――――スピリタスの杯にピッタリです。

エルフっ娘はここまで。

・・・・・・・・・・・・我慢している、乗り出したいのを、かなり必死。


あと少しで枷を壊して逆上させられる。

愉しみ。


なお。

エルフっ娘自身の食事は俺が口に運ぶ。

口移しじゃないぞ。

ちゃんと指で。

軽く(甘く)噛まれたり舐められる(咥えられる)のは御愛嬌。


「ってレベルじゃね~ぞ」


俺に食わせる、ちびっ娘たち。

合間を縫って食わせるエルフっ娘。

三尺三寸箸かな?


「大叫喚地獄で声も漏らせず啼かされてますわこれ。業を満たして昇天させてあげましょーよ啼いてる娘たちも居るんですよ!」


ては、ちびっ娘たち。

料理を食べさせてくれます。

これは途中で失神されるといかん奴。

――――――――――スッゴい笑顔。


「凄っいトロ顔」


二人で分担。


お嬢。

俺の左手。

副菜の担当。


パンみたいな物各種。

ナンみたいな物と混合。

具なしピサ生地焼いた物。

カルツォーネみたいな物にも具はない。


焼きたて以外にあり得ない。


サラダ。

生野菜、扱いなのは果物が中心。

瓜系は野菜なのか果物なのか。


葉野菜は無し。

火を通す料理に使われます。

品種改良がされておらず蘞味が強いから。

現代日本ならキャベツなんか生が一番まであるのに。


果実や瓜は瑞々しく固有の味わいが深い。

だからドレッシング文化は無し。

俺の好みに合うのか、合わせているのか。


スープ類。

生食より映える葉野菜や根菜が中心。

肉や魚は直接に食べるから使わない。


主食が煮込みの場合はポタージュだったりするが、普段は出さない。


肉魚野菜でいっぱいの煮込み主菜を作るのは、戦闘糧食として、だそうな。


うちの娘たち(特権階級)の感覚。

なので俺たちも遠征中はそれ。


ちびっ娘二人は知ってるだけ。

兵士じゃないからね。


エルフっ娘は鍋奉行になります。

戦場慣れしているから。


だから今、駐屯地内では副菜。

野菜たくさんクリアスープ。


お嬢の場合、取り分け役への指示もこなしています。

他人なり身内なりを指揮するのは魔女っ娘には無理。

エルフっ娘が失神覚醒繰り返しなら、お嬢だよなぁ。


では、右手。

「間違いなく右掌ですわ間違いない」


魔女っ娘

右側の料理。

主菜担当。


作って食べさせてクローズド・サイクル。


俺の眼をいつもより余計に魅詰めてる。

正常化の申告。

俺の確認を確かめて役割に取りかかる。


「肉体接触最低限、匂いと仕草で彼の身体が今その瞬間に求める物を察するってスゴくない?」


誰だって親しい相手の欲しいことは解るもんだよ。


「解るくせに与えないとか絶許」


あまねく全て、尊重すべき人は皆、絶対に赦してくれます。

赦してくれない者はどうでもいいよね。



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