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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第二十章「北伐」

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982/1003

あれが最後のメイドたちとは限らない。

【用語】


『メイド』

:女性の使用人。主なイメージは連合王国(イギリス)はヴィクトリア時代にでっち上げられた特殊な例外。産業革命による社会不安に対し形式(偽りの安定)を武力で強要した時代。成り上がりが病的な差別意識と合併症を起こして富裕層に成り澄まし。元々のソレとは(えん)所縁(ゆかり)も無いクリーチャーを創り上げた。

ので、異世界には関係ない。基盤となった宗教も社会を壊した産業革命も無いので。

異世界のメイドは古代ローマ特権階級風。氏族組織を造り保つ上で血統を保証できる女を互いに人質に出す。同盟の証ならば契り血統をまとめ、庇護を得るなら使用人として家内に保護される。その意味でいえば、執事よりメイドの方が立場が強い。例えば、お嬢の家に仕えるメイドは傘下の中小氏族の娘たち。王城メイドは帝国の庇護を受けたい上流氏族の娘たち、だった。特権階級の娘は王族相手でも使用人は無い。格の違いがよほど大きくないと、血統をまとめずに家内に入れるのには危険な力を持つからだ。

だから、お嬢の突入も青龍の貴族による拉致軟禁も異世界ですら「味方以外の実力者と日夜同衾なんて命知らず」と異常に観えている……「青龍だから」と割り切り始める向きもあるが。


繰り返しますけど、服を着るのは上流階級だけです。

総人口の10%くらい。

余り布を巻いて縛ったら服、っ言うなら話は別です。


21世紀の地球人類だって、多数派(非先進国)はそれ。

――――――――――さておき。


異世界のファッション。

制服、つまり作業着が基本。

防寒着も作業着の一種です。

寒い気候の屋外作業の道具。

プライベートは真っ裸。


彼女たちみたいに。


寝間着、って言うじゃないですか。

あれ、寝る刻の服じゃないんです。

寝る間(休む部屋)で着る服、ってことなんで。


地球人類もそうだったし、そうなんですから。


わざわざ、寝る部屋で着る、って言うでしょう。

敢えて名付けるのは、着ないのが標準だから、なんですよ。

当たり前なら名前なんか付けない、ですからね。


ましてや寝床、があるとして、睡眠中に着る理由がない。


本題。

メイド服は作業着です。

んが。

魅せるのも作業ですね。


だから機能美が重んじられる。


この辺り地球とは違います。

欲求不満のヒステリーBBAの八つ当たりで創られた伝統風。

偽造してでも観せるばかりで使わないことが前提の現代風俗。


起源は同じでしょうが、発達過程に宗教的バイアス無し。


異世界流は脱ぐ前にアピール。

どうせ使う刻は脱ぐんだから。

脱がせる前に見極めさせよう。


立ち居振舞い、っていうじゃないですか。


だから薄く丈夫な布地でボディ・ラインをアピール。

髪はまとめて顔や表情を魅せ小顔や頭身をアピール。

束ね髪やリボンを対照的な服色に浮かせてアピール。

そして長いソレが所作を追って流れるようアピール。


僅かな仕草、いえ静止すら判り易く、誇示。


ただ、肌を魅せられないのは、弱点です。

まあ、肌を護り魅せ過ぎない様にですが。

あと、肌を露すのはそれを使うときだけ。


異世界の風俗。


()()()

彼女らには、ソコをアピール出来る様にしたんですよ。

真っ裸だと魅られますが。

これなら魅せたい刻に魅せたいトコを、魅せられます。


魅せる為に隠す。

コレですよ、コレ。


《他世界文化不干渉原則の最中に行われた「まだ処女がなんか言ってる」「欲しい?」「獲るけど」「……」ブランド・プレゼンテーション》




【異世界大陸東北部/占領地域/軍政主府/軍政司令部/軍政司令官私室/青龍の貴族】


俺の周りはマメシバ・ブランド。

女と女の娘しかいないからな。

マメシバ自身も自作の制服。


制服が自作ってなんぞ?


陸上自衛隊正服女性用、のコスプレ。

あれダサいからね。

改造ではなく造る気持ちは良く解る。


マメシバは女の服しか造らない。


結果、俺以外の皆が、マメシバ・ブランド。

私室に男がいないからだが。

とはいえ全員分造るのは無いから身内のみ。


身内の基準は俺と同じ。


此処には俺、うちの娘たち。

メイド五人衆。

メイド長。

だけじゃない。


「居ますよ?居ますよ!居ますから♪︎」


俺はハイスペックを合わせたら出現した創作料理のような駄犬(マメシバ)()を撫でながら、娘どもたちみたいに撫で転がさない様に、注意。


「そのこころは?」


(マメシバ)を剥いて肢体を好く味わっていたら最高の料理に集中できん。

それは食後。


「女の娘へは常態(いつもの)


女の子の前で(マメシバ)を取り扱うのは最初の衝撃が減って宜しくない。

それは後日。


「いつも観てます」


当たり前だと思われたら悦び悦ばせが少なくなるから大変残念。

あとで体感。


「尊厳破壊やめい」


俺より暴力に長けているから言い訳させないのも後でゆっくり。

逃げてよし。


「逃がさないくせ」


後では後で、今、肝心なのはマメシバではなく

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

わかった判った解った。


「チョロい」


フリじゃない女であるなら誰でも好いが特に顔と肢体と性格が好い女を余すことなく味わうのは当然だ。


「♪︎!♪︎!♪︎!♪︎!♪︎!♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎」


いつでも口説いて好いから口説いている地球人類の女(マメシバ)は後で押し倒して人生観を書き換えるとして。


異世界の女、なのか女の子、なのか微妙な方々。


時々、増えます。

日に何度か定期的に。

あくまでも、うちのメイド。


メイドメイドと言っても多種多様。


準コーカソイド。

金髪碧眼白い肌。


異世界の人間種ばかり。

異世界で数が多いから。


一般労働には多数派種族。

場所や道具を揃える上での効率化。

異世界でも人間の特徴が汎用性と。


後は役目柄、容姿が重要。

そんなメイドさんたちの種類の話。

人間種、準コーカソイド、美しい。


メイド服がたくさんある。

王城に滞在している特権階級代表。

参事会の最有力家系の当主御一行。


他に奉公してる者が混在。

そりゃ各家々から家臣団が来るよ。

支配人、番頭、手代、傭兵、伝令。


明確な役割だけじゃなく。

全般的補佐を務める無任所も要る。

この辺りがメイドさんの役目だが。


彼ら彼女らが絶対に必要。

でないと邦を動かす有力者が停止。

丸投げ占領政策も止まってしまう。


結果、集められた奉公人。

やっぱり滅ぼそうかは避けたいね。

その中で目立つ役目はサポート役。


目立たせてると言うべき。

要人は目立っちゃダメ、だからな。

動き動かぬで色んなことがバレる。


だから目立つは目眩まし。

それもサポートと言えなくもない。

同時に魅た目で魅せる家具の役割。


要人の側に侍る、役目柄。

緊張感を和らげストレスを減らす。

慣れて教えて済まないのが、容姿。


そりゃ集められる訳だよ。

これは人間同士でないと出来ない。

それは対等の人間相手に望めない。


更に〃と付け加わる意味。

取り分け特権階級代表が集う場所。

実力を誇示することも役目の一貫。


メイドさん自体も目立つ。

費用も手間も伝統も物腰に現れる。

一流の使用人を造れるとアピール。


これは執事さんも、だが。

それを競う場所と場合になってる。

そりゃメイドさんがいっぱいだよ。


五つの特権階級代表。

参事会自体で一種類。

出入りする参事たちそれぞれの側付き。


その中を行き来する王城奉公人。


王城メイドの色々。

王城に出入りしているだけでなく。

国際連合占領軍駐屯地雇用者のみ。

あくまでも王城メイドの場合だが。

いや人種ではなく。


多種多様なメイドの中で、一番に目立つ。

王城での行動制限が少ない。

自動機銃や地雷に殺されない範囲を把握。

だから、むしろ制限する方。

他のメイドはおろかゲスト一般の誘導役。

領民一般と距離を置いてる。

支配者交代の余波で迫害されたからだが。


帝国時代。

華美を誇示しがちな他家の衣装。

誇示する必要が無い故に控えめ。

その伝統。


だからこそ出入りが増えた華やかな他家他組織のメイドたちの中、うちのメイドさんたちが目立っている。


そんな中で俺に直接会う皆さん。


執事さんたちは偶に観かけるだけ。

うちの娘たちが常に一緒だからね。


基本的に男の視線を避ける身分だ。

特に、うちの娘たちは人目を忌避。


人目が平気なのは、お嬢くらいか。

――――――――――呼吸と同じくらいに、自然とあしらう。

魔女っ娘は俺に拾われるまで、人目を強いられた人見知り。

・・・・・・・・・・そりゃ思う存分、俺に隠れるよね。

エルフっ娘は、魔女っ娘の保護者として社交を強いられた。

・・・・・・・・・・今も他人に会うときストレスフル。

Colorfulに至っては出逢い頭に殺される被差別種族。

・・・・・・・・・・殺される覚悟を教えられて育った。

だから限定された女の使用人だけが俺の周りに配属されてる。

・・・・・・・・・・そのメイド五人衆も、犯罪被害者。


ここまでレギュラー。

なら、助っ人は?


メイド長は(雇用主)と連携するために常駐だから、それ以外。


メイド長への伝令役がツーマンセルで数組。


Colorfulみたいな軍属以上でないと通信機は与えない。

原則的にIFF(味方識別装置)付きの発信器だけ。

だからメイド長、王城の女奉公人のトップには定時連絡がある。


緊急連絡が、無いのは組織が巧くいっている証拠。

本当に緊急なら執事長さんが裁いてくれるだろう。


執事長さんがいるからこそ、メイド長が俺に近侍できるのか。

そしてメイド長でもメイド五人衆でもないメイドたちも来る。

軍政司令官付ではなく軍政司令部付のメイドさんたちのこと。


軍政司令官私室と軍政司令官執務室はメイド五人衆の担当。

シスターズ&Colorfulも、お手伝いしてるけれど。

八人は俺自身を受け持って受け持たれているのでそれ以外。

うちの娘たちでもメイド五人衆でもメイド長でもない方々。


軍政司令部全体、専任のメイドがいる。

交代じゃなくて、これだけなんだとか。

メイド内で選りすぐられた精鋭の一団。


メイド長曰く、全員が志願者で、リスクとコストを覚悟完了しているそうな。

・・・・・・・・・・リスクとコスト?


俺の近くだからね。

――――――――――テロ攻撃最有力。


それを判って協力してくれてるから国際連合優先順位第一位。


――――――――――現地協力者――――――――――

二位が地球人類民間人。

三位が異世界有価人物。

・・・・・・・・・・俺たち兵士はランク外だよ、もちろん。


戦って死ね。

――――――――――国際連合軍事指導者(合衆国大統領)有難い御言葉。


つまり(兵士)には、うちの娘たち(序列一位)抱く(盾になる)必要があるんたが、役目柄も。


専任メイドもメイド五人衆もメイド長をも、含む王城奉公人たちは死亡禁止序列第三位。


メイド五人衆との違いは住んでる場所。

専任メイドは軍政司令部区画外に居住。

まあいずれも王城の中なんだけれども。


今、私室に入って来た彼女たちは、マメシバ・ブランドではない。


異世界の伝統的なメイド装束。

肌を隠して肢体を隠さず。

髪は長く、まとめて垂らして。


あ、でも、やや違う処もあるな。


画一的な制服にも遊びの裁量はある。

そのやり方にマメシバの影響がある。


フリル、リボン、小物の位置、等々。

一人〃が魅せたい処の近くに付ける。


眼を曳きさえすれば、魅せられる自負。

なるほど、容姿を基準に選ばれた訳だ。


「ふふん♪︎」

ドや顔マメシバ好い笑顔。

なるほど。


顔も好い。

肢体も好い。

心地はこれから。

殺すのも生かすのも得意で多世界ハイブリッド医療の第一人者として知られたキラキラネーム。


才能に報酬は要らぬ。

振るえる以上の喜びはなし。

それは皆、同じだな。


俺が食い。

君が創る。

これからもず~~~~~~~~~~~~っと魔女っ娘にごはんを創ってもらおう。


「♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎♪︎」

スッゴく頷いてるぞ、さっきまで意志不明だったのに。


「読まれてる読まれてる非科学的に伝わってる肢体の接続が生んだ愛の奇跡をいざ産ません!」


他意は無いんです。

魔女っ娘の魔女の善さに付け込むだけで。

あれ反応変わらん。


「伝わらない断固として意志返品」


皆の構われたがりが急上昇しています。

優れた人間には俺の様な凡人が必要、って訳だ。

ならば、もっと余計に楽しく愉しもう。


正気になった、うちの娘たちに判る様に。

「「「「「「「「!」」」」」」」」


メイド五人衆やメイド長にも解り易く。

「「「「「「!」」」」」」


なにより専任メイドたちにこそ伝わる様。

「「「「「「「「「「♪︎」」」」」」」」」」


メイド率67%!


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